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愛をさがす毎日

ADHD・アスペルガー・離人症・うつ病な私の自己満足ブログ

「HACHI」約束の犬

2009-01-31 20:16:27 | 映画
リチャード・ギア主演、忠犬ハチ公「HACHI」は号泣必至の傑作と絶賛の嵐! - goo 映画

「忠犬ハチ公」がハリウッド版になってリメイクされたそうです。

結構号泣ものらしい。でもハリウッド版なんてクサイだけで、シラケル映画のような気もする。

しかし、「忠犬ハチ公」は映画にしなくても確かに充分泣ける話だ…。

私なんか、あらすじを読むだけでウルウルきてしまう。

「ハチ」は幸せな犬だ。

一見可哀想だけど、ご主人さまを慕って、最後まで一途に慕いながら死んでいけるなんて…凄いと思う。

人間はこんな風には死ねない。

一人の人を思って、最後まで思い続け死んでいくなんて、人間にはできない。

人間は欲だらけだから…。

ハチはそれでも…本望なんじゃないかと思う。

本当は人間も「ハチ」みたいに、誰かのことを思いながら死んでいけたら幸せなのかもしれない。

それは、愛されることを望むよりも、誰かを心から愛し愛し尽くして死んでいく方が素晴らしいということを、この「ハチ」から教えられているような気がします。

同時に、人を愛するということは難しいということも感じます。
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サイドカーに犬

2009-01-19 12:22:03 | 映画
この間「サイドカーに犬」という映画を見た。

別に見るつもりもなかったのだけど、次男が見だしたのでつい最後まで観てしまった。

どうってことない映画だったけど、でも何か心に残るものがあったような気がする。

主人公は小学校4年生の女の子。お父さんは古田新太さんで、お腹が出ててちょっとバナナマンの日村さんにも似てる感じの人。脱サラして中古車販売をを手掛ける。

ある日、お母さんが何も言わず家出をする。

そのあとに転がり込んできたのはお父さんの愛人で、竹内結子演ずるヨーコさん。

煙草を吸って、おおざっぱで豪快な人という設定だと聞いてたけど、竹内結子じゃ品が良すぎた。

別居後初めての仕事だったらしいから、イメージチェンジを図ったのだろう。

愛人役だった。しかも相手はバナナマンの日村似の中年オヤジ。

でも、子供には優しいお父さんで、心の温かい癒し系タイプ、どこか放っておけない感じのおじさん。

家出をしてまう母親より、愛人のヨーコさんに懐いてしまい、いつか心の通い合う関係になってしまうというお話だった。

法律上は婚姻関係が優先だけど、心の上では愛人関係の方がピュアだったり真剣だったりするんですよね。

人間って面白い。

最後、お父さんは妻ともヨーコさんとも別れてしまうのだけど…。

子供はちゃんと人間を見てる。

たとえ母親であっても、人間として、愛人ヨーコさんと天秤にかけて人間性をキチッと観察してるのだ。

あと、この映画で良かったのは脇役の樹希樹林さん。樹林さんのお婆ちゃん役は最高。

あと「亀の手」という磯の生き物が私の心を捕えました。

あまり食べたいとは思わないけど「亀の手」って美味しいんだそうです。
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非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎

