ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

♪扇風機は歩いて来ないだ~から、自分で出すんだよ

2010年06月23日 | メッセージ
あるお父さんの話。

娘さんの話によると、
家ではお父さんは扇風機を出したりしないし、
クーラーのスイッチも触ったことがないという。

誰がするかって?

奥さん(お母さん)か娘さん。

お母さんは、家の事を何でもして
ストレスが溜まる?のか
たまに父親を残して旅行に出て、
留守をされるそうな。

ちょうどこのところの暑さに、奥さんの不在。

お父さんは、娘さんと二人の時に
「扇風機が、なかなか出てこん(来ない)。
扇風機が、なかなか出てこん。」
と、何度も言うらしい。

私は、その話を聞いて、つい可笑しくなって

「扇風機は歩いて来ないよね。
『出て来ない』と、お父さんがおっしゃってるのは、
『扇風機を出して』と言われててるんでしょうね。」

案の定、「そんなの、男がすることじゃない」
と、絶対しないそう。

お母さんが、
「はい、はい扇風機」
と出してくるそう。

少なくとも、それが40年以上続いてきた計算になります。

お父さんの巧みさに操作されていたと知った娘さんは、
今回、お父さんが騒いでも
敢えて扇風機を出さないでいたんです。

父親がそういうタイプで、母親が過剰適応。
よくあるパターン。

破綻しやすいのは、親的役割を果たして来た方。
このケースは、母親の方です。

母親も父親がはっきり「扇風機出して」と
欲求してこない限り、
過剰に適応しないことが大切。

夫もこどもも自発的に行動するようになる鍵です。

つまり、相手の能力を値引き(ディスカウント)しないということ。

とうとう、お父さんは
重い腰を上げ自分でクーラーを入れたものの
「クーラーが利かん(利かない)。クーラーが利かん。」

ついに、折れて確認に行った娘さん。

冷房でなく、暖房が入ってたそう。

今まで、自分でスイッチを入れた事がないから
…ドンマイ、ドンマイ!

このチャーミングな?お父さんに替え歌を送りましょう。


♪扇風機は歩いて来ない
だ~から、自分で出すんだよ。
一日一歩、三日で三歩…


お父さん、がんばって!
コメント (2)
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