「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

うたのピースウェーブ

2006-08-26 22:53:48 | ボランティア
今日は、「第8回うたのピースウェーブinくすのき」というイベントに参加しました。
これは、『平和の花を咲かせよう「愛、平和、うたのコンサート」』として、歌を歌うことで平和を願っていこう、というものです。
先週始まったフットケアセラピスト養成講座の受講生が、この催しの司会を担当していて、私のボランティアの話を聞いて、押し花しおりを販売することを交渉してくれました。
病院の院長の主催で、病院のプレイルームを利用し、大勢の人が集まって、みんなで歌を歌ったり、平和の思いを語ったりします。
歌は前もってみなさんからリクエストを募ってあったそうで、昔の唱歌や童謡、歌謡曲、それに平和を願った歌など、幅広い分野の歌をみんなで楽しみました。
私は音程をみださないように、小さな声で歌いましたけど・・

会場には、病気の後遺症がある人たちがコーヒーを振舞ったり、戦争放棄の憲法条九を守る会の九条茶、九条せんべい、憲法九条を染め抜いた風呂敷などの販売、それにユニセフのハガキの販売などもあっていました。
その一角で押し花しおり、シールを販売させてもらいました。

特別企画として、昨年はアンネのバラについての話で、そのとき花の苗が足りなくてもらえなかった方への贈呈式もありました。
今年は「紫花だいこん」のお話でした。菜の花より少し大きめの薄紫色の可憐な花ですが、これには平和への想いが込められているそうなのです。

日中戦争のとき、兵隊として中国に渡った薬学者の山口誠太郎氏は、南京で大勢の中国人の虐殺を目の当たりにし、とても心を痛めていました。
そのときに周りに咲いていたのが、「紫花だいこん」の花だったそうです。
帰国するとき、その種を持ち帰り、「紫金草」と名づけて、亡くなった中国人の方たちの冥福を祈って、一人で種を蒔いていったそうです。
終戦後、その話を聞いた人たちによって、南京の犠牲者への鎮魂と不戦、そして平和を願って蒔き広められ、今、日本中でその花を咲かせているのだそうです。

そういえば、最近、うちの実家の庭にも、春先になるといっぱい咲いています。
見かけない花だったので、なんと言う花だろうと尋ねたことがありました。
今日は、種をわけてもらいましたので、さっそく我が家の庭にも種を蒔こうと思います。
コメント
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