父、術前

入院したら、しばらく安心や～と思っていたら甘かった。まさかの連日呼出し他の病気が見つかり、お医者さんの話が二転三転し、手術日も変更になった。決断を迫られる側は、何がベストの選択なのかわからなくなる
「医龍なら、同時オペなのにね・・・」と夫。そう、坂口憲二ならね。（現実逃避～）

そして、喉頭摘出後の事に気がいってたが、現実には、そこにいく前のハードル【術後せん妄】を乗り越えねばならぬ事を知る。高齢者に多い症状らしく、麻酔から覚めて、ここはどこ？と自分の状況が認識出来ずに、管を抜いて暴れたりするらしい。ならない人もいるらしいけど・・・せん妄について調べるにつけ、父はヤバいと感じる。前に手術した時、「そこに虫がいる」とか「エビスさんがこっち見てる」とか、幻覚を見て怒り出した事があった。あの時は1、2日で治ったけど、今度はどうかな？
くー！気持ちの準備が要る。来るなら来い！だ

AUサポート様さま

あれから再度、復元を試したところ、連絡先が戻るどころか、LINEもメールも出来なくなってしまい、さすがにピンチ感を強めたワタシ。あーん、困ったよぉー。
昨日持ち帰った紙袋からマニュアルを取り出す・・・知りたいことが載ってないっ！！ぎゃー！！
ふと、紙袋の側面にベタッと貼り付けられたプリントに気がついた。問い合わせ番号ーーよれよれと家の電話にしがみつく。
受話器の向こうのＡＵお姉さんが天使に思えた。
天使の仰せの通りにポチポチしていったら・・・
連絡先が戻ってきたよーーー

最近は、キャリア契約せずに、月々格安で使いこなしてる人もいるみたいで、そんなスキルがあったらいいな～と思っていたけど、私には無理や。困った時はAU姉さんや。

しくじった！

今日、iPhoneを機種変して、バックアップを復元したのだけど・・・連絡先まっさらー！消えてた
連絡先だけ別の保存が必要だったのかな？
やってもーた
これから電話やメールでご連絡下さる方は、名乗って下さると助かります

父、その後

父の手術日が決まった。紹介状を頂いてから、検査の為に何度も足を運び提示されるがまま最短の診察予約をとってきたけれど、ここに至るまで2ヶ月近くを要した。やれやれだが、これからが本番なんである。
父の病は喉頭癌（つんくが記憶に新しい）。残念だが声を失うことになる。余命を宣告された時、父は最初「このままでいい」と言った。もうお呼びがかかっているのだから、と。
しかし「このまま」にしておくと腫瘍は膨らみ、痛みと呼吸困難でどれだけ壮絶な目に合うか、医師の話を聞いて容易に想像できた。痛みは薬で抑えられるが、息が出来なくなると孔をあけるしか医学的処置は無いそうだ。孔をあけるなら、最初から手術しておけば・・・と後悔する人が多いらしい。（冷静に考えてみれば、生きる為には手術しか選択肢が無いわけだ）
父の友人達の説得もあり、本人の口から「生きたい！」という言葉が出て、やっと道が見えた。たぶんこれからの大変さは、本人は深く考えていないけど。
・・・というわけで、頑固老人にCメールをマスターするよう迫っているのだが、その必要性を理解する気無し。元気復活して、元の生活に戻れたとして、実家に電話したら無言て嫌なんですけどー。「又吉の本読みたい！」て意欲を、そっちに向けて欲しいわー。

2015夏、まだ途中

秋に向けて立て続けにライブの話が舞い込み、どうしよう私？今それどころじゃないよ？と迷っていた。
ここ1、2ヶ月の間、水中をもがいているようで、ほんの少しずつしか前に進めず、水面に上がって息継ぎをしたかった。せめてゴールとコースが見えてくれたらいいのに！！
こんな状況だからこそ？なのか？自分の中に踊りたい渇望があると気付いてしまった。見通しが立つのを待っていられない。
えーい、踊っちゃえ！何とかなるわい！その方が、気持ちのバランスが取れる、きっと。

中学生の夏休みは、部活動と塾デビューで忙しい。お盆の間だけ家に居たので、一緒に映画を観に行った。彼が観たいものと、私が興味を持つものは違って当然なので、ミッション・インポッシブルが双方の落ちどころだった。
トムクルーズ、今もカッコいいんやねー。爽快で楽しかった。
帰り道ジャン、ジャン、ジャージャンと口ずさみ浮かれる母に、息子も嫌がる様子はない。たまたま入った店で食べたもつ鍋が美味しくって「幸せー」と口をついた。同じ物を「美味しい」と言って、箸が進んでいる息子が目の前に居る。これで幸せ。あぁ有難う。