フラメンコ教室 大阪市住之江区 三重県名張市 『寝ても醒めてもフラメンコ』

フラメンコのこと、日々のささやかな想い、暮らしのことなどを、とりとめもなく綴っています。

セビージャ6日目レッスン4

2016-09-30 | スペイン2016
朝は果物やヨーグルト、ハム、チーズ、ゆで卵などを食べてから出て行き、更にレッスン前、バルにて朝食。

パンを小さいのに変更してもらったら1.8ユーロになった

今日のテクニカは、先生お疲れ気味。少し難解な足の見本を見せて、「自分達で練習しといて。yukikoが教えるから。」と言って休憩に出てしまった!マジでか?!みんなスペイン人に習いに来てるのに、そりゃ無いぜー
ともかく、みんなの前で言われた足をやって、カウントとって、先生戻って来たらソソクサーッと引っ込んだ。常連の1人が、温かくヘルプしてくれて助かったよ。(その方は日本人で、英語もスペイン語もペラペラで頼もしい!)
続くフェリペのクラス前、昨日の足が思い出せなくて、自分の足を撮ったのを確認していたら、フェリペがやって来て、自分も忘れたから見せてくれ、と。
今日はギターに、外国人の練習生と、その先生が加わった。振付はレトラ2つに、シエレまで。明日は進まないな、たぶん。(たまにはエスコビージャ習いたいよっ)

夜は、キンテーロ劇場にファニジョロを聴きに出かけた。ビエナルの公式プログラムではないが、ヘレスのプラスエラ地区の方々に加え、ゲストにエンリケ・エストレメーニョとファン・ホセ・アマドールが出る。
開演の19時前に行ったら、まだ開場すらしていなかった。そこでバイラオールの出水くんに遭遇!ひゃあー、こんな所でっ、と話が弾む。

始まったのは19:30。最初から19時に始めるつもりないよね、ね、ね?
ファニジョロは顔を真っ赤にして熱唱。血管切れそう。カンテソロだけでなく、コーラスやパーカッションを従えたポップ調の曲もあり、リラックスして楽しめた。休憩の間に、同じ列に座っていた優しそうなマダムが、日本人?フラメンコやってるの?と話しかけてきた。色々質問されて、こういう時、もっと言葉が出来たらなぁ!って思う。後半はバイレも入り(そのマダムの先生らしい)ファニジョロの公演は大御所たちに見守られ、賑やかだった。

cazon en adobo サメの酢漬けを揚げたもの。ビールに合う。

ケン ケン パ 試してね、って。ソレアのコンパス。

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セビージャ5日目レッスン3

2016-09-29 | スペイン2016
タジェール・フラメンコでは、金曜にフラッシュ・モブをやるらしく、テクニカの最後に、ほぼ強制的に振付を教わっている。とても簡単なルンバだ。最初は全然乗り気じゃなかったが、踊ってる内にちょっと楽しくなってきた・・・果たして、広場で踊るハメになるのだろうか??
フェリペのクラスは、今日もちょっぴりしか進まなかった。その進んだ足、それまでの振付からすると、唐突に難しくなってないか??
終わってから更衣室で、他の2人に
「先週までは簡単だったのよ。貴女が入ったから難しくなったんだと思う!」と言われた。・・・あわわ
私は、難しいのを望んでいるわけではないけど、このペースでは終わりそうもない。先週はどうだったの?と聞いたら、ファルーカを2分ぐらい、という返事。2分
今週やっているのはアレグリアス。歌振りだけで終わったら、日本で受けるクルシージョと変わらない。振付構成の起承転結に興味があるんだけどなぁ。

今日のお昼は外食と決めていた。
cocido serranoをオススメされた。

胃に優しい家庭的な味。
続いて出て来たのがコレ。

PRINGAって言うんだって。スープに入れてもいいし、パンをギュッと押し付けて食べるんだよ、って。どれどれ・・・何コレ、めちゃ美味しいやん!塩気が運動後の身体に染み渡る〜。今日のお昼はビールと合わせて5.2ユーロ。

あちらで食べていた女の人がスーッと寄ってきて「ハポン?」。「ワタシ、ナタリア。木曜ここで唄う。」えー、カンタオーラなの?木曜は劇場のチケット買ってるから来れない、来週は?と聞いたら、来週は「ワタシ、東京」。へぇー、日本に呼ばれるくらいの人なのね?聴きたかったなぁ。