2008-11-21 09:25:01 | 映画
非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎


「ベストハウス123」で“孤高の天才画家”として茂木健一郎さんが紹介していた。

“孤高の変態画家”の間違いだと思うけど。

…3位が岡本太郎。2位がサルバトール・ダリで、1位が、この「ヘンリー・ダーガー」だった。

すごく気の毒な人生だったそうです。でも、この人の映画も作られていたんですね。

アウトサイダー・アートに分類されるそうです。“元祖ロリコンおたく”って感じですね

淋しい人生を癒すために自室で誰にも知られずコツコツ物語&挿絵をを描いていたそうです。

何だか、こういう人を見ると、身につまされます。

私は、この人ほど不幸でも、天才でもないですが、こうやって一人細々とブログを書いてる自分も、どこか似たような部分があるなぁって思うんです。

生きてるうちに光が当たっていれば、もっと良かったのですが、

でも、こういう人が評価されることを嬉しく思います。

芸術って内に秘められたエネルギーの開花ですね。

絵は、彼が生きた証しです。凄いです。
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BOY A

2008-11-15 14:48:23 | 映画
「先入観なしで、この主人公と出会ってほしい」

と、この映画の監督さんは言いますが…。

「BOY A」とは「少年A」ということだそうです。

この映画について調べてみると、やっぱり…どうしても「ジェームス・バルガー事件」という事件がよみがえってしまいます。

この映画は、14年の刑期を終えて社会復帰を図ろうとする24歳の青年の、

その現実の厳しさを描いた作品だそうです。

なんとも辛い内容でしょうが、観てみたい映画です。
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鉄コン筋クリート

2008-10-28 23:20:23 | 映画
 ケーブルテレビの番組でやってたけど、

 残念ながら全部見れなかった。

 でも意外と良かった。もう一度見てみたい。

 ストリートチルドレンの“クロとシロ”のお話だった。

 でも空をトンデしまうのだ。

 「クロが持ってないもの、シロがみんな持ってる」

 このセリフには妙にハマってしまった。

 原作者の松本大洋さんは詩人の工藤直子さんの息子さんなんですね。

 あの「のはらうた」の。

 Tekkonkinkreet: How to Save a Life (Final Edit 11-29-07)
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グミ・チョコレート・パイン

2008-10-24 13:26:12 | 映画
 また映画を観てしまった。

 大槻ケンヂの半自伝的小説「グミ・チョコレート・パイン」を映画化した青春ムービー。

 監督はケラリーノ・サンドロヴィッチさん。

 あんまし知らないけど昔「有頂天」とかいうバンドをやってたケラさんのことらしいです。

 ちょっと最後が物足りなかったけど笑えたし、まぁまぁ面白かった。

 主人公の男の子が思いを寄せる女の子のセリフ。

 『人生はグミ・チョコレート・パインだと思うんだ。グーで勝ったらグミ、チョキで勝ったらチョコレート、パーで勝ったらパイン。前に“進める”数が違うでしょ? 人生ってそういう事だと思うの。じゃんけんポンで勝ったり負けたりしているうちに、ドンドン遠くへ行っちゃう人と、全然前に“進めない”人と、差はドンドン開いて行くの。そう考えると何か焦らない?』

 …にちょっとキュンとなる。でも、この世はすごろくじゃない。

 この場合「進む」ってどういうことを言うんだろう?

 お金持ちになること?幸せになること?大人になること?

 人生半ばを過ぎても人生の到達点の先は見えない。

 まだまだあがいてる自分がいる。

 青春時代のようなピュアな気持ちを忘れずに、死ぬまでずっと持ち続けていたいと思った。 
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虚像と実像

2008-10-20 14:37:18 | 映画
 「コントロール」という映画を観た。

 「ジョイ・デビジョン」というバンドのボーカリスト・イアン・カーティスを題材にした映画で、

 写真家「アントン・コービン」の初監督作品ということです。

 モノクロ映画なんですが、それが逆に新鮮で、いい効果を上げていたと思います。

 若い頃パンク系の音楽にハマってて、同じマンチェスター出身のバズコックスは大好きでよく聴いていたけど、

 「ジョイ・デビジョン」というバンドは全然知りませんでした・・・。

 主人公のイアン・カーティスは「てんかん」持ちだったらしい。

 てんかんとは・・・脳細胞のネットワークに起きる異常な発火(てんかん放電)のためてんかん発作を来す疾患あるいは症状。

 昔、日本では“狐憑き”とか誤解されていた事もあったようです。

 ロックスターという一面と、病気を抱える本来の自分との葛藤がどんどん膨らんでいったのでしょう。

 虚像と実像、光と影、人間誰しもそうした二面性を持っていると思う。

 カッコよく見られたい願望と、本当の惨めでカッコ悪い自分。

 うわすべりに流されていく人生。

 「イアンがイアンにノックアウトを食らった」という仲間のセリフが印象的でした。

 乖離しすぎると、自分自身にに叩きのめされてしまう。

 自分にも思い当たるフシがあるので怖かった。
 
 http://control-movie.jp/indexp.html←オフィシャルサイト 
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全然大丈夫

