キャロリン。の日記

いつも、熱く、楽しく、全速力で、生きること。

ほるぷ子ども図書館~読み聞かせ

2011年11月22日 | 家族
ほるぷブックフェア


ほるぷ子ども図書館は、ドロの産まれたときからのお付き合いです。

頂いたお祝いを、どうしようかと考えたときに、きっと、預金しておいても、いつかどこかに消えてしまうだろう。


ならば、良い使途はないものか?



そのときに、職場の本当に素敵な憧れの先輩が、贈ってくださったのがいないないばあと、もうねんね、いいおかおのまつたにみよこの本3冊でした。


それで、そうだ、絵本を買ってしまおう。


そこで、各社のセットシリーズを比べて、自分が選んだのは、ほるぷ子ども図書館でした。


個人的な好みで選ぶと、福音館が好きです。

でも、ほるぷは、

図書選定委員の人たちが選び、ほるぷ出版以外の本がたくさん集められ、


そこには、私が選ばないであろう、

科学理科系読み物と、ダイナミックな絵の本や海外の絵本が多く集められていました。


親の好みを押し付けるより、バラエティに富んだ本が人間の幅を、子どもの可能性を広げる気がして、なんと、中学までのシリーズを一気に購入してしまいました。



ほるぷの良いところは、普通は、その子の成長に伴って、新しいシリーズを足していく形になっていますが、一気に購入した私たちにも、その後のフォローがすばらしいことです。


和久洋三さんや、豊田かずひこさん、松居友さん等の講演会のお誘い。


最初に、読み聞かせの重要性を語り、


時々、馬場のぼるさんのカレンダーを配りながら、さりげなく、読み聞かせの確認!されています。


また、自分が、いろんな講演や、コンサート、童具館の講習から感じたことを、アリス通信として送ってくれます。


この間も、小学校4年生のクラス懇談会で、ある親御さんが、

「本を読まなくて困る。なんかやることない?つまらない!と言いながらも、本を読めばって言うともう読んだ。といって読まない。」


「本を読みなさいって言ったら、漫画なんです。」


と、いう声が出た。


まあ、私は、漫画でもいいと思っているのですが、


クラス担任の先生が、


「私が、漫画の紹介をしてしまったのがいけないのかと・・・・・」


というので、

「私は、先生の紹介した漫画、とっても面白いと思いますよ。

こちらが、嵌って、う~ん。何で1巻で終結しないの!早く明日続きを借りてきてね。って言っています。」


それでも、読まないって談議が続いたので、

読みなさいという前に、親が読み聞かせをしてやったほうが有効なのではないかと。


ストレートに言うと語弊があるので、


何気なく、


「この間、あんまり寝ないから、おかあちゃんだって自分の時間が欲しいんだよ。頼むから、この本読みたいから、これ読んで聞かせるから、早く寝て!」

と言って


ホーキング博士の、宇宙の謎の読み聞かせをした。


そうしたら、子どもが面白くなって、眠らない。

結局、1週間くらい掛けて、1冊丸丸音読することになってしまった。


はあ、あまり軽々しく言うものではないなあ。

と、ほっと一息ついたら、

翌日に、学校の図書館で、

なんとその続きを見つけたらしく、

続編を借りてきたのです。



ハイジはまだ、確か2年生だったかと思います。

「司書の先生が、本当にこれ読むの?別の本のほうがいいんじゃない?と言った。」

しかし、背表紙だけで、どうして同じシリーズだと分かったのでしょう。


また、1週間ほど掛けて、音読する羽目になりました。



と、話しました。


子どもの頃に、ハードカバーの絵本や、ピアノのある子の家に行ったときの感動が、私の中に強烈な憧れとして残っています。

貧しい農家で、絵本などなく、女に学問は要らないといわれ、高校受験のときも、勉強より家の手伝いだ大切。と言われて、育ちました。


だから、塾に行かせて貰えなかったことは、恨んではいないけれど、大学に行かせて貰えなかったことも恨んではいないけれど、

ハードカバーの絵本と、ピアノには本当に憧れました。

大人になって、毎月5000円だけ、絵本を買おうと決めて、集めた。

そして、25歳のとき、

スーツケースを庭先に出して、

「お父様、これから、暫くオーストラリアへ行ってまいります。」

と言って、頭を下げると、一目散に外へ飛び出し、走って駅まで向かい、電車に飛び乗って

オーストラリアに行った。

そこで、

初めて、私は、



アイデンティティ

を獲得したのです。


まず、

行くとすぐに、

「沈黙は馬鹿なり」

と言われました。


英語も自信がなかった押し黙る私に、

「アナザーワーズ・・・・アナザーワーズ・・・・・アナザーワーズ・・・・」

と、分かり合えるまで話すことが大切と言ってくれた最初のマム。

のろまで、不器用な自分を、

「繊細で、落ち着いていて、丁寧だ、聡明だ。」

と、英和辞典を引きながら言ってくれた最初のダディ。


30歳を過ぎて、父になってからピアノを習い始めた2人目のダディ。


・・・・・・・・・・


これらは、私の、25歳にして初めてピアノを習う原動力となった。


いま、我家の子供たちは、お勉強は嫌いですが、3人とも、本当に本が大好きです。

そして、当時掛けた何十万円の投資も、

3人が使い込んでボロボロになった絵本をみると、安い買い物だったと思う。

つまらないと言う言葉を、一度として聞いたことがないことも、絵本のお陰かと思っています。



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