食券

世の中どんどんスピードが早くなってる。

とある飲食店で食券を買った時のこと。券売機で、お目当てのメニューボタンを押したと同時に、奥の厨房でメニュー名がアナウンスされているのが聞こえてきた。まさか！？・・・席に着く頃には、もう運ばれてくるくらいのスーペルラピードひょえ～知らんかったぁ。進化してるんやねー。

とある駅構内にある立ち食いそば屋さん。そこは、レジに立っているオバチャンから食券を買うシステム。券を買うとオバチャンが「こぶそば1つー！」と叫んで知らせるので、上記の飲食店のアナログ版ですな。
ところが、久しぶりに入ってみたらオバチャンの立ち位置に券売機がドーンと置かれていた。あぁ、オバチャンは失職したのだろうか？券を売る顔、ってお店の看板娘みたいなもんやから、普通は綺麗どころが立った方が喜ばれると思うんだけど、綺麗どころじゃ「肉うどん1つー！」とか叫べないやろから、やっぱりオバチャンに親しみを感じるなー・・・などと考えながら小銭をにぎりしめ、「ハテ？入れるとこわからん？？」とモタつくオバサンの私。後ろの男性がすっと指して教えてくれた。あ、ここですか。。。私の頭の中では、コインといえば縦に挿入したいのよ。お札みたいに寝かして入れたくないわけっ。
購入した券をカウンターに差し出すと「そば？うどん？」と聞かれた。券売機の食券ってば、「こんぶ」とか「肉」とかは明記してるけど、うどん/そば　が一緒に表記されてるんだよねー。何かスッキリしない。

成績

修了式から帰った息子が、「成績上がった～」と嬉々として通知表を差し出してきた。
ま、珍し。どれどれ・・・
ホンマや！アンタ賢いやん！！
おかしいな？そんなはずないのに先生どうかしちゃったんだろか？

なぜなら昨年秋のこと、ずっと続けてきた通信教材を断念したからだ。なかなか良い教材で、月に1度の添削テストも欠かさず提出し、息子もそれなりに達成感を味わってきた。だが、自ら進んで教材に向かった事はなくて、親が毎日のように声をかけ、マル付けをする手間がストレスだった。
だから「やめる」と切り出された時、あっさり承諾した。内心「助かったー」と思った。

それからしばらく、私も息子も開放感に包まれていた。しかしその開放感にも慣れてくると、相変わらず「早くお風呂入りやーもうゲームおしまい！！」などとウルサク言う自分がいた。実際、息子が家で机に向かうことは無くなってしまった。宿題すらやってる姿を見たことがない。尋ねると「学校でやってきた」と答えるのだ。変だなぁ？宿題少ないのかなぁ？前は教材と宿題、両方家でやってたのに？？
どうも宿題は、一緒にやろうと誘ってくれる友達がいるらしいことが判明した。
今や家ではDS→TV→DS→漫画・・・好き放題。あぁ、この子はこうしてアホになっていくんやわー・・・仕方ない、親が根を上げたんやもの。賢い子っちゅーのは、やっぱり親も根気強く導ける人でないと・・。ごめん、私はもう無理。アンタは好きに遊んで、成績下がってから自分で悩みなさい！！と思っていた。

なのに成績上がった、ってどーいうこと
息子は「頑張った」と言う。
夫は「（教材は）無駄やった、ってことやね」と。

子供って謎。
そして「子供が小学生になったら、私も教科書みて一から勉強したいわー」なんて殊勝なこと本気で思ってたのに、あっさり挫折した自分に幻滅している。

名張帰り

上手く写らなかったけど、行き先が『鮮魚』と表示されているのだ。名張駅で遭遇。
中はどーなってんだろ？と遠目に覗いてみた。長椅子の所々にオッチャン達が寝そべっている。
貸切なんだね？なんかいいなー、ガラガラの電車で両足伸ばして寝そべるって（やってみたいよぉ）

いつの間にか土曜の夜は、息子が祖父母の家へ泊まりにいくのが恒例となった。こんな日がやってこようとはちょっと前までは想像できなかった。最初の頃はちょっぴり寂しかったが、今では遊々気分。といっても土曜は夕方までクラスがあるので、羽を伸ばせるのは夜のみ。でもそれが、やけに嬉しい。遅い時間に待ち合わせして食事をする、なんてことが気兼ねなく出来るようになったのだから。


難波駅近くにこんな店発見！タパスが中心で、注文した皿はどれも美味しかった。
お店こだわりのビールも美味しかった庶民の私には、もうちょっとビールが安いと有難いのだが・・・（タパスは手頃な価格）。ザ・大阪のオバチャン、って感じの義母が、安くあげる為に居酒屋で付き出しを断るのを知った時は「恥ずかしー」と思っていたが、今やマジで私も断りたいよー。野菜チップ要らんし、その分ビール余分に頼むからさぁー。（あぁ私もオバサン化している）でもまた来たいと思った。幸せだー。