2008-10-17 20:14:13 | 映画
 映画をちゃんと観たのは「崖の上のポニョ」以来だと思う。

 ・・・私って、けっこう新作映画とかブログ上で紹介してるくせに、

 実際、観てるかというと、ほとんど観てない。

 今日は、ようやく昨年公開の「全然大丈夫」という映画をDVDで観た。

 食料品の買い出しで、スーパーには行くのはしんどいけど、

 本屋に行くのは平気。さみしい時は本屋さんに行きます。

 本屋さんにはレンタルDVD屋さんもあるので、ついつい覗いて借りてしまいます。

 でもDVDを見るのも集中力がいるし、2時間近くじっとしてられなくて、結局見ないで返却することも少なくないです。

 よっぽど「これは自分の求めていたものだ!」という映画じゃなければ見る気にならなくて…。

 でも、この「全然大丈夫」は割と面白かったです。

 不器用で変な人ばかり出てくる映画は嬉しい。

 白石加代子さんのホームレス役を見るだけでも見る価値があった。

 それと、やっぱり荒川良々さんは気になる存在です。

 ヒロイン役の木村佳乃はあんまり好きじゃないけど、木村佳乃が演じるキャラにはシンパシー感じた。

 ここまで不器用な女は居ないなというキャラなんですが、木村佳乃が美人なのでリアリティがなかった。

 綺麗な女性は、それだけでもう勝ち組です。

 多少手先が不器用でも生きていけるんです。

 問題なのはブスで不器用な女です。

 ・・・つくづく不器用な人間でも安心して暮らせる世の中になってほしいと思いました。

 世の中はまだまだ「全然大丈夫」じゃないですが、ちょっとはホッ…と癒される温かい映画でした。 
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ハウルの動く城

2008-10-09 11:51:42 | 映画
 先週「ハウルの動く城」がテレビでやってた。

 この間「崖の上のポニョ」は映画館で見たけど、これはDVDでしか観てなかった。

 でも、これもポニョとはまた違う魅力があって素晴らしいです。

 次男がもっと見たいからと言ってDVDを借りてきました。

 荒地の魔女役の美輪さんが、いい味出してて一番光ってました。

 ソフィー役が何で倍賞千恵子さんなのかよく解らなかったのですが、お若いころは歌手としても一世を風靡してたんですね。(さよならはダンスの後に)年配の方にはグッとくるものがあるんでしょうね。

 娯楽として充分楽しめるアニメです。

 特に、この映画の中で忘れられないのは、

 呪いが解けて心を取り戻したハウルのセリフ「心ってこんなにも重たいものか」

 それを受けて、

 「そうよ、心って重たいものなの」とソフィーがすかさず答えます。

 「心は重たいもの」と作者はどうとらえているのか解らないけど、

 確かに心ってホントに嫌になっちゃうくらい、重たいと思う。

 重すぎて、自由が利かなくなる時だってある。

 でも、心は軽いとまた困っちゃうんでしょうね。きっと。

 人生のメリーゴーランド/久石譲
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キサラギ

2008-09-27 15:54:29 | 映画
 この間、映画「キサラギ」を見た。

 別段そんなに良かったわけではありませんが、ちょっとは心をかすめる映画でした。

 D級タレントの如月ミキの追悼一周年にファンサイトを通じて知り合った男たちが、如月ミキの死因の真相を推理するという、それだけのお話なんですが、
 
 それでも人の死って、色んな人に影響を及ぼすものだなぁと感じた映画でした。

 死んでも、人の心の中では生き続けているんです。

 最後はこのD級タレント如月ミキが“心の優しい愛すべき女の子”としてあぶりだされ、

 ポワっと温かい気持ちになれました。 
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ほんとうのジャクリーヌ・デュプレ

