心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

信じてはいけない情報提供・・・天気予報・解散・国際協力etc.

2009-07-04 10:24:12 | エコ・地域・環境
一番は、梅雨時の天気予報。
九州には大きな被害を残しているようだけど、関東ではほぼ空梅雨。
今見渡しても周りのベランダには洗濯物が干されている。
午後には雨、夜には雨などの予報が続いているけど、さして濡れたためしがないという今年。
予報者によっては、梅雨時の予報が一番難しいと漏らしながらの解説だけど、あまりに外れすぎ???

二番は、衆議院解散の記事。
昨年秋からいったい何回新聞トップになっているだろう・・・
決断できないA氏の特異的な問題なのか、マスコミの注目集めなのか、政党の自陣への引き締め策なのか・・・いづれにしても、もう1年近くの間、こういう情報提供ばかり。
○○少年の言は信じないぞ・・・

そして国際協力の募集記事にも多い。
次はJICA国際協力機構が発行する週一回のメールマガジン。
毎週こんなにたくさんの国際協力関係の募集があり、もっともらしいプロジェクト名が付いている。
いわく、効果測定、地方開発・経済振興、持続的資源管理による地方村落開発、感染症制御と生薬開発、麻薬対策・貧困削減、基礎教育強化・・・
他にも、女性の自立、住民参加型の○○など美辞麗句が並ぶ。

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【PARTNERニュース第153号今週の求人情報/『産業振興の両輪』】
~転送大歓迎です!~   2009年7月3日発行より。

http://jp.f37.mail.yahoo.co.jp/ym/ShowLetter?MsgId=4321_31081597_268593_2662_7197_0_131640_24186_2990291806&Idx=0&YY=74348&inc=25&order=down&sort=date&pos=0&view=a&head=b&box=%a5%a8%a5%b3%a1%a5%c3%cf%b0%e8%a1%a6%b9%f1%ba%dd%b6%a8%ce%cf

●(再公示)水資源情報センタープロジェクトフェーズ2詳細計画策定調査
(評価分析/組織制度):シリア
●(再公示):(科学技術)耐乾性および耐暑性の強い大豆品種の開発プロ
ジェクト詳細計画策定調査:ブラジル
●(再公示)地域産品競争力強化プロジェクト詳細計画策定調査(地場産業
振興):グアテマラ
●(再公示)ポドール灌漑地区整備計画準備調査(営農計画):セネガル
●(再公示)環境プログラム無償関連 プログラム形成調査(アジア・大洋州
地域等):全世界
●(再公示)環境プログラム無償関連 プログラム形成調査(アフリカ地域
等):全世界
●(再公示)物流システム近代化プロジェクト終了時評価調査:シリア
●地方開発・経済振興プログラム準備調査(稲作振興)(灌漑農業開発/水資
源):モザンビーク
●地方開発・経済振興プログラム準備調査(稲作振興)(農村社会):モザン
ビーク
●地方開発・経済振興プログラム準備調査(稲作振興)(稲作/営農):モザ
ンビーク
●地方開発・経済振興プログラム準備調査(稲作振興)(農業経済/農産物
流通/農業政策):モザンビーク
●初等理数科教育強化プロジェクトフェーズ2準備調査:ナイジェリア
●持続的資源管理による地方村落開発計画プログラム準備調査:セネガル
●省エネルギー型電球製造可能性調査:ケニア
●(科学技術)ガーナにおける感染症制御と生薬開発への病因論的アプローチ
詳細計画策定調査:ガーナ
●技術教育制度化支援計画中間レビュー調査(技術職業教育訓練):ガーナ
●技術教育制度化支援計画中間レビュー調査(評価分析):ガーナ
●産業連関表と関連するモデル作成プロジェクト準備調査:シリア
●(科学技術)ペルーにおける地震・津波減災技術の向上プロジェクト詳細
計画策定調査:ペルー
●(科学技術)アマゾン熱帯雨林における炭素動態 詳細計画策定調査
:ブラジル
●マナグア~エル・ラマ間橋梁架け替え計画準備調査(環境社会配慮)
:ニカラグア
●マナグア~エル・ラマ間橋梁架け替え計画準備調査(橋梁計画/交通計画)
:ニカラグア
●コーカン特別区麻薬対策・貧困削減プロジェクト終了時評価調査
:ミャンマー
●ニャッタン橋(日越友好橋)建設事業用地取得促進調査(契約管理)
:ベトナム
●ニャッタン橋(日越友好橋)建設事業用地取得促進調査(施工・工程管理)
:ベトナム
●ニャッタン橋(日越友好橋)建設事業用地取得促進調査(用地取得補償)
:ベトナム
●ニャッタン橋(日越友好橋)建設事業用地取得促進調査(事業監理)
:ベトナム
●「マミナサタ広域都市圏廃棄物管理事業」運営維持管理体制構築支援
:インドネシア
●(科学技術)海洋大陸のための中核的拠点形成を通じた気候変動性研究およ
び社会的適応プロジェクト 詳細計画策定調査:インドネシア
●西部地区林業人材育成プロジェクト詳細計画策定調査:中華人民共和国