3月も半ば過ぎ・・・

母の三回忌が終わった。たまに会う親戚の叔父さん叔母さんは、会うたびに老いが進んでいるように感じる。自分の代がしっかりせなアカンなー、と思う。
お寺のお経は、何度となく観聴きしてきたが、それはそれは立派な儀式だ。5人のお坊さんが、各種打楽器（？）を担当しながら、絶妙な間合いで唱えるのだ。「これ♪ソと♪レって感じやなぁ」とか思いながらハモりに耳を傾ける。若いお坊さんの方が背筋がピンとしていて清々しい。味のある声が飛びぬけて聞こえてくるのは、熟年のお坊さんの方だ。なんとも言えない、魂の昇華を思い描いてしまう世界。

帰りの車中、父が「あの食堂の前を通るたび、病院の帰りに女房と入って食事したことを思い出して切なくなるんやー」と言った。（←毎回同じことを言っている）・・・私は『切なくなる思い出があるって幸せな事なんじゃないか？』と考えるようになった・・・父には言わなかったが。

はてさて、風邪を2度ぶり返し（←2回目は、カルメン・レデスマのクルシージョの後、熱だして寝込む事態に・・・。あのエネルギーにのぼせたんやね～）、焦々と確定申告をやっつけ、発表会の構成にウンウン唸ってたら、もう3月も後半やがなー
アカン、自分の事ちゃんと整えなきゃ！！近々のライブの

マンサニージャさん主催のライブ・コン・Juan Fernandez
4/1日曜　西中島南方のスタジオ・ティエラ
ギター　ファン・ソト
カンテ　濱田あかり
バイレ　１部17：30～　ファン・フェルナンデス　池田祥子　角井智子　重松言枝　Los Fuegos（2人組）
　　　　２部19：30～　ファン・フェルナンデス　宇根由佳　大槻敏己　佐波由紀子　El Amor (2人組)
チケット各4,500円（1部2部通し8,000円）（2部のチケット有ります）

ティエラさんは「え！？ここでライブですか！？」と半信半疑になりそうな、こじんまりしたビルの３階にあるflamencoスタジオ。ここの空間で味わうフラメンコが好きで、客席には何度か足を運んでいるのだが・・・演じる側に立つのは初めて息づかいが聞こえるぐらい客席と一体となった空間だ
ファン・フェルナンデスは若くて美しくて、笑顔がチャーミング。接したことがある人なら、みんな彼の素顔を好きになっちゃうんじゃないか？ガンガン押しの強い、汗飛び散るタイプではなく、どこかクラシカルで繊細なフラメンコ。衣装もきっと、シンプルなシャツとパンツ、っていうより「ザ・衣装ーー」って感じだと予想する。「メリーアン」とか「星空のディスタンス」を歌ってた美しいオジサンに似ているとの意見あり！？
彼のフラメンコも、共演者の皆さんも、楽しみ～にしている私だ。・・あ・・・余裕はございませんっ頑張ります

オシャレ

エステシャン修行中のFちゃんの練習台になってきた。

普段、なーんのケアもせず、素直に老化に従っている私。シミだって「これ、私のマーク」と思ってる。
エステで綺麗にしてもらうより、マッサージやリラクゼーションを望んでいる。
でも頑張ってるFちゃんの願いを叶えるべく、この弛んだお肌を差し出した。
いやぁ、顔を撫でてもらうの、って気持ちいいもんだねえ。


ボトルキープならぬ化粧品キープの棚。
顧客はこれでお手当てしてもらうらしい。化粧品を購入しさえすれば、1回の値段はすごく安くてビックリした。


最後はメイクで仕上げてくれたよ。この日私はクルリンまつげ。女ってことを思い出した
翌日も肌に弾力があって驚いた。エステって、ええもんやね～
Fちゃんはまだスピードが遅いらしく、時間配分にも課題があるらしい。
今はとにかく沢山顔を触って実践する時のようだ。がんばれー！！

さて、女ということを思い出した私。いつもボサボサの髪で、汗かいたまま化粧直しもせず。
しかし、このオシャレなセニョーラにかかれば、傍にいる者もピンクの渦に巻き込まれ、ウキウキ気分
本日のセニョーラ「これ、つけていいですか？」
カチューシャにピンクの花がついてるぅ！
「それ、首につけるんですか？」一応ボケておく。
「はいー（いったん首輪にしようとする仕草）・・・センセ、違います。こうしてー（頭につける）」
「（わっ、サマになってる）写真撮らせてくださいっ」


こんな風にレッスンを楽しんでいただけて嬉しい。
いや、楽しませていただいてるのは私の方。今まで、赤、黄、モノトーン・・・色んなテーマカラーがあったよ。
セニョーラがブラソを上げると、スーっと首と背中が伸びて、キラキラするの素敵。
「センセ、苦悩する踊りをやってみたい」
いいえっ！貴方はアレグリアスですー！