2008-09-17 14:43:20 | 映画
 夭折の天才チェリストとして有名だったそうですが、私はこの映画で初めてジャクリーヌ・デュプレという人を知りました。

 この映画の原作を書いたのは、ジャクリーヌ・デュプレの実のお姉さんと弟さんです。

 なにせ身内ですから、さぞかし身内自慢をしてるかと思えば、真逆で彼女のことを糞みそに悪く書いているところが、凄いと思いました。

 その原作に基づいて作られている映画なので、故人をこんなに叩いてもいいものかと賛否は分かれるみたいですが、

 幼い頃からの姉妹の確執…心理描写とか家族の姿とか、壮絶な家族愛を浮き彫りにしたドキュメンタリーでもあり、

 個人的には忘れられない作品の一つです。

 天才チェリストを支える家族はこんなにも壮絶な犠牲を払っていたのか?

 だからこそ家族って悲惨だし、素晴らしいなと思いました。

 一番印象的だったのは、結婚相手と上手くいかないジャクリーヌが、

 幸せな結婚生活を送っているお姉さんに、お姉さんの旦那さんとの肉体関係を、泣きつくようにおねだりする所です。

 天才チェリストの頼みでもあり、お姉さんは仕方なく承諾します。

 世間では天才チェリストで、スーパースターだった、その裏には孤独で、病んだ心を持て余した悲しい女の姿がありました。
 
 私もお姉さんの立場だったら、こんな妹…焼き殺したいくらい腹立つと思います。

 ジャクリーヌの当の結婚相手のダニエル・バレンボイムは、その映画の中ではコソコソ浮気をしています。

 人間の本当の幸せって何なのか…考えさせられる映画でした。

 J.du Pre - Beethoven Sonata No.3 in A - II.Scherzo

 ジャクリーヌと、その旦那さんとの共演。
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誰も知らない 

2008-09-16 21:42:15 | 映画
 誰も知らない - "Nobody Knows" (SPOILER!)


 今頃この映画かよ…という感じもしないではないですが、

 久しぶりにタテタカコさんの「宝石」を聴いたのですが、やっぱりジーンときます。

 最近は、なかなか映画館にまで足を運ぶのがしんどいのですが、

 これは映画館で観ました。

 この「誰も知らない」は「巣鴨子供置き去り事件」をモデルにしてるそうですが、

 この曲が、より印象強くこの映画を引き立てていたと思います。

 柳楽優弥くんも、初演がこの映画で、精神的にキツかったんじゃないかなと思う。

 親に見捨てられ荒んでいく子供たちの姿は…見てて辛かったです。
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カントリーロード

2008-08-17 02:18:41 | 映画
 カントリーロード


 御存知オリジナルは、ジョン・デンバーの曲です。

 ジブリの「耳をすませば」(故近藤嘉文さんの監督作品)の主題歌として日本語で歌われてます。

 訳詞は鈴木麻実子さんという方だそうです。日本語で歌っても違和感なく、ついつい口ずさんでしまいます。

    カントリー・ロード
    この道 ずっとゆけば
    あの街に 続いてる
    気がする カントリー・ロード

    ひとりぼっち 恐れずに
    生きようと 夢見てた
    さみしさ 押し込めて
    強い自分を 守っていこ

    カントリー・ロード
    この道 ずっとゆけば
    あの街に 続いてる
    気がする カントリー・ロード

    歩き疲れ たたずむと
    浮かんで来る 故郷(フルサト)の街
    丘をまく 坂の道
    そんな僕を 叱ってる

    カントリー・ロード
    この道 ずっとゆけば
    あの街に 続いてる
    気がする カントリー・ロード

    どんな挫(クジ)けそうな 時だって
    決して 涙は見せないで
    心なしか 歩調が速くなってく
    思い出 消すため

    カントリー・ロード
    この道 故郷(フルサト)へ続いても
    僕は 行かないさ
    行けない カントリー・ロード
    カントリー・ロード
    明日は いつもの僕さ
    帰りたい 帰れない
    さよなら カントリー・ロード
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心の中のおばあちゃん