●(再公示)灌漑農業技術普及支援体制強化計画専門家派遣(マーケティング
/農村経済):タンザニア
●(再公示)地方給水維持管理能力強化プロジェクト2専門家派遣(地方給水
維持管理能力強化(地方自治体):ザンビア
●(再公示)マラリア対策支援プロジェクト専門家派遣(住民組織能力強化)
:ニジェール
●(再公示)上水道運営専門家派遣:ガイアナ
●日本人材開発センタープロジェクト専門家派遣(ビジネスプラン作成セミ
ナー):東京都 全世界
●日本人材開発センタープロジェクト専門家派遣(融資審査能力向上セミ
ナー):東京都 全世界
●効率的な送配電系統のための能力開発プロジェクト専門家派遣(チーフ
アドバイザー/電力事業人材育成):タンザニア
●ダルフール人材育成プロジェクト 計画策定・実施支援・モニタリング専門
家派遣:スーダン
●中小企業振興支援専門家派遣(政策アドバイザー/中小企業振興支援)
:ガーナ
●基礎教育強化専門家派遣:ホンジュラス
●生命の水プロジェクト(フェーズ2)専門家派遣(物理探査技術)
:ボリビア
●ACFA協調融資支援専門家派遣:キルギス
●カザフスタン輸出開発振興公社(KAZNEX)能力向上プロジェクト専門家派遣
(貿易振興):カザフスタン
●国有財産管理にかかる組織能力強化プロジェクト専門家派遣(業務調整)
:インドネシア
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この分野に関わってきた一人として、援助が行われた現地に箱物以外に何を残せたかという意味ではよほど探さないと出てこないという現実を見ている、病院や水道施設などの箱物も維持管理の課題から数年の命であることが多いが。

もっともらしいプロジェクト名をつけないと予算獲得ができないから?
プロジェクトを増やさないと、現地政府への日本政府の顔が立たないから?
プロジェクト形成スタッフは営業スタッフのように名目的なプロジェクト増やしに追いまくられているようにも見える。
開発コンサル会社は、効果がないとは絶対に言わない、仕事を失いたくないから。
派遣される事務所員にもボランティアや専門家にもストレスを多くさせ絶望させる、無駄な「支援」が続いている・・・

地球上の富の不公平なありようは国連資料によると拡大の一途。
数年の技術協力で動くような課題ではないことは明らかなのだから、2年や5年などではなく、地域の教育も農業も保健医療も産業の振興も人材育成も含んだ総合的な開発を、フェーズ分けしながら効果測定し見直しながら数10年計画で継続して貧困削減のモデルを提供し成果を出すのが本当の道だと思うのだが・・・


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