カウンターで、ニキビ顔の男の子が、スマホを見つめながら同じメニューを食べている。きっと息子と同じ位の歳だ!ついつい見つめてしまう私。隣でワインを飲んでいたお父さん(おじいさんかも)が世話を焼いて、残した人参を食べてあげていた。
ウチの子は今週、運動会だ。ちゃんとやってるかな。。。

今夜は、劇場の予定が無く(パストーラ・ガルバンは早くから完売)ビエナル主催の無料のイベントに出掛けることにした。開演2時間前から入場券を発行しているらしい。だけど場所の情報が無い。
タジェール・フラメンコに聞きに行った。

カジェ(通り)の名前と、地図でどの辺りか教えてもらった。良かった〜、聞いてみて。全然違う場所を想定していたからだ。
観光地の方にあるその場所に、20時に着いた。入場券はもう、おしまいって!(開演21時)
こんなに案内が分かりにくい、ビエナルの会場でもない所なのに?




行きたかったのはコレ。


残念だけど、公演通いが4連夜だったので、休め、ってことかな?今日はゆっくりブラブラ帰るとしよう。



フェリア通りの市場。

注文したら壁に書いて、名前を呼ばれる。


タラ入りのトルティージャ。魚のクロケタ。6.2ユーロ。

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セビージャ4日目レッスン2

2016-09-28 | スペイン2016
朝食はピソで、火を使わずサッと盛れるものを摂取して、11:30〜のレッスン前に、近くのバルでカフェ・コン・レチェとパンを頼むパターンでいってみよう。


今日は洗濯デビュー。セニョーラに見張られて(笑)洗濯機に入れて洗剤投入。操作はセニョーラがやる、とのこと。理由は「水が冷たいから」???意味分からないけど、従いまーす。



2ユーロ。

レッスン2日目。テクニカは昨日の内容にプラスα。
続くフェリペのクラスは、マダムが消えて3人だけになった。初日の復習が殆どで、ほんのちょっぴりしか進まない。NYのラナは、ガッツで頑張る人。オハイオ州のルチアナは、もう泣きそう。クラス前に、全然わからない、昨日やった事も忘れた、と嘆いていた。聞いたらフラメンコ歴2年だって!!!マジでか?!そりゃ相当苦しかろう。でもフェリペはすごく彼女に気を配っていて、ボードにアレグリアスのコンパスを書いて、まずはコレをマスターするように説明していた。(それしか無いわな)levelがバラバラで、クラス進行に頭を痛めている様子。フェリペ頑張って!

レッスンが終わるのが14:30。昨日はスタジオ借りて練習したけど、もう疲れて無理やわ。
ピソで昼ご飯を作って食べる。

リゾット。味噌とんこつ味。

夕方にシャワーを浴びて、今夜の劇場へ。
とにかく早めに出る。余裕で着いた時はタパる。 このパターンでいく。

タコのポテサラ。何ユーロか忘れた。3、4辺り。

20時頃、まだ明るく、気温は36度!(来る時マドリッドは寒かったのに、セビージャは暑い・・・持ってきた服は、寒さ対策ばかりで、完全に間違えた感)

36度の写真を撮って振り返ったら、Jちゃんが居た。びっくりしたなぁ!!

今日はロペ・デ・ベガ劇場で、アントニオ・レジェスという人のカンテ。伴奏のディエゴ・デル・モラオが観たくて(聴きたくて)やってきた。


初めてバルコニー席に。このドアの向こうに椅子が3席だけの半個室。

私、やらかした!このドア、ホテルみたいに、外に出たら自動でカギが閉まる。案内係のお姉さんに鍵で開けてもらった



アントニオは、これからの人なのかな?綺麗にしっかり唄っている印象を受けた。
ディエゴは、めちゃめちゃ良かった。あの身体の揺すり方が好き。色気を感じる。音色も色っぽくて、カナステーラという曲のサリーダだけでもウットリした。
パルメーロが3人のブレリアは、聴きごたえがあった。

