話の扉

一級建築士 野積基子所長のブログ

現場

2015-09-30 16:00:06 | 日記・エッセイ・コラム
ここのところ現場と事務所を行ったり来たりの日々です。
現場での業務モードと
事務所でのデスク業務ではかなり差があります。
これが不思議と
天候・体調・人(お客様・職人/スタッフ)
この三角関係のバランスが絶妙で大事です。

設計 デスク業務は集中が鍵になり、
脳的には午前中らしいすが、
午前中は外来の方との対応が多く
どちらかというと 話しを苦手としているため、(ー_ー)!!
スイッチを人対応モードに意識しています。
言葉使いや態度に自分なりに気を使っているつもりですが・・(*^。^*)
(たぶん そんなふうには見えないかも・・・かな?)





現場

2015-09-10 15:12:42 | 建築
現場で打ち合わせがありました。

大工から質問を受けたり
こちらから納まりの確認したり 
今後の予定を聞いたりします。
細かい納まりに関しては
mm単位の確定をする場合もあります。
   
少し前の暑さから涼しくて随分と楽になりましたが!!
一転雨雨・・・・雨雨で
外関係の作業ができません。<`~´>
厳しいですね。
(一番の影響を受けているのが屋根担当と基礎担当です。)

大工は室内を進めています。
その1角にアール 曲線壁の下地が
とても綺麗に仕上げてあります。

この後 左官下地の壁ボードを張りますが
このカーブなので施工する者はいろいろ苦労があります。
最終的には左官漆喰仕上げとなります。
楽しみですね。

施主の両親が見て、『このままでいいじゃん』 と話されていましたが・・・・
この壁の反対側は押入れなので・・・・・【*^_^*】
この壁は外カーブ仕上げです。
もう1か所 
玄関は内カーブ仕上げとなります。

宜しくお願いします。
     
      

2015-09-08 18:25:39 | 今月の本
こんな本を読んでます。




画家、狩野永徳の物語で
5歳頃の幼少期から
あの『洛中洛外図』(上杉本 国宝)を
描く絶頂期ころまです。

永徳は現代でいう天才画家だと思います。
当時の画家はお手本を緻密に描く練習を
ひたすら小さい頃から厳しく 厳しく教育をされる中、
物語では永徳はこれを嫌っていて
師匠(父親)からいつも叱られている場面が
多くでてきます。

祖父狩野元信は永徳の良き理解者で将来性を見抜いて
画家として大成する元を育てられたようです。


常識外れの性格と画風として物語は進みます。

一場面では
5歳のころに祖父と街へ遊びに行って
賑やかな店が並ぶなか、
ひときわ 興奮の集団があり
祖父の肩車で見に行ったら
闘鶏をしていて 群衆が大きな騒ぎで見ている
永徳は祖父に『紙と筆をくれ』というと
祖父は『これ、懐紙しかもってないよ』と懐紙をもらうと
永徳はなんと自分の鼻の穴に指を突っ込んで鼻血で
鶏の戦いを描いたところは圧巻です。

この闘鶏を夢中になってやっているのが
うつけで評判の信長です。

感性で絵を描く表現が
時の権力者には新鮮で目新しいく受け入れられてようです。

この時代 第13代将軍 足利義輝(1546~0565)
に気にいられて
この『洛中洛外図(上杉本)』は
当初 義輝からの依頼だったそうです。
義輝が政治の安定を願い描かせて
謙信を上洛させて管領(治安部隊長みたいな役職かな?)に
イメージを伝えるために永徳に依頼したとのことです。
しかし義輝はクーデターで非業の死を遂げます。


ご存知のようにこの屏風絵は
信長へ渡ります。

そして信長から上杉謙信への贈り物にしました。

     
戦国時代の画家としての物語は
背景からして飽きる事なく
一気に読めます。


文中では頻繁に永徳が描く場面では手が勝手に動く・・・とあります。
どんなふうに手が 指先が?動くのかな~??・・と
想像するのも楽しいです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この後、
北陸から京へ鮮烈デビューしてくる長谷川等伯の出現前までで
物語は終わります。

点検

2015-09-07 13:53:30 | 建築
晴れ間を見計らうように点検に伺いました。


いつものように屋根 小屋裏 床下・・・・・

ともちゃんが

『ぼくも行こうかな~』
興味深々です。
この後 ちょっと他を見ている間に床下に
入っちゃいました。
体型的にはピッタリです。

この点検では
床下点検口を開けると
お子さんはみんな
ビックリしています。
異次元の世界のようです。
   
オープン階段下には
手造りの机があり
なにやら工作で家を作っている
とのこと、


   
また来るね(*^_^*)