初めての四国建築見学です。
朝でなく 夜中2時に家を出て
羽田から朝一番便でいざ松山空港へ
レンタカーでかなり山奥まで走りました。
八幡浜市日土小学校へ
重要文化財
1年越しの念願の訪問です。
木造2階 外部一部鉄骨造
建築面積435.90㎡
延べ面積723.06㎡
建設1947年
設計 八幡浜市建築課 松村正恒(1913~1993)
松村 正恒を知ったのは1年ぐらい前のこと
TV放映と雑誌掲載がきっかけでした。
(建築ミーハーとしてこれは絶対に観ると決めていました。)
この小学校が現役なのがすごいのと
写真ではなかなか伝わりにくいのですが、
空間と空気感がなんとも言い難いです。
専門的にはモダニズム建築と名ずけられています。
実物を観て一番感じたのは
高さの決めかたが絶妙でした。
1年生 5~6歳の身体に合わせ
優しく設計されいました。
色合いも柔らかいイメージで仕上げてあります。
春のこの日、一日のみ公開でボランティアの方は
この小学校の卒業生とのことでより実感がありました。
また訪問したいな
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大洲市 臥龍山荘(がりゅうさんそう)
重要文化財
自然と建築の美を掲げています。
明治の豪商が贅を限りなく尽くして
作った建物と庭です。
建築も京都の桂離宮や修学院離宮などを
参考にして作ったとのこと。
正直コストと出来栄えのバランスが
整ってないと思いました。
路地が歩きにくく不安定で 愛でることができにくかったです。
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丸亀市現代美術館
現在耐震補強工事で内部見学ができませんでした。
丸亀駅の真ん前にある美術館は珍しいです。
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この日のお昼は香川讃岐うどん
地元のお店へ
ボリューム満点
美味しかったです。
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栗林公園内
高松市内
敷地面積 23万㎡(広過ぎて・・・!!)
16世紀にこの地の豪族により始まり
1642年頃 高松藩主松平頼重(この殿様は有名な水戸光圀公の兄)により
代々引き継ぎを経て建築と庭が作られてきました。
ここは完成度が高いです。
一日滞在しても全部見切れないです。
自分はこの掬月邸の雨戸138枚の閉めるのをみるのが目的です。
本当は雨戸開けがよかったのですが
行程的に無理なので閉めるのにしました。
建物4方向開放で雨戸により縁側と区切られています。
4月とは思えない池の前の寒さのなかでした、
(やっぱ 雨戸開けの方が良いようです。)
次回はこの近くに宿をとって朝5時起きで138枚を開けるのを見学したいです。
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次は
ここは撮影が一切ダメでした。
イサムノグチの日本のアトリエでした。
アメリカのアトリエはニューヨークです。
藤森先生曰く ここ 香川の牟礼の方がずっといいとのことです。
石は難しい・・・です。
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元香川県立体育館
1962年
丹下健三
瀬戸内海の海上交通から和船をイメージして設計されています。
圧巻 壮観 すごい迫力です。
現在は利用されていません
今後どうなるかな??
残してほしいです。
今回同じ丹下健三の香川県庁を見学予定でしたが
改修工事中で全面シート張りで残念(>_<)
旅はいろいろですね。
その代わりこの体育館に会えました。(*^_^*)
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最後、帰りの飛行機に乗る時間調整で
「喫茶 城の眼」でお茶をいただきました。
1962年建築
レトロのイメージがぴったりの建築です。
内部の家具など当時のままで
かなりくたびれていましたが雰囲気満点です
店のオーナーさんも当時ままの熟年の方でした。
当時、イサムノグチもよく来ていたとのことです。
(内部撮影不可)
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3日間ありがとうございました。
観たい建物の9割の訪問ができました。
お疲れさまでした。
次回の四国は高知へ行きたいです。