話の扉

一級建築士 野積基子所長のブログ

現場

2017-11-23 12:55:50 | 建築
相談された現場に行きました。
古民家 半世紀以上前の建築です。
養蚕農家建築です。
寒い 超寒い!!(毎年アカギレ しもやけに悩みが深く 痛々しい)
水廻り不便・・・広過ぎ(100坪超え)・・・
相談者の悩みはいっぱいで尽きません


直し方にはいろいろな選択肢があります。
千差万別です。
費用と希望のバランスが重要となります。
(これは新築でも同じことがいえます。)
そもそも広過ぎる悩みの解消が優先順位が高いと判断しました。
コンパクトの建て替えが一番いいのかもしれませんが
ここが町の史跡指定になっていて 普通の現代版新築では
そぐわないのでと継承する建築を提案しました。
(他の複数の建設会社は全て新築の提案とのこと)

全体的な雰囲気・環境を配慮して
規模を縮小しながらもご家族の暮らしの快適性の確保と
3世代同居 のソフト的なプラン構成など・・・・
なんたって、コストとの闘いの難問に挑戦することになりました。(>_<)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    
アレ!?
別棟の車庫兼納屋(ここも30坪以上)の中に

レトロな車がありました。
現役バリバリの車で
今日も一走り出かけたそうですよ。
  
   

現場

2017-11-21 19:53:28 | 建築
軸組検査がありました。

第3者機関による検査です。

前日に社内検査をして
書類を整えてから
この検査となります。

図面と現場の照合をします。

この検査はとても重要となり
毎回丁寧な確認を繰り返します。


念願叶う

2017-11-19 18:38:14 | 建築
ずっと行きたかった
奈良井宿・白川郷 高山へ行ってきました。
個人で行きたくて数年来の希望が叶いました。

街道の要所で時代小説によく登場して憧れの地です。

よくまとまった宿場町でした。
生活感もあり随所に保存に気を使っています。

白川郷へ

山上から全景です。
左が和田家です。(右が神田家)
和田家が一番有名で、たくさんの人がいました。
外人向けガイドブックにもWADAKEで
紹介されているようで海外勢がすごく多かったです。
たぶん日本人より多い
体格が大きく 古来伝来の日本間寸法から
はみ出るイメージで 身長が2m近く 全身黒の服だと
熊か?!!とドッキリです。
梯子など折れるのでは・・・と妙に心配でした。

和田家と少し離れた『神田家』は
大通りから少し入った所で 落ち着いてとても
いい雰囲気でした。
神田さんが囲炉裏に火を入れてくたりお茶をふるまったり
とても寛げる時間を過ごせて遠くまで来たかいがありました。
空気感や古いの木の香 土壁の匂いが時代を超えて当時を
経験できるまでの貴重な経験ができました。


骨組がすごいですね
いつも先人の知恵と技術の高さに感心します。

  
高山では
豪商の家が保存されています。

白川郷とはまた違う大工の高度な技術と材料の質の高さが目を引きます。


この部屋は客室です。
天井の仕上げ方を観て下さい。
曲線仕上げです。
当時としてはかなり斬新です。

また行きたいな
また行くね

地元の(=^・・^=)全然会えなかった。