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愛をさがす毎日

ADHD・アスペルガー・離人症・うつ病な私の自己満足ブログ

空気人形

2009-10-25 10:31:20 | 映画
空気人形 予告編


最近、あんまし映画も観てないのですが、せめて「空気人形」だけは劇場に行って観てみたいと思います。

是枝さんの映画は好きです。「歩いても歩いても」は良かったです。

また観にいったら感想書きます。
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ピアノ・レッスン映画音楽/マイケル・ナイマン

2009-10-05 19:56:18 | 映画
1994年日本公開の「ピアノ・レッスン」という映画がありました。

10年前くらいにビデオで観ました。

監督・脚本はジェーン・カンピオンさん、女性です。

とっても映像的に綺麗な映画でした。

でも内容は、結構えぐかったです。官能的でした。

【第46回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。19世紀のニュージーランドを舞台に、ピアノの音色を言葉代わりにする女性と、原住民に同化した一人の男性との激しい愛を描いた恋愛映画】

・・・主人公の女性は、子供の頃に雷が落ちた衝撃で、口がきけなくなったという設定でした。

でも、緘黙症というわけじゃないんでしょうね。これは。

それと、ニュージーランドの移民の話なんですが、

スコットランドからの移民と、マオリ族の原住民の対比をシニカルに描いていて面白かったです。

銃でマオリ族を買収して、銃と引き換えにマオリの人たちの土地を奪い取るんです。

本当に愚かに見えました。それに比べて原住民の人々を、豊かにしなやかに描いていました。

あと、やっぱし映画音楽が素晴らしいです。久しぶりに聴きましたがドキドキしました。一瞬にして映画の中に引きずり込まれます。

16年前の映画ですが、おススメです。

Michael Nyman - The heart asks the pleasure first
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銀河鉄道の夜

2009-08-01 14:51:02 | 映画
「切符を拝見いたします。」
三人の席の横に、赤い帽子(ぼうし)をかぶったせいの高い車掌(しゃしょう)が、いつかまっすぐに立っていて云いました。鳥捕りは、だまってかくしから、小さな紙きれを出しました。車掌はちょっと見て、すぐ眼をそらして、(あなた方のは?)というように、指をうごかしながら、手をジョバンニたちの方へ出しました。
「さあ、」ジョバンニは困って、もじもじしていましたら、カムパネルラは、わけもないという風で、小さな鼠(ねずみ)いろの切符を出しました。ジョバンニは、すっかりあわててしまって、もしか上着のポケットにでも、入っていたかとおもいながら、手を入れて見ましたら、何か大きな畳(たた)んだ紙きれにあたりました。こんなもの入っていたろうかと思って、急いで出してみましたら、それは四つに折ったはがきぐらいの大きさの緑いろの紙でした。車掌が手を出しているもんですから何でも構わない、やっちまえと思って渡しましたら、車掌はまっすぐに立ち直って叮寧(ていねい)にそれを開いて見ていました。そして読みながら上着のぼたんやなんかしきりに直したりしていましたし燈台看守も下からそれを熱心にのぞいていましたから、ジョバンニはたしかにあれは証明書か何かだったと考えて少し胸が熱くなるような気がしました。
「これは三次空間の方からお持ちになったのですか。」車掌がたずねました。
「何だかわかりません。」もう大丈夫(だいじょうぶ)だと安心しながらジョバンニはそっちを見あげてくつくつ笑いました。
「よろしゅうございます。南十字(サウザンクロス)へ着きますのは、次の第三時ころになります。」車掌は紙をジョバンニに渡して向うへ行きました。
 カムパネルラは、その紙切れが何だったか待ち兼ねたというように急いでのぞきこみました。ジョバンニも全く早く見たかったのです。ところがそれはいちめん黒い唐草(からくさ)のような模様の中に、おかしな十ばかりの字を印刷したものでだまって見ていると何だかその中へ吸い込(こ)まれてしまうような気がするのでした。すると鳥捕りが横からちらっとそれを見てあわてたように云いました。
「おや、こいつは大したもんですぜ。こいつはもう、ほんとうの天上へさえ行ける切符だ。天上どこじゃない、どこでも勝手にあるける通行券です。こいつをお持ちになれぁ、なるほど、こんな不完全な幻想(げんそう)第四次の銀河鉄道なんか、どこまででも行ける筈(はず)でさあ、あなた方大したもんですね。」
「何だかわかりません。」ジョバンニが赤くなって答えながらそれを又(また)畳んでかくしに入れました。
――『ジョバンニの切符』から

