コロナワクチン予約のパヴァーヌ

よくわからなかったけどパヴァーヌって言葉使ってみた。

※パヴァーヌ＝16世紀のヨーロッパに普及した行列舞踏

狂想曲でもよかったが、カタカナにしたかっただけ。

あまり深く追及しないで・・・。


さて本題。

フクママは８０才。

胸を張っていいくらい、優先的にワクチン接種の対象者。

でも居住区のワクチン予約受付日に孫(私にとって姪)の住む福井に

旅行に行っていた。

なんと呑気な！

同じ地区の老人たちが

「ワクチン予約できた？」「電話つながらんわ」

「私は息子のスマホで取ってもろた」など

興奮してワイワイ騒いでいるときに、フクママ留守！

おい、生死がかかっとんど！

２日目にお土産を持ってきたフクママに

「ワクチン予約どうすんの？」

と聞いたら「頼むわ」と予想通りの丸投げ。

書類を受け取って内容をスマホで登録する。

しかし、なんだろう？もう受付終了っぽい。

手遅れだったなとあきらめた。

ＧＷ明けてからもう一度トライしてみた。

私が勝手に終了したと思っていたが、

色々といじっていると予約カレンダーまで進めた。

（下までスクロールすれば決定ボタンがあったんだわ）

でも、もう全て予約埋まっている。

あぁ痛恨のミス。

２日目でもここまで画面進んでいれば空きがあったのではないか？

予約キャンセルがあればＷＥＢに反映すると書いてあったので、

めげずに毎日チェックしてみる。

カッパさんの父ちゃん母ちゃん（フクママと同じ居住区）も

遅ればせながらＷＥＢでワクチン予約が取れたらしい。

ナヌーーー！！

いつ空きが出たんだ？

どうやら油断していた。もっとマメにチェックするべしだ。

するとＨＰに『２５日に追加予約開始』と書いてある。

２５日にリベンジすればいいや、とスマホで空きのチェックは諦めた。

どうせ空きなんぞ出てこないさ。

と思っていたが、

ある朝、お告げと言うか神の啓示なのか、

何かビビッと来て空きのチェックをしてみると

６月２０日が１件空いているではないか！！

高鳴る鼓動をおさえつつ予約をタップ！

そして７月１１日もタップ！

おおーーやったー！フクママのワクチン予約できた！

やっと肩の荷が降りた！！

報告してやるとフクママも喜んでくれた。


で、２５日。

お客さんがワクチンの予約の仕方がわからないと言う。

書類を持って来ていたので、登録してＰＣから予約してやることにした。

近所のクリニックが追加受付するようだ。

予約開始時間にカレンダーをクリックするとあっさり取れた。

１回目が６月２日と２回目が６月２３日だ。

なんと！

めっちゃ早い！

フクママの予約、２５日に取ればよかったやーーーーん！

キャンセルして取りなおすと言う手もあるが、

怖くてできない。

空きカレンダーは予約をキャンセルしないと確認できないシステムだ。

キャンセルしても空きがなくて、もたついている間に、

全部埋まってしまう可能性もある。

『急がば回れ』

おとなしく２５日まで待てばよかったな。

まぁ予約を取ってあげたお客さんはすごく喜んでくれたので、

きっと私に足を向けて寝れないだろう。

すごくいいことをしたよね、私。

そんなこんなでワクチン予約フクママ編は幕を閉じた。

どうせ、すったもんだするフク・カッパ編も近日公開。

お楽しみに・・・。

って、いつ予約できるの？

日常に潜む恐怖

『私は晴れ女』だと言う女性。

そんなの私は本気にしませんから。

「雨が降っていても私がいれば晴れる」

ハイハイ・・・。

じゃあそれを商売にすればいいわ。

需要はあると思うよ。

本当に晴天にする能力があればね。

日本ってさ、雨の日の方が少ないじゃん？

だから出かけるときも晴れの確率が高いっての！

梅雨に入ってからずっと梅雨だけど、

自称「晴れ女」の方、なんとかしてね。

そして「私は雨女だから・・・」もね、思い込みだから！


さて話は変わって。

先日、私とカッパさんは恐怖体験をする。

仕事が終わって夕飯も食べ終わったころだ。

コロナと梅雨のせいで商売あがったり。なので仕事も早く終わる。

突然、固定電話が鳴る。

車検が近いので車屋さんだろうと思った。

近くにいたカッパさんが電話を取る。

