話の扉

一級建築士 野積基子所長のブログ

かくかく しかじか

2015-04-16 17:57:26 | 漫画
時々漫画を読みます。
ほとんど一日の終わり寝る直前に読みます。
というよりさらさら見る感じ・・・・・
先日読んだ
「かくかくしかじか」は
漫画とはいえないくらいかなり密度が高かったです。

今年の漫画大賞で 作者東村アキ子氏の自伝とのこと
高校生主人公の美大受験から・・・大学時代 ・・漫画家になるストーリーです。
 
美大に受験するにはほとんど100%近くの子が
専門絵画予備校へ通うのだそうです。
その主人公を教えた絵画教室の先生が超スパルタです。
昔はよく有ったかも・・・・・
竹刀を持っていて さぼったり集中してないと
「バッシ!!」
とか鉄拳が飛びます。
が、実はこの先生心優しい人だということを
漫画で伝えるかなりの力作でした。(実在の先生)

自分は絵ではなく当時建築の世界に入り 
さすがに竹刀や鉄拳などはありませんでしたが
なんか共通するものを強く心に響きました。

所謂修行時代や現在でもスランプの時などなど・・・
共感するものを感じました。

最終の5巻目は 泣けましたね・・・・・

絵だけ見ると単に可愛い少女漫画にしか見えないけど
よく見るとデッサンがとても丁寧で、メリハリがあります。
笑いと淚のバランスもいいです。
漫画をみなおしました。
表現力がすごい!