*・*・*・*・*・*・*
読書感想文…それは三男にとって一番厄介な夏休みの宿題。

ゲームオタクなので、本なんて全然読みません。

何を読むか?それさえ、なかなか決められず、

私がこの間 買った文庫が転がっていたので、なんとなく「銀河鉄道の夜」になりました。

本を読みながら、同時進行でアニメ映画の方の「銀河鉄道の夜」も見せました。

イメージしやすいと思って…。読解力ないんです。先生ごめんなさい。

主人公は猫なんだと、勘違いしちゃうといけないんですけど、

でも、あのアニメは個人的に好きで、

宮沢賢治の不可思議な世界を壊してなくていいと思います。

「おや、こいつは大したもんですぜ。こいつはもう、ほんとうの天上へさえ行ける切符だ。天上どこじゃない、どこでも勝手にあるける通行券です。こいつをお持ちになれぁ、なるほど、こんな不完全な幻想(げんそう)第四次の銀河鉄道なんか、どこまででも行ける筈(はず)でさあ、あなた方大したもんですね。」

宮澤賢治のお話は、この先どんな時代になっても摩訶不思議で新鮮ですよね。

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崖の上のポニョ

2009-07-31 00:47:23 | 映画
ponyo


ポニョのDVDを観た。

去年映画館でも観ましたけど、やっぱりもう一度観たくなりました。

わけわかんない感じもしたけど、あれはあれで見応えあります。

宗助のセリフで良かったのは、

「さかなのポニョも、半魚人のポニョも、人間のポニョも大好きだよ!」

ポニョは元々サカナですものね。

サカナでも人間でも、どんな姿だってポニョのことが大好きだって言えるのはスゴイことです。

これって純愛モノの映画ですよね。5歳の子供という設定だけど。
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色即ぜねれいしょん

2009-07-02 21:26:25 | 映画
「色即ぜねれいしょん」みうらじゅんさんの自伝小説?

「アイデン&ティティ」と同様、田口トモロウさんの監督でこの夏公開だそうです。

映画館で見れるかどうか解らないけど、ちょっと見てみたい。

主人公役はバンド“黒猫チェルシー”の渡辺大知くん(よく知らないけど)。

そのお父さん役がリリーフランキーさん、リリーさん最近役者づいてますね。

くるりの岸田さんも出てるし…関係ないけど、くるりのニューアルバム「魂のゆくえ」良かったです。

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バグダッド・カフェ

2009-06-14 22:59:51 | 映画
「Calling you」 Jevetta Steele 『BAGDAD CAFE』


この歌はめちゃ渋い!

ジェヴェッタ・スティールの「コーリング・ユー」

今日ユーミンのラジオでかかっていた。

かすかにこの曲は覚えている。

でも、元の映画の方はまだ見ていない。

というか、こんな映画まったく知らなかった。

舞台はアメリカ西部ですが、1987年のドイツ作品だそうです。

買い物ついでに、さっそく近所のレンタル屋さんに行ったけど、

「バグダッド・カフェ」のDVDはなかった。

しかし、この曲のイメージだと、サスペンスかミステリーって感じですが、

意外と心温まる内容らしい。

なおさら「バグダッド・カフェ」に立ち寄ってみたい。
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夫婦の物語

2009-06-07 11:52:24 | 映画
先日DVDで「ぐるりのこと」を見ました。

女優の木村多江さんとリリーフランキーさんが夫婦役でした。

「美大に行く奴の気が知れないよ!」って言う兄役の寺島進のセリフがあったけど…

美大出の夫婦ってカッコいいなぁ。でも現実は甘くないのか旦那さんは靴の修理屋さん。

その後ある先輩の勧めで法廷画家になります。

先月からの裁判員制度の導入とも重なり、裁判風景がよりリアルに感じられました。

世の中を震撼させた「連続幼女誘拐殺害事件」「オウム地下鉄サリン事件」「音羽幼女殺害事件」「池田小児童殺傷事件」を思わせる裁判シーンもあってドキッとしました。

旦那が法廷画家として軌道に乗り出した頃を境に、奥さんがウツになっていきます。

この妻、几帳面でしっかり者なんですが、そういう人の方がポッキリ折れやすいんでしょうね。

リリーフランキー演じる旦那はルーズな自由人。

夫婦ってややこしい。

1人目の赤ちゃんは死産だったのか、それが引き金になってウツになっていきます。

その後、2人目を身ごもっていたようですが、旦那に内緒で中絶しちゃうんです。

仕事も辞めて、それでまた奥さんおかしくなっちゃうんです。

人のこと言えないけど、人間って落ち込んだり泣いたり、しょうもない生き物ですよね…。

リリーフランキー演じる旦那だってユルユルしてて、掴みどころのない男なんです。

「なんでこんな人と結婚しちゃったんだろう?」…結婚したことのある人なら誰でも一度は思う。

結婚ってホント“水もの”です。

夫婦どちらかがうつ病になってみるのも、お互いの本音が解って、いい機会なんじゃないかと思う。

ところで、リリーフランキーっていい男なんでしょうか?

「ぐるりのこと」リリーフランキー単独インタビュー

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しおしおミロ

2009-06-03 09:03:43 | 映画
先週のことだけど、次男と一緒に映画「インスタント沼」を観にいった。

一人で行くのは心細いから、思い切って次男に着いて行く事にした。

三木聡さんの映画を映画館で見るのは初めてだった。

観終わった感想は、今回のは随分ファンタジーだなぁと思った。

・・・うーん。DVDで見ても別に良かったかなってちょっぴり思ってしまった。

でも、三木さんの映画にかける情熱は凄いと思った。

小道具一つとて疎かにしないという感じ。

例えば、いい感じの折れ具合の折れ釘を探すため、何千本とかき集めて釘のオーディションをしたり…

あと主人公ハナメが毎朝作って食べていた「しおしおミロ」にもハマった。

「しおしおミロ」というのは…ミロをスプーン10杯につき牛乳20ccくらいを混ぜたもの。

決して想像するに美味しそうな代物じゃないのだけど、何故か妙に作って飲んでみたくなる。そこが怖い。

ツタンカーメンの占いマシーンとか、変なものが続々と出てくる。

確かにすごい凝った映画には違いないのだけど、

ちょっと凝りすぎて、アリ地獄にハマっちゃってるような感じがした。

いやいやアリ地獄じゃなくて「ドロ沼」でした。

「インスタント沼」というぐらいですから…。

映画作りって、きっと「底なし沼」なんでしょうね。

映画の中でも、「インスタント沼」を作り上げた時の麻生久美子ちゃんのガックシした表情を見てなんだかホッとさせられました。

それまでずっとテンション高かったハナメが我に返るシーン。

一体ここまで頑張ってきたことは何だったの?っていうような。

でも、そういう徒労感は誰にだって心当たりがある。

たぶん、この映画は観客に尋ねているのだ。

「この映画は無駄でしたか?無駄じゃなかったですか?」って。

きっと、この映画は無駄なことに「光」をあてたかったのだと思う。

・・・少なからず言えるのは、無駄なことを忌み嫌う人ほど、魅力のない人だったりする。
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空気人形

2009-05-19 21:10:44 | 映画
見たい映画はいっぱいあるけど、毎度のことながら…なかなか行動力が追い付かない。

もうすぐ公開の「インスタント沼」はどうにか観てみたい。

あと「重力ピエロ」も見たい。でも、これは小説を読んだ方がいいかな?

