話の扉

一級建築士 野積基子所長のブログ

ジャスト ピッタリ!

2016-07-30 11:40:46 | 建築
家具納品に立ち会いました。
大変長らくお待たせしました。

家具はソファーです。
ちょっとしたミニベッドにもなります。
かなり重く搬入にも気を使います。


材種は栗材です。
室内の雰囲気にジャスト ピッタリで
お客様もとても喜んでいただきました。
吹き抜けから見た様子


このソファー 右手に小上がり畳があります。
そこからも座卓はさんで左壁の大型テレビが見えるように
ちょこっと うたた寝が気持ちよくできる
土間玄関から入ってすぐなので圧迫感を感じさせないように

玄関から見た様子
   

つまりここでのソファーの背面は極力低く 低く・・・・することが
課題になりました。
背もたれが低いと頭を支えられないので
うたた寝はできません。(-。-)y-゜゜゜×××

いろいろとスケッチ案描いて・・・・・
家具担当と打ち合わせを繰り返してこのソファーを提案しました。


お客様からのご要望は率直・シンプルで分かりやすいですが、
それを、デザインして作成するのはかなり難度が高かったです。

この苦労もお客様の喜ぶ(*^。^*)を拝見すると
すべてを忘れます。

この機会をいただいたお客様に心より感謝いたします。
建物同様の一生ものの家具となりますね。
末長くご愛用下さい。

また 家具職人さんお二人には私からの
たくさんの指示に面倒がらず、答えていただき
ありがとうございました。



   
 







棟札

2016-07-29 17:41:27 | 建築
この度、着工となる
教育会館の建て替えにともない
小屋裏などの最終確認をしました。
当時の棟札を外して保管することになりました。
(先生方の集会や勉強会などの利用目的建築物です。)



画像が横向きですいません
(カメラをタテで撮影して 原稿は水平でもここ ブログ画面で元になってしまいます。)

裏には各職人の名前が書かれていました。・・・数十名がズラリと・・・・・


棟梁名はともかく
脇棟梁の名称がなんだか新鮮でした。
みな、故人ですね。
 

建て替えの建物
かなりレトロです。


ずいぶん昔にテレビドラマの撮影があったそうです。
いつだったんだろう~?


現場

2016-07-25 18:50:33 | 建築
現場へ行きました。

職人と今後について
打ち合わせをしました。
現在、外壁 塗り壁下地です。



すぐ隣が建築主様のお宅で
ちょっと訪問しました。

水浴びをして遊んでいて ちょっと楽しい一時です。

来月にはお姉ちゃんになります。
楽しみね(^^♪

夏祭り

2016-07-21 16:09:25 | 季節
地元 板鼻の夏祭りがありました。
久しぶりに神輿を見ました。



5~6年ぶりかも・・・・・
というのも 夕方の6時前までに板鼻旧道を通過しないと
家にたどりつけないため
ここのところ、仕事やらでご無沙汰しました。

前にもここで書いた記憶ありますが、
この神輿は孫祖父の棟梁が造りました。
欅の1本掘りで それは見た目より
はるかに重いとのことです。
家族が担いでいた時
肩が赤むくれで帰ってきていました。

水をかけるのでの時間がたつと どんどん重く・・・・なります。

祖父から聞いた話しでは
昔 昔・・・いつもは板鼻旧道の往復です。(近年は片道)
にぎやかに 毎年行われていましたが
ある年、健脚、力持ちのメンバーだった年に
板鼻から・・・八幡 豊岡へ・・・と最後、君が代橋まで
たどり着き さすがに疲れたそうで
このまま、板鼻までは帰れず!
なんと、橋の上から『せいの!!』で投げ落として
しまったそうです。! (≧▽≦)

でも神輿は壊れなかったのです。

神輿本体と担ぎ棒の工夫がされていました。

最初、この神輿と担ぎ方を見た時はびっくりでした。
いわゆる、暴れ神輿ですね。

やはり祖父の話しで
店でケチな商売をしていると
この時とばかり
神輿ごと店へ突っ込んで行ったそうです。
スゲ!(≧▽≦)

昔の若い人の方が威勢がいいかも・・・・
今はいたっておとなしいですよ。
 
その当時の祭りを見たかったな~


研究会㏌品川

2016-07-20 12:22:13 | 建築
東京 品川へ行きました。
ここはサッシメーカーのYKKの製品の実験 研究及び専門家向けの
展示場です。
ここで研修会がありました。


サッシとガラスの温熱実験 実証を24時間体制で
行っています。
地下室でピッタリの内容です。

大きな冷凍空間の中に
6帖程度の小部屋が多数用意されていて
窓の温熱を計測しています。
サーモカメラでの記録をしていて
実験の見える化とディスプレーが上手い!!

別のスペースでは太陽に見立てた照明がガンガンにサッシに当たり
真夏を まさに、今の温度を実証しています。

内部は性質上、撮影禁止です。
  
普段よく採用しているサッシを始め
10種類以上の実物窓とガラスの組み合わせで
暑さ 寒さ 結露など様々なデータなどを
分かりやすく見せています。
   
YKKといえば ファスナーを思い出す方も
いると思います。
前身はそうですね。
その後、剛性建具に進出して現在に至ります。
案内で各サッシ建具の部品・部材 金物など
全部で5万点以上あるとのこと。
そのすべてを自社で作っていることを強調していました。
(たぶん海外の例の あの大国? ではなく国内での一貫生産がコンセプトと言いたいのだと推察)

未来建具ではとても興味深いのが開発されていました。
窓がそのまま絵になったり
時計になったり
TVになったり
ブラインド画像になって 日陰を作ったり・・・
将来、楽しみな商品がいっぱい・・

ずいぶん前になりますが、
玄関建具の防火基準の偽装がニュースに
なりメーカーの取り締まりがありました。
そんななか、YKKだけは該当していなかったです。
長い信頼に足りうるメーカーでさらに安心したました。

それにしてもさ
品川駅に降りるのが久しぶりで
港南口側でしたが
様変わりにびっくりでした>!!

近未来都市そのものでした。