フラメンコ教室 大阪市住之江区 三重県名張市 『寝ても醒めてもフラメンコ』

フラメンコのこと、日々のささやかな想い、暮らしのことなどを、とりとめもなく綴っています。

日曜日続き

2016-09-26 | スペイン2016
Blog楽しみにしてます、と何人かに声をかけてもらったので、いつもより頑張ってアップしている。せっかくスペインに来ているのだから、それに時間をかけるのは勿体無いかなー、と以前の私なら思っていたが、こうして文章にして振り返ってみると、頭の中が整理されるようで、なかなか良いものだ。読んでくれている人の愛のお陰ね

ロペ・デ・ベガ劇場へ向かうべく、早目にバス停に向かった。今度はさほど待たずに乗れた。バスの中のTV広告が面白い。el caqui で柿の宣伝。kumonはスペインにもあるのかぁ。。。

早めに劇場に着き、今度はバルに寄る余裕も。



開演時間の20:30になっても、まだ長蛇の列。地元のアルティスタが何人も観に来ている。
さて、自分の席がどこかわからなくて困った。真ん中の通路を歩きながら、端の座席の上の番号に目をやるのだが、みんな同じ数字?!列番号は、座席のサイド下にあった。列を見つけて座りに行くと、私の席は13番なのに、12の次が14になってて動揺!!
通路を挟んで左右が、奇数と偶数席に分かれておる。不思議な構造。

公演の内容や出演者については、専門のフラメンコ・ジャーナリストのサイトなどを参考にしてもらうと良くわかると思うので、私は個人的な感想程度に。
えーっと----、良かったです!!!(爆)
いやぁ、感想言い出したらキリ無いわ。アントニオ・カナーレスが看板の舞台に、カルメン・レデスマのグループが堪能できるとはサプライズ。これ、日本で彼らを組み合わせたマンサニージャさんの功績が大きいと思う。カルメンが踊る時はアントニオ・モジャが弾き、カナーレスの時は振付にピッタリ張り付いたモダンなギターだなぁ、と思っていたらパコ・イグレシアス。フェステーロのルイス・ペーニャの見せ場もあり、みーんな日本でお馴染みのアルティスタ達やん?日本のフラメンコ関係者はすごく良い仕事してくれてるんやなぁ、と思った次第であります。
私的には前半がすごーく良くて、後半が少し物足りなかったので、このあとのサンタ・クララを目指してみる気になった。どうやって行けばベストなのか全然わからなかったけど、間に合わなければ縁がなかった、ということで。
バスの中で、iPhoneの地図が相当役に立っている。難なく11時前に着いてしまった。その時、なぜか私の頭の中では、11時開演が11:30開演に変換されていて、なんかちょっと小腹に入れていこうと思い立ち、お手軽なモンタディート(小さいボカディージョ)の店に飛び込んだ。前の人の注文が長いっ!あぁ時間が過ぎて行くよう〜と思いながら、自分の番が来て、テイクアウトで注文。そしたら、30分待ちと言うでは無いかっ。あきらめて会場に行ったのが11:15頃。受付でチケットありますか?と聞いたら、あっさり売り切れと言われてしまった。そっか・・・そうだよね、あきらめて帰ろうとしたその時、入り口付近にいた男性がチケットを差し出してきた。あ、これがダフ屋というやつか!と身構えた私は思わず いくら?と聞いた。するとタダであげる、って。マジで?!そのやり取りを見ていた受付のおっちゃんが、おいでーと手招きしてくれたので、私は御礼を言って会場に急いだ。急ぎながら、あの人、ええ人やったんやー、お金払えば良かったかな・・・と頭をよぎった。
運良く入れたサンタ・クララでは、人々がワイン片手に開演を待っていた。こりゃ、テイクアウトを持ち込める雰囲気じゃないなしかし、開演後の暗闇に紛れて、念の為に持参して来た おにぎり にこっそりかぶりついたのであった。
ペペ・アビチュエラはご年配なので、若い共演者たちが彼の演奏を、一生懸命汗だくで支えていた。カンテの人は、踊り伴唱っぽくて、ソロで聴くには物足りない。演奏はまったりしていて、ところどころ往年の響きのような感じを受けた。バイレにアルバ・エレディア。すごいなーとは思うんだけど、好みじゃない。モネタが良くやってる野性的なマルカールや首のグルン!が出てきて・・・なんだろう?モネタがやるとイイのに、この人のは何かが違う。古い動画で観たことのある、マリキージャの衝撃の床寝技が出てきて会場が湧いたけど、私はやっぱり好きじゃない。押しの一手だからかなぁ?グラナダの個性だなぁ。
終演後にパチリ。

素敵な雰囲気の会場。

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セビージャ2日目日曜日

2016-09-26 | スペイン2016
日曜日、お昼にビエナル主催の無料の催し物がある。会場となるサンタ・クララの場所を調べてみたら、滞在先から近そう!歩いていける
突き当たりがサンタ・クララ。



写真展をぶらぶらして待つ。

いよいよ始まった!

初めて生で観るオルガ・ペルセは、ヌーディーなコスチュームに、爬虫類?的な動きで壁に張り付き、子供もビックリ。

観客の反応を巧く捉えて、即興的な動きに繋げているようだ。コケティッシュな魅力。
壁の光と影も、舞台装置に思えて、つくづくアートだなぁ。


オルガ・ペルセ、身体能力の高さと優れた感性の持ち主の上に、手を抜かない体当たりのパフォーマンス。
ここでのショーが終わり、アナウンスがあって観客がゾロゾロ移動を始めた。え?終わりじゃないの?
なんと裏手に特設舞台が設けられていた。
床面全体を覆うバタ・デ・コーラ。その履き口は、登場したカンタオーラに繋がっていた!

最前列にクラウディア・クルスが観に来ているのを発見!
ひとしきりカンテが終わると、目の前をコーラが空に引き上げられ、なんと日を遮るテント代わり。
再びオルガ・ペルセ登場。さっき水中で暴れたのに、まだ踊ってくれるなんて

間近で しかと堪能した。(爬虫類で終わらなくて良かったわぁ)いやはや、一流の舞台を無料で楽しめた。ビエナルあっぱれ。
帰り口に向かった時、ペペ・アビチュエラと遭遇!(iphoneを向けて、いいか?とジェスチャーしたら頷いてくれたのでパチリ!)

今晩11時から、ここで彼の演奏がある。ピソから近い事がわかったし、行きたいな。チケットまだあるかなぁ?・・・でも明日からレッスン始まるし、無理しない方がいいかも・・・。今晩は20:30〜のカナーレスのチケットを買っている。それが終わった時の気分と状況で決めることにしよう。
道順と景色を頭に叩き込みながら帰路につく。日曜のアラメダ公園は大賑わい。

ピソに着くと、日本人の彼がギターを練習しているのが聴こえてきた。彼は長く居るようで、食事もセニョーラに作ってもらっているようだ。こうしてこの土地の生活に溶け込んで、また1人、日本で活躍するギタリストが育っていくのだな


お昼ご飯に、早くもお米登場。キッチンを気兼ねなく使える時間が限られているので、いつもこんな感じになりそう。
ひと休みして、夜はロペ・デ・ベガ劇場だ。今度は余裕を持って出発するぞ〜。


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