ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

シンクロニシティー(偶然という運命)

2016年05月11日 | こころ
dropさん、unknownさん、コメントありがとうございます。

ふっと離れた友人のことを考えていたら、
偶然にも、数年ぶりに電話がかかってきた
なんてこと、ありませんか?

心理学では、こうした偶然を〈シンクロニシティー〉〈共時性〉と言います。

〈シンクロニシティー〉とは、「偶然は事象を積み重ねにより起きる必然である」
などとも言われ、

人生には、偶然として片づけてしまうにはあまりにも奇跡的で、あまりにも運命的なことがおきるものです。

今の私で言うと…

全国から同じ時に、同じ大学院で臨床心理学を学んでいる30人も
ここに集っているだけで、それは、シンクロニシティー。

今、ここに共に在ることの不思議。

ものすごい低い確率での出会い。

離れた場所で、それぞれ違う職業、年齢、性別の人々が
同時に大学院を目指し、受験して、同級生となる。

そして、憧れの先生方に教えていただく。

幸せだなあ~。


以下、シンクロニシティーの概念を提唱したユングの説明です。

***
人々の心(複数の人々の心)にあるファンタズム(夢・ヴィジョン)と主観は同時的に起きているのであって、

ファンタズムが起きている時には
互いの心に(ファンタズムが)同時的に起きていることに気づいていないが、

後になって客観的な出来事が、多かれ少なかれ同時的に、
離れた場所ですら起きたと判明することになり、
それについて(客観的な出来事が)シンクロ的に起きたのだと確信的に考えることになる。

なお、ユングは様々な著書で、人間の意識同士は実は、
集合的無意識(collective unconscious)によって、

そもそも交流している。

個々の人の意識が集合的無意識へと反映されるプロセスもある。

人の心は表面的には個別的であるかのように見えてはいても、実は根本的には交流している。

***

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする