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話の扉

一級建築士 野積基子所長のブログ

東京国立博物館

2019-05-30 12:28:46 | 絵画 美術
東京国立博物館で
『特別展 美を紡ぐ 日本美術の名品』
観てきました。

令和にちなみ皇室の至宝 国宝 重文の公開です

文化庁 宮内庁の所蔵は
さすがの逸品揃いです。
古くは雪舟 永徳・・光琳 北斎まで

そんな中でも、私が好きな絶品は

 納涼図屏風 久隅 守景 国宝 江戸時代17世紀
実物画の素晴らしこと!!
夏の暑い日の夕暮れ時かな 雰囲気がよく出ています。 
最近、絵の中の空気感や香り 音 を感じるのが最大の楽しみです。
好きな絵の自分なりの尺度にしています。

他 令和にちなむ
万葉集の部分が公開されていました。(読めない)





グッドニュース

2018-05-19 15:30:39 | 絵画 美術
とても嬉しいお知らせがきました。

高崎市民展に日本画を出品しました。
その作品がなんと! 特選になった連絡がきたのです。(^_-)-☆
ビックリです。
とても嬉しいです。

作品を撮影しないで提出したので画像がありません
戻ったら見てもらいたいです。
  
作品名が
「夜空へ舞う」です。
タンポポの綿毛が夜空に向かって飛んでいく様子を描きました。

(高崎市シティーギャラリー24日まで)

この連休

2018-05-07 13:16:42 | 絵画 美術
この連休は前半は仕事
後半は美術館三昧でした。
まずは4日に
高崎市染料植物園に行きました。

葉っぱを実物大で描く方です。
ちなみに群馬姓は本名です。
高崎市出身です。
とても緻密で繊細です。

ご本人の講演というより植物園スタッフとも
ℚ&A方式トークでした。
お話しがいきなり飛ぶのもアーティスト独特な雰囲気でした。
画法が全てテンペラ画で顔料とも接着が卵というのも
初めてしりました。
こんな楽しい作品もありました。


植物園専門館は日本で2つしかないとのことです。
高崎市染料植物園がその一つです。
ちなみにもう一つは京都だそうです。
貴重ですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5日は高崎市美術館
水野暁さんの
公開制作を拝見しました。
プロの筆使いをぜひ見たかったので貴重な体験でした。

美術館と併設している
井上邸の庭で実施されました。
見学者ざっと数えて100人以上いました。
遠い人は尾道から来た人がいました。

現在、全作品が展示されております。

写実画家の水野さんです
リンゴの木はまるでそこに木が生えているようです。
実を採りたくなりますよ。
  
鳥や動物を羽の一枚一枚・・
毛の1本1本・・・・
それは それはリアルに描かれています。
そのリアルな画からあえて最終的に表面を荒らして仕上げてあります。
かなりグロテスクな表現も多く理解できない絵も多かったです。
   
製作の最中を多数の人に見られながらも描けるは慣れと画力でしょうね
ちなみに
正面、この木の枝群を描いています。

水野さんは赤城山を数年かけて200号サイズで全ての製作を写生をで仕上げたそうです。
(風が強い日もあるしな~)
    
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6日には群馬県立美術館
湯浅一郎展へ

ポスターに記載されていますが
安中市出身です(現在の有田屋)
明治元年生まれで生誕150年の展覧会です。
一同に作品を観るのは初めてです。
当時の洋画界の大御所、黒田清輝の弟子です。

20代で自費でヨーロッパに3年以上滞在して
プラド美術館において、ベラスケスの模写をたくさんしています。
今回もそれらが展示されております。
画面が暗い 黒い・・・・

私の一番のお気に入りは
芙蓉と女性の画で光の表現がすごくいいです。
この時代では外光画家とも呼ばれました。
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満足の美術館三昧でした。(^_-)-☆


美術館

2018-01-15 11:15:12 | 絵画 美術
高崎市美術館で
「生誕100年  清宮 質文(せいみや なおぶみ)展」を
観てきました。


  

  


木版画家です。
作品のほどんどが版画です。
同じ版木で色を変えています。

ガラス絵もいい雰囲気でしした

特長的なのは
哲学的な作風 画風を感じました。
人間とは?
空気感の表現にもこだわりを持った画家です。


この展覧会に数枚ありましたが
私はデッサンを見るのを楽しみにしています。
作品以前のたくさんの下書きなど描きためた
画帳の公開を期待しています。

   

青森へ

2017-07-21 12:34:13 | 絵画 美術
青森へ行きました。

今回の第一の目的は
青森県南津軽郡浪岡町にある
『常田 健 の土蔵アトリエ美術館』
の訪問です。

元蔵を改造したアトリエで生前のままの状態とのこと

左の絵は絶筆とのこと



常田 健は知る人ぞ知る 存在です。
1910年~2000年
油絵画家です。
画題が働く農民や漁港の活動的な絵
母子や父子の親子和やかと動きのある絵・・・

人物や生物画も見るものにダイレクトに
伝わる絵をたくさん描きました。

常田は生涯300枚以上を書き上げましたが
1枚として人手に渡らず
すべて自宅に保管されていました。
売るためでなく 自分のためのみに
描くことを徹底された方です。

亡くなる数年前に銀座の画廊オーナー
に見いだされて
何度も 何度もも訪問を受けて
しぶしぶ東京銀座の画廊で個展を開いたと
現在館長をしている3女の方が話しておりました。
その後NHKの取材やら各地の巡回個展・・・
一躍有名になりました。
数年前にも日曜美術館で放映されました。

人柄が絵に滲みでています。
一言で表現するなら
『純朴かつ大胆』です。

このリンゴが大きくなるころ

11月~12月にもう一度訪問したいです。
今回展示していなかった
『リンゴの木』をぜひ観たいです。

その後
少し かなり足を延ばして
木造の橋で最長の

鶴の舞橋を観ました。


最後に青森県立美術館へ行きました。
現代美術館の様相で
白で全てが統一されています。



中庭に巨大な青森犬がいます。
横向き画で失礼します。