2008-08-06 08:58:48 | 映画
 「おばあちゃんの家」を夜中性懲りもなく観てしまった。

 次男も帰宅が1時半だったので(バイト終わってから漫画喫茶に行ってたらしい。何やってんだか…)結局一緒に観ました。

 やっぱり、泣けた。きっと泣けない人もいるんだろうけど、

 私はこういうのに弱いです。

 喋れないお祖母ちゃんが、またいいんです。切なくなります。

 孫に「ばか!」って言われても、嫌がらせされても、ひたすら耐えてるんです。

 手話でかろうじてコミュニケーションができるんですが、

 何が食べたい?と孫に尋ねると「ケンタッキーのフライドチキンが食べたい」っていうんです。

 お祖母ちゃんは見たことも食べたこともありません。

 お祖母ちゃんは育てたカボチャを持って、どこからか物々交換で生きたニワトリを貰ってきます。

 包丁研いでニワトリ潰して、孫のために料理します。

 でもフライドチキンを知らないから、丸のままの塩ゆでです。

 それを見て「こんなんじゃない!」と言って孫は泣きます。

 こんなとんちんかんなやり取りを繰り返します。

 だけど、決して孫が悪いわけではないんです。孫は都会の暮らししか知らないんです。

 その孫の母親の気持ちだって、同じ母親として解らなくはないです。

 でも、最後の「世界中のお祖母ちゃんに捧げる」という監督さんのメッセージが光ります。

 本当に考えさせられる、よく出来た映画だと思いました。
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おばあちゃんの家

2008-08-05 12:54:09 | 映画
 今晩、深夜テレビで「おばあちゃんの家」という映画が放映されます。

 また観たいけど深夜2時からだからちょっと無理。

 2002年の韓国の映画です。これは泣けました。

 自分自身がお祖母ちゃん子だったという事もあるせいか、映画の中のお祖母ちゃんを一目見ただけで、ブワ~!って泣けてしまいました。

 ・・・都会に住む母子が、母親の事情で、田舎に住む祖母のもとに7歳の息子を一方的に預けに行きます。

 母親に置いて行かれた淋しさもあるのか、孫はお祖母ちゃんに当たりちらします。

 お祖母ちゃんは、耳も遠いし、字も書けないし、口も利けないという設定で、

 孫は、そんなお祖母ちゃんのことを馬鹿にします。

 それでも、そんなワガママ放題な孫に振り回されながらも、孫の面倒をかいがいしく見るお祖母ちゃんが不憫で不憫で…。

 これぞ無償の愛。このお祖母ちゃんほど受容的な親はどこにもいません。

 そのお祖母ちゃんが口が利けないという設定だから、見てて余計辛かったです。

 口が利けたら…きっとお祖母ちゃんもそんな孫にだまっちゃいないだろう。

 口が利けないから、とにかく耐えるしかない(ハッキリ言ってお祖母ちゃんは障害者)

 孫との関係を壊したくないし、どんなに意地悪されても、

 怒るわけでもなく、突き放すわけでもなく、そっと優しく孫に寄り添います。

 そして、別れが近づく頃には、孫の心にも変化が生じます。

 街に帰ってから、孫はお祖母ちゃんに手紙を書きます。

 きっと、大事なお祖母ちゃんに変わったことでしょう。

 こんなお祖母ちゃんみたいな人に愛された子供は、決して悪くならないだろうな、と思いました。
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