寒さが堪える春

暖かくなった後に急激に寒くなる日々が続いておる。これで寒いの最後やんね？と何度繰り返し期待したことか・・・それが春！いうものか。
この冬、ヒーターが2つ、順を追って生き絶えた。主に私が、デスク足元用、洗面所用etcに使い回してきた物だ。
1つは何の予兆もなくウンともスンとも反応しなくなってサヨウナラ。
あとの1つは、3段階に分けて壊れた。まず、2つ選べるワット数のうち1つしか点かなくなった。
次に、持ち上げたら底板が外れた
夫に「これも壊れた〜」と見せると、瞬時にピンときて「あのネジや〜！」と言った。

家の中に、どこのものか分からない釘やネジが落ちてること有りませんか？
数日前に落ちていた謎のネジの正体は、暖房機器の底板を留めていたものだった。棄てずにとって置いて良かったよぅ
底の裏側↓

写真のように、2つのネジの内1つを保管していたのである。「もう1つは、いつも使ってる付近に落ちてる筈やから探してみ〜」と夫。思い当たる場所を捜索すると、さして苦もなく発見
それにしても、取っ手を持って部屋から部屋へ移動させているだけで、ネジは緩んで取れるもんなんやー。

そんな困難も乗り越えた頼もしい機器であったが、その後間も無く、使用中にボンッて音がして消えた。寿命だ。今度は何気に、最期に立ち会えた喜びがある黄色のボディが可愛い奴であった・・・ありがとう、サヨウナラ。
新しく招き入れたのは、電気膝掛け毛布。これもデスクで、居間で、活躍し始めている。
もう春なんだけど。

セビージャのラファエル

セビージャへ行く度に目にしてきたラファエル・カンパージョ。それだけ地元で長く、第一線で活躍し続けている人だ
彼を観ると「コントロール」という言葉が浮かんでくる。身体と、はやる気持ちを抑制する力。粋で、時折みせる笑顔がとってもチャーミング。フラメンコで遊ぶ少年のようだ。

大阪でも、ワクワクするフラメンコを届けてくれた。ちょっと忘れてた！こういう感じ。
マリアーノ・カンパージョがギターソロで聴かせてくれたファルーカにウットリ値打ちあったなぁ。マヌエル・デ・ラ・マレーナ の本気のカンテも良かった。
マリアーノとマヌエルが、一曲終わるごとに互いを讃え合う様子を見て、フラメンコってそうなんだよな〜とあらためて胸に刻んだ。カンテとギター、そしてバイレ・・・相乗効果で生まれるアルテの瞬間。
良かったぁーーーこの空気感を忘れたくない。

ライブ前日まで、ラファエルのクルシージョがあった。

連続同じポーズをする振付があって、一緒に受けていたバイラオーラが「あれ、死刑！だと思った」と言うのを聞いて吹き出した その発想面白すぎっ！

70年代の漫画、がきデカ。なんとネクタイがフラメンコ！
（注: ラファエルがやると死刑！ではありません）

松竹座でスーパー歌舞伎

手拍子を求められる舞台は苦手な私なのに、これは何だか素晴らしくナチュラルに気がついたら手拍子していたという・・・ワンピースの主題歌を知っていたら歌も参加できたのになぁ。
そう、大人気ワンピースをよく知らないまま友人の誘いに乗ったのである。その程度で行く身にとってはお高いチケットだが、いやはや、納得ー！！のお値段。役者さんと、この制作に携わった全ての人の熱意を「ここまでやるのか」と感じさせてくれた舞台だった。
私が観た回のルフィー役は尾上右近さん。身のこなしが凄い！
そしてルフィーの助けになろうとするオカマ（ボン クルーというらしい）役の人がすごく良かった！てっきりどこかの俳優さんと思っていたら、坂東巳之助さんという歌舞伎役者と知ってビックリ！
身体能力も含めて、歌舞伎役者さんてすごいんだなぁー、とマジマジと思った。

抱えている仕事や入学関連の雑務に、気持ちが窮屈になっていたので、い〜い気分転換になった。とは言え、群舞の時はついついフォーメーションを分析してしまう自分が居たりして・・・全力で楽しむのは難しいな。

卒業そして入学

卒業アルバムを手にとって眺めようとしたら
「やめてー！居らん時に見てー」と言うので、居らん時にパラパラめくった。
ついでに、ボロボロになった通学鞄を処分しなきゃーと思って見ると、卒業文集が入っているではないかっ。どれどれー
雑な字で部活（剣道）について書いてあった。
『（先輩に）冬の合同練習はヤバイと聞いていました。しかし僕は、脅しているんだなと思っていました。でも、当日、やばかったです。まじで死ぬと思いました。』
中学3年間の1番の思い出がコレかぁ。私はなかなか良い！と思うよ。

入学式でした！