無言。

カッパさん受話器置く。

また鳴る。

カッパさんが取る。

ずっと受話器に聞き入っている。

・・・。

カッパさんの顔が引きつった。

どしたん？って私が聞くと

「『カッパさん、大好き』って言って切った・・・」と泣きそうな顔をしている。

その後も無言電話が鳴り続ける。

「Ｔさんと違うかな、声が似ていた」

Ｔさんは最近ご主人を亡くして寂しそうにしている老婦人だ。

「え？もしかして辞世のあいさつ・・・？」

「・・・・」

心配になって、かかってきた電話番号の履歴を確認した。

（うちは発信者番号通知でないと拒否するからね）

調べたところＴさんではなかった。

誰やーーー！！とお客さんの名簿を調べてようやく判明した。

Ｅさん！

あの明るいＥさん！

そう言えば検診の結果が良くなかったようで元気なかったな。

私は心配になってＥさんに電話をかけた。

すると知らない人が出た。

話をしてみると知らない人ではなくて、

酔っぱらって呂律が回らないＥさんだった。

まるで別人。

「大丈夫ですか？」

「なんやーーだいりょうう・・？」

「Ｅさんですよね？フクです」

「わりゃぁ・・※＊＃＄％＆＠？・・・」

「お酒飲んでいるんですよね？もう飲まない方がいいですよ」

「なんで私ってわかるん？なんでお酒飲んでるってわかるん？」

「あの、それはわかります」

「何――全部筒抜けかぁーーー？○◆*＠※△×◎※＊＃＄％＆■？？？・・・」

「じゃあお酒ほどほどでねーー」と切った。

その後は留守電に切り替えたが、留守電に何度も暴言を残しているので、

怖くなって電話線を抜いた。

どうせ固定電話に緊急の用件などかかってこない。


私とカッパさんは複雑な思いだった。

あの明るく良識のあるＥさんが、酔って不満をさらけ出すなんて・・・。

よっぽどストレスが溜まってたんだなぁ。

一人暮らしの老人って、やっぱ寂しい。

私の対応が間違っていたのは否めない。電話をかけ直したのがいけなかった。

何度目かの電話でさっさと電話線を引っこ抜いておけばよかった。

そうすればＥさんも暴言を残さなかったし、

私たちに身元がバレていることを知らずにすんだ。

恥をかかさずにすんだ。

でもねぇ～心配だったんだよね～。

変な気を起してないかとかね。

翌日に事件を風の噂とかで知ったりしたら、

めっちゃ私ら責任感じるしね・・・。

コロナ禍で孤立したさみしい老人が増えているんだろうな。

そんなこんなで切なくもやるせない気持ちになった１日である。

コロナ禍のＧＷ２０２１

連休だけど、どっこも行く予定はない。

普段やらない場所の掃除をちょこっとしただけ。

それで大掃除した気になっている。

外食もパス。

なので、ずっと食事の支度した。面倒だった。

さて実は緊急事態宣言下で、私は１度だけ行楽に行った。

イザベラちゃんと・・・。

前から約束していたが、意外にイザベラちゃんがノリノリで、

「こんな時期だしやめとく？」なんて私が水を差すのもナンだし、

私も出かけたいし、ストレス溜まっているし、で出かけた。

京都の三室戸寺。

ツツジが良い感じで満開！！




桃源郷のようだった。素晴らしい！

天気もいいしね。

露店で昆布や佃煮も買っちゃった。

ツツジを堪能した後は宇治へ向かう。

伊藤久右エ門で茶蕎麦やミニパフェを喰らう。

なんならグリーンティーも飲んだ。



お土産も買った。

平等院！ワンダホー！！

また自慢の藤の花がシャワー状態！

ここも桃源郷！！



博物館も冷やかして、二人は大満足だ！

駅周辺で紅茶の専門店で紅茶を買う。（お土産多すぎないか？）

この店で紅茶選びに３０分はかかった。

さて、まだ４時だが解散することにする。

こんなご時世だからね。

っつーかお酒飲む店が閉まっているからね。

開いていても飲まないけどね（たぶん。でもテラス席なら・・・）

でも本当に十分堪能できたし、命の洗濯もできた！

ストレスから解放されて爽やかな気が体中を流れている。

こんなに気分がいいのは何日ぶりだろう・・・。


不要不急の外出はお勧めできないが、

みんなも工夫してうまくストレスを吐き出してね。

観光地に行かなくても、近所を散歩するだけでも心が洗われるからね。