それと、今年の秋に公開の「空気人形」も興味あります。

カンヌ国際映画祭で上映され、まずまずの評判だとか…。

空気人形のダッチワイフが心を持ってしまうというお話だそうです。

・・・余談ですが、私…そのダッチワイフっていうのを写真でさえ見たことがありませんでした。

どんなものか参考で見てみたんですが、今や最先端技術でダッチワイフもすごくリアルにできてるんですね。

もうびっくりです。→「ラブドール」

原作は業田良家さんの「ゴーダ哲学堂」という漫画だそうです。

業田良家さんといえば「自虐の詩」も映画化されましたっけ。

・・・私、業田さんの漫画って未だに読んだことなくて、全然知らなかったんですけど、

業田さんの絵って、いかにも4コマギャグ漫画風ですけど、内容は結構深いモノがあるんだそうです。

やっぱり4コマ漫画に読者はそこまで期待してないっていうか、軽く捉えがちですが、そこのギャップがまた凄いんでしょうね。

あと、「慈悲と修羅」とかシリアスな漫画も描いてます。

【チベットで大規模な事件があった2008年に先立つ2007年、雑誌「わしズム」に掲載された。
チベットからの亡命者の証言などを基に、中国のチベット仏教弾圧をモチーフとして描いた作品(ただし実際の国名などは出てこない】

・・・チラッと見てみたら、センセーショナルな内容でビックリでした。

あくまでフィクションだということですが、現実はこれよりももっと酷いそうです…。ショックでした。

チベット弾圧が酷い酷いと聞きますが、漫画で絵にされると説得力を増します。

漫画も今やラジカルですね。漫画の影響力は侮れないです。

ちょっと空気人形から話がそれてしまいましたが、原作者さんはそんな骨太な方だそうです。

是枝監督が9年間構想を練ってきたという映画「空気人形」の結末が気になります。

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インスタント沼

2009-04-22 10:44:45 | 映画
来月5月23日から公開の三木聡さん監督、麻生久美子ちゃん主演の「インスタント沼」…楽しみです。

息子は映画館で観たいと言ってますが、お母さんも連れてってくれないかな?

三木聡さんのシュールなドタバタコメディ映画はうつ病に効くんですよ。

うちの次男もうつ病なんですけど、こういう映画を見ると

「なんか…うつ病が治りそうな気分になる」と、言ってました。

ホントホント。「変人さんいらっしゃい」って感じ。

こういうヘンテコ・シュールな世界こそ、まさにホワイトホール。プラスオーラ満載。

こういう現実もアリ?ってヘンテコな自分にもOKが出せるような、そんな勇気を貰えます。

まだ見てないから面白いかどうかは解らないけど…、

こういうコメディ映画を見て「五月病」を吹き飛ばしましょう!
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降りてゆく生き方

