話の扉

一級建築士 野積基子所長のブログ

200年住宅

2009-02-26 20:20:50 | 映画

今日、県庁で200年住宅の公募説明がありました。

福田前総理が力を入れていた政策で

実質施行されているもので、

長期優良住宅と名前を変えて登場している

性能住宅のランクが高い建物内容です。

数社の建築会社が群馬県産材利用の

この優良住宅を提案していて、

モデルハウスの完成しているとのこと

金物を使わず 込栓でトラスに組んで頑丈に

地震に強くを大きなポイントにしている。

このトラスをさらに頑丈にした8帖程度の部屋を

一軒に一部屋をシェルターにしているのは

おもしろいと思いましたが、災害時に常に在宅ではないので

天変異変の対応の難しさが改めて考えせられた研修でした。

丈夫に頑丈に200年住み継ぐ との発想は良いのですが、

ハードの建築だけではなく 家族の住み継がれる根本思想が

現在は忘れがちです。

武蔵野美術大学の先生がほんの半世紀前まで

日本は同じ屋根の下で馬や牛などと一緒に生活していた

また 群馬は養蚕が盛んで お蚕さんが2階の暖かい良い場所に

置かれたいて、生き物すべての目線で生活していたが

現在は人間だけの目線で成り立っている・・・・

との話が とても印象的で 大切なものを忘れていたような

気がしました。


究極 エコハウス

2009-02-13 20:20:16 | ニュース

Scan10002_2

横浜 の 北軽井沢(神奈川にこの地名にびっくり!)に

実験住宅 エコハウス を見てきました。

三菱重工とOMによる共同企画の建物で

三菱の社宅敷地内に建てられています。

この住宅の必要エネルギーの97%を自主的に

造り出す、創エネ住宅です。(目標は100%)

太陽電池パネルも従来型でなく タンデム型で

見た目はポリカーボネイドのようで

屋根面にOM集熱と並んでいるのと

ベランダの腰部に設置しています。(これグッドアイデア! マンションも各戸発電可能に)

風力発電がクルクル・・・・と勢いよく働いてました。

ヒートポンプも現在普及しているものからさらに進化して

冷房にもつかえるとか・・・

現在 ヨーロッパで販売されて 3年後に日本での発売予定とのことです。

雨水利用 床下もミニ地下室になって 蓄熱もさらに効果アップ

屋根緑化 壁面緑化・・・

外壁ブラインド?(ドイツ製) 何だろうと思いきや 日本のヨシズですね

冬 夏 の快適なエネルギー取得のため

工夫満載の建築です。

10年後はこんな建物が多くなるような予感・・・がしました

いかにコストが下げられるか?が課題です。

また、現況売り出されているエコ商品がまだまだ大きく進化

することを確信しました。(金額を含めて)

この家は三菱の社員(家族4人世帯)今月より住み始めるそうです。

1年後の結果や 年間データをぜひ見たいのと

ご家族の感想を聞いてみたです。

Scan10007

Scan10008


磯野家の間取り

2009-02-07 18:02:16 | うんちく・小ネタ

Photo 磯野家  サザエさんの家はどんな間取りでしょうか?

実は⇒⇒⇒がそうなんです。

昭和の30年~40年頃は良くある家でした

基本が平屋の家が多かったですね。

壁が少なく 建具ばかりで

(現在の表現では地震に弱い 耐震性が無い となってしいますが)

冬は隙間風が我がもの顔で入ってきて、

寒かったです。

現在と違う 大きな別内容はプライバシーが

取れてないことです。

でも、当時、喧嘩しながら 家族2世代 3世代

住んでましたよね。

この喧嘩が結構大事だと思います。

常に不満 不安・・・をしまいこんでしまいがちの昨今・・・

ストレスにつながり この蓄積が怖い現象です。

家族団欒とプライバシーが住まいの大きな要素です。

このプライバシーの考えが ちょっと間違えると

精神バランスを崩してしまのではないかと考えます。

特に 子供の部屋の与え方は特に重要です。

あまり 条件が良くない方がいいのでは・・・と最近感じてます。


如月(きさらぎ)

2009-02-03 12:32:52 | インポート

2月3日、今日は節分です。

2月の花としては

梅・節分草・クロカッス・・・

あっ!という間の2月への突入です。

古くは1年の始まりだった立春

寒いとはいえどことなく陽光に明るさを感じます。

近くの公園の桜の蕾もしっかり固いのですが

でもほんのりうすいピンクを感じる蕾もあり

着実に春が少しづつちかづいてます。

ところで 、節分草のこと全然知りませんでした。

節分草; http://www.hana300.com/setubu.html