帰りにJちゃんに、興味深い話を聞いた
ヒターノの男性に習った時、ひたすら速いテンポで足をやらされたそうだ。ゆっくりはダメなんだって。こういうのは速くやらないとダメ、ってひたすら。こんなにやるんやー、と思ったのだそう。
ゆっくり出来ないと、速くは出来ない、っていう先生も居るし、どっちの先生も本当の事言ってるんだよね、って話をした。
ひたすら足っていうレッスン、私にはもう厳しいかな・・・今日、レッスン中に指が攣ったし
フェリペが、自分もよく攣る、って。え〜?!ほんまぁ?!
私の5本指ソックスを見て、分かれてるのはダメだ、ひとまとめじゃないと、って。え〜?!ほんまぁ?!
わざわざ靴を脱いで見せてくれたんだけど、黒い薄手のやつ履いてた。
靴を脱いで、冷たいところ歩くんだ、揉んだりしないで、ゆーっくり歩くんだ、って。スタジオ出たところの床を歩いたら、ひんやりしていて、これはホンマや!と納得した。
スタジオ内でレッスン中、スタジオ外をソーッと歩いているマヌケなワタクシ。ole〜!

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セビージャ3日目レッスン開始

2016-09-27 | スペイン2016
月曜、目的のレッスンがスタートした。前回来た時に、カサ・デ・ラ・メモリアで観たフェリペ・マトが気になって、いつか習ってみたいと思っていた。そう、元々ビエナルの事は考えてなくて、スペインへ行こう!誰に習おう?あ、フェリペ・マトのクルソがあるんや!!あ、ビエナル期間にかかってる!やったぁー!という感じで決めたのである。
彼が教えているスタジオは、タジェール・フラメンコという、スペイン語その他のレッスンもされている総合的な教室が経営していて、ずっと前からあるようなのだが、私は初めて。ピソもこちらでお願いしたら、スタジオまで1分!こんなん初めて!レッスン着で行くことにした。
予約していたLevelのクラスは、申込者が私1人だったので違うクラスに入ることになった。
まずは、別の先生によるテクニカ90分。あらかじめ聞いていた先生と違うんですけど???・・・ま、いいか。今まで習った事が無いスタイル。内容は超ベーシック。そのままレッスンに取り入れられるテクニカばかりで勉強になる。こうして、この土地で習える幸せを噛み締めた。しっかりやろう
続いて、楽しみにしていたフェリペ・マト。思っていたより小柄で若い兄ちゃんだった。ピソのセニョーラが、「フェリペは踊り手としても素晴らしいけど、先生としても優れているのよ。」って。
最初はアレグリアスを唄ってくれて、私達にパルマを叩かせた。メトロノームみたいにバチバチ叩いたらダメ、もっとスアベ(柔らかく)に、と言われた。あ、そーか何年やっていても、ハッ!と気付かされる事がある。
私を含めても4人しかいないので、一人一人を細かく見てくれる。そして私に言ってくれた事、あー、それなんだよ、貴方に習いたかった事ー!と思った。
オハイオ州の女の子とニューヨークの女の子と、個性的なマダム、そして日本人の私。
すっごく上手なスペイン人がギューギュー詰めかけている人気のクラスも刺激的だが、それだと、自分から気付く事しか学べないから、こういうのもイイなぁ。

夜は、イサベル・バジョンの公演へ。マエストランサ劇場にリベンジ!である
大通りに出るのをやめて、セントロを徒歩でズンズン突っきったら、50分近くかかった









レッスン後の脚には堪えたが、バス待ちストレス無し。

公演は、奇才イスラエル・ガルバンが監修したもので、かなりシュールな喜劇。イサベル・バジョンは、イメージを崩すようなノリノリの演技で頑張ってた。言葉がわからなくて笑えない所が沢山あったけど、面白くて、ずいぶん奇妙な作品だった。

帰りは勿論バスに乗った。ところが油断してた!絶対曲がると思ってた所で曲がらず、どんどん市内から遠ざかっていく。どうしよう、ここで降りたら引き返すバスが捕まえられるのだろうか?と迷っているうちに、取り返しがつかないほど遠くに来てしまった。疲れは判断力を鈍らせるんやな。
運転手さんに救いを求め、結局終点まで行ってしまい、「大丈夫。10分休憩するけど、また引き返すから。」と励まされた。道中 何度か気にかけて声をかけてくれ(運転しながら、思い切り振り向くのヤメテ〜)、降りる場所がきたら合図してくれた。
12時だが人通りはある。あぁ、運転手さん有難う。教えてくれた方向に駆け出しながら振り向いたら、走り出すバスから大きく手を振ってくれているのが見えた。優しいなー、この土地の人は、みんな。

