カッパの女房

縁あってASDのカッパさんの嫁になりました。
カッパさんの飼い主・・・いや嫁として日々修行中です。

フクと魔法の頭痛薬

2020-06-10 15:38:51 | 日常のあれこれ


50才をずいぶん過ぎても頭痛は治まらない。

もう、頭が痛いのはイヤだ。

助けて・・・

とワラをもすがる思いで大きな総合病院の脳神経外科をたずねた。

もうずいぶん前の夏のことだ。

朝、9時に行ったけどやっぱり混んでいる。

1時間以上待ってようやく診察だ。

思った以上に年配の医者だった。

でもニコニコしていて優しそうな好々爺だ。

スターウォーズのヨーダに似てなくもない。

私はA4の用紙に年間のカレンダーをコピーし、

頭痛のした日を○をつけて持って行ったのだが、一瞥もくれなかった。

まあいい。

そして私が若い時から頭痛に悩まされていること、

ひどい時は倦怠感がハンパなくって、

嘔吐や胃もたれ、眼精疲労、肩こりのオンパレードで、

一滴の水すら飲むと吐いてしまうことなど、

A4用紙を握りしめ涙ながらにトツトツと語った。

好々爺はうんうんと優しそうな眼差しで耳を傾けてくれ、

「とりあえずCTスキャンを撮ろか」と言った。

「CTは予約しないとダメなんだけど、トップダウンですぐ撮れるよう指示するからね」

と好々爺はニヤリと笑った。

どうやら病院内では高い地位のようだ。

言葉通りすぐCT室に案内されCTスキャンを撮った。

しばらくして私は好々爺の診察室に呼ばれ、

脳のCT画像の前に座らされた。

「うん、問題ないね」と好々爺はきっぱり言う。

よかった。

「じゃあ、お薬だしておくからね」と言ってから、

「最後にもう一度確認するけど、○△%$#*+?*※●◇#・・・やね?」

と私に聞いた。

私はつい「はいっ!」と返事したものの、

「え、何て聞いたんやろ?」と不安になった。

なんで患者はこうも医者に弱いかなー。

「え、なんて言いました?」と聞けばいいのに・・・。

でも、症状は細かく説明したから大丈夫やろと

自分に言い聞かせた。


さて、その2か月後に強烈な頭痛が襲ってきた。

1日目は市販薬で抑え込もうと試みた。

でも、全然収まらない。

吐き気も襲ってきた。やばい!

とうとう伝家の宝刀を抜くときがやってきた!!(大げさな)

処方してもらった頭痛薬を飲むべし!

その薬は非常に小さいものだった。

1回1粒でいいらしい。

半信半疑で服用した。

すると!!

なんと言うことでしょう!!

2時間もすれば、みるみる頭痛が引いていくではありませんか!

吐き気も倦怠感も眼精疲労、肩こりも・・・

その全てが静かにゆっくりと波が引くように遠のくではありませんか!

恐るべし!頭痛薬!

恐るべし!ゾーミック(薬の名前)

あまりに効いたので狐につままれたようだ。

でも、その数か月後、同じ奇跡を体験する。

薬の力ってすごいなーーー。

本当に研究、開発してくれた人たちに感謝だよー。

もうほんとにね、会って花束渡してお礼を言いたい。

魔法の薬は、本当にしんどい時にしか服用しなかったんだけど、

処方してもらった6錠は2年を待たずに使いきった。


総合病院に薬をもらいに行くとなると、何時間も待たされる。

近くにできた内科に行くことにした。

「片頭痛がひどいのでゾーミックください」と言ったら、

「オッケー」ってな感じで、診察は3分ほどで終わった。

「なんならロキソニンもだしまひょか?」と言ってくれたので、

「オフコース!!」ってな感じでロキソニンも処方してもらった。

今回はゾーミック10錠、ロキソニン20錠を手に入れた。

(※実際にはジェネリックにしてもらったけどね)

頭痛を感じた時にまずロキソニンを飲んで、

次の日も頭痛が続いていたらゾーミックを飲む。

いきなりハルマゲドン頭痛が来たら、ロキを飛ばして迷わずゾーミック。

これで、なんとか頭痛に悩まずに済みそうだ。

本当に本当にありがとう、ゾーミック!!

みんなも、頭痛がひどい時は内科で薬を処方してもらってね。

(もちろん診察の上でだよ)

人生、変わるよ!!

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