2009-04-04 09:36:47 | 映画
降りてゆく生き方


武田鉄矢しぶいっす。ちょっと顔見ただけで暑苦しいけど、

でも頑張ってますね、すごいです。

その武田鉄矢さん主演の「降りてゆく生き方」という映画ができたそうです。

同名の本もありますけど、きっとこの本もヒントになったんでしょうね。

人生登るときより降りていく時こそ、周りの風景がよく見える…ってそんなもんですね。

登ってるときは必死で、人のことなんかも気にする余裕すらないです。

ちょっと意味が違うかもしれないけど、失ってから、ようやく大切なものに気付く…そんな感じかもしれません。

でも武田さんといえば「赤いきつねと緑のたぬき」のCMですね。

これもいいです。→TUYU
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歩いても歩いても

2009-03-26 14:09:12 | 映画
「歩いても歩いても」を観た。

意外と良い映画だと思った。ホンワカとした単なるホームドラマかと思ったけど、

含みのある、気になる映画だった。

私なんか暇な時間を見つけて立て続けに3回も観てしまった。

家族ドラマで、大きな事件が起こるわけでもなく、家庭の中の風景を静かに撮っているだけの映画でしたが。

でも家族こそ、スリルとサスペンスに満ちた舞台だと思う。

趣味悪いかも知れないけど、人様の家の中を覗くのって案外面白かったりする。

それがリアルに描かれているほど、覗く楽しさを味わえるのだと思う。

家族って人間が複雑に絡み合っていて、その絡まった糸を解きほぐすように、

映画の家族のセリフや様子を隅々まで観察してやろう…という感じ。

樹木希林さんがまたいい。樹木さんはまだまだこれからですね。

お祖母ちゃん役が素晴らしいの。私なら主演女優賞をあげちゃうな。

15年前に長男が水死し、その命日に家族が集まってやってくる。

その夜、何故か家にチョウチョが舞い込んでくる。

それを見て「淳平が来た…淳平、淳平」とか言ってチョウチョを追いまわすシーンとか…怖いの。

一家の主婦って、その家の苦労を一手に背負ってる。

これは是枝監督自身の母親に対するレクイエムみたいな映画です。
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ヨコハマメリー

2009-03-19 20:20:16 | 映画
YOKOHAMA MARY 1/3


メリーさんの映画はまだ見てないのですが…。

こういう人ってたまらないです。愛しいというか…やるせなくて。

2005年に84歳でなくなってるそうです。





不思議な人だけど、プライドの高い人だったんですね。

最後、老人ホームでの姿…まだお美しいですよね。声もあんなに可愛いし。

なんだか妙にメリーさんにシンパシー感じてしまう。

シャンソン歌手の元次郎さんも素敵な人…でもメリーさんより早くに亡くなったそうです。
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「たみおのしあわせ」を観た

2009-02-23 13:44:31 | 映画
観てみたい映画はいっぱいある。でもなかなか追いつかない。

「おくりびと」だって、まだ観てない。映画を観るのも案外大変。

昨日はようやく「たみおのしあわせ」を観た。勿論レンタルDVDで。

感想は…なるほど、マニア向けのする、乙な大人の映画だな…と思った。

万人受けはしないだろうけど、何と言っても俳優陣が豪華。

オダギリジョー・麻生久美子・原田芳雄・大竹しのぶ・小林薫・石田えり、

チョイ役だけど忌野清志郎も出ていた。

監督が時効警察の熊本課長役の岩松了さん。

コメディだけど、単なるコメディでは終わらない。

ラストの結婚式の結末にはガックシしたという人もいるけど、私は溜飲が下がった。

結婚式なんて、ホント嘘っぱち。これでいい。

オダギリ ジョー×麻生久美子×岩松監督のコメント入りの特典映像というのも後で見てみた。

映画に携わる人から見た視点というのも面白い。

しかし大竹しのぶはいい。中年のおばさんのイヤらしさがにじみ出てる役だった。

石田えりも登場シーンは少ないのだけど、中年女の安っぽさが出ていた。

ベテラン女優はすごいオーラだね。富士眞奈美も変な婆さんやらせたら最高ですね。

やっぱり女は怖いね。私は女だけど女の人が怖いです。

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愛おしき隣人

2009-02-03 10:24:37 | 映画
「愛おしき隣人」というスウェーデンの映画を観た。

ロイ・アンダーソンという監督さんの作品です。

予告があくまで良かった。でも予告以上予告以下のものでもなかった。

カンヌ映画祭「ある視点部門」正式出品作(受賞はしてない)で評価されたらしいが、特にストーリー性もなく、ある視点で淡々と撮り続けてるという単調な映画だった。

でも私にはそれがくすぐるんです。

舞台が北欧だし、あの飄々とした雰囲気はちょっと荻上直子さんの「かもめ食堂」にも通じる部分もあります。

どうもキャストの大半は素人さんみたいです。

でも、そんな役者さんたちの吐くセリフが、みな哀感があって深くて良かったです。

特に私が気に入ったのが精神科医のモノローグが最高でした。

患者は皆、利己主義で意地悪で、嫌な人たちばかりです。
私はそんな患者たちを助けるのが、もう嫌になりました。
私自身が心も体もヘトヘトです。
だから最近は、患者の話もそこそこに聞き、効きそうな強い薬を出すだけになりました。

・・・って画面に向かって愚痴るのです。これって真実だなと思いました。

監督さんいわくユーモアとは真実なんだそうです。

人にはおススメしませんが、こういう映画も楽しいと思えれば、それでいいんです。

愛おしき隣人・予告
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