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日曜日続き

2016-09-26 | スペイン2016
Blog楽しみにしてます、と何人かに声をかけてもらったので、いつもより頑張ってアップしている。せっかくスペインに来ているのだから、それに時間をかけるのは勿体無いかなー、と以前の私なら思っていたが、こうして文章にして振り返ってみると、頭の中が整理されるようで、なかなか良いものだ。読んでくれている人の愛のお陰ね

ロペ・デ・ベガ劇場へ向かうべく、早目にバス停に向かった。今度はさほど待たずに乗れた。バスの中のTV広告が面白い。el caqui で柿の宣伝。kumonはスペインにもあるのかぁ。。。

早めに劇場に着き、今度はバルに寄る余裕も。



開演時間の20:30になっても、まだ長蛇の列。地元のアルティスタが何人も観に来ている。
さて、自分の席がどこかわからなくて困った。真ん中の通路を歩きながら、端の座席の上の番号に目をやるのだが、みんな同じ数字?!列番号は、座席のサイド下にあった。列を見つけて座りに行くと、私の席は13番なのに、12の次が14になってて動揺!!
通路を挟んで左右が、奇数と偶数席に分かれておる。不思議な構造。

公演の内容や出演者については、専門のフラメンコ・ジャーナリストのサイトなどを参考にしてもらうと良くわかると思うので、私は個人的な感想程度に。
えーっと----、良かったです!!!(爆)
いやぁ、感想言い出したらキリ無いわ。アントニオ・カナーレスが看板の舞台に、カルメン・レデスマのグループが堪能できるとはサプライズ。これ、日本で彼らを組み合わせたマンサニージャさんの功績が大きいと思う。カルメンが踊る時はアントニオ・モジャが弾き、カナーレスの時は振付にピッタリ張り付いたモダンなギターだなぁ、と思っていたらパコ・イグレシアス。フェステーロのルイス・ペーニャの見せ場もあり、みーんな日本でお馴染みのアルティスタ達やん?日本のフラメンコ関係者はすごく良い仕事してくれてるんやなぁ、と思った次第であります。
私的には前半がすごーく良くて、後半が少し物足りなかったので、このあとのサンタ・クララを目指してみる気になった。どうやって行けばベストなのか全然わからなかったけど、間に合わなければ縁がなかった、ということで。
バスの中で、iPhoneの地図が相当役に立っている。難なく11時前に着いてしまった。その時、なぜか私の頭の中では、11時開演が11:30開演に変換されていて、なんかちょっと小腹に入れていこうと思い立ち、お手軽なモンタディート(小さいボカディージョ)の店に飛び込んだ。前の人の注文が長いっ!あぁ時間が過ぎて行くよう〜と思いながら、自分の番が来て、テイクアウトで注文。そしたら、30分待ちと言うでは無いかっ。あきらめて会場に行ったのが11:15頃。受付でチケットありますか?と聞いたら、あっさり売り切れと言われてしまった。そっか・・・そうだよね、あきらめて帰ろうとしたその時、入り口付近にいた男性がチケットを差し出してきた。あ、これがダフ屋というやつか!と身構えた私は思わず いくら?と聞いた。するとタダであげる、って。マジで?!そのやり取りを見ていた受付のおっちゃんが、おいでーと手招きしてくれたので、私は御礼を言って会場に急いだ。急ぎながら、あの人、ええ人やったんやー、お金払えば良かったかな・・・と頭をよぎった。
運良く入れたサンタ・クララでは、人々がワイン片手に開演を待っていた。こりゃ、テイクアウトを持ち込める雰囲気じゃないなしかし、開演後の暗闇に紛れて、念の為に持参して来た おにぎり にこっそりかぶりついたのであった。
ペペ・アビチュエラはご年配なので、若い共演者たちが彼の演奏を、一生懸命汗だくで支えていた。カンテの人は、踊り伴唱っぽくて、ソロで聴くには物足りない。演奏はまったりしていて、ところどころ往年の響きのような感じを受けた。バイレにアルバ・エレディア。すごいなーとは思うんだけど、好みじゃない。モネタが良くやってる野性的なマルカールや首のグルン!が出てきて・・・なんだろう?モネタがやるとイイのに、この人のは何かが違う。古い動画で観たことのある、マリキージャの衝撃の床寝技が出てきて会場が湧いたけど、私はやっぱり好きじゃない。押しの一手だからかなぁ?グラナダの個性だなぁ。
終演後にパチリ。

素敵な雰囲気の会場。

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