心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

連れ合いが19日ぶりに出勤

2006-04-26 12:01:19 | ネパールでの生活
きのう25日は、ゼネストも外出禁止も終了して自由になったので、午前にはJICA事務所にぼくの到着の挨拶をしました。
そして、戻る時間を心配しないで街の散歩を楽しみ、知り合いを訪れて、握手をしては Peace has come! と喜びを話し、夜は日本人SVに誘われて、盛り上がる飲み会をやってしまいました。

24日夜からの一晩のうちに、午後8時には国外退避の連絡があり、仕事を失うであろうという絶望を味わい、25日朝には23時半には王の「降伏」声明があったことを大家やブログから知り、事務所からは職場復帰の準備の指示を受けるという、激動する情勢に、翻弄されました・・・

けさは、職場挨拶のあとゼネストのため、19日間出勤を待っていた連れ合いが、勇んで出勤して行きました。
ぼくは、語学学校や携帯Telの手続き、トレッキングの準備などをはじめます。

ネパールの人々の、底抜けの喜びとは別に、ぼくには、28日(金)からの議会が、これまでの運動の高まりにきちんと答えるものになるのかという不安がよぎります。
このコイララ氏は複数回目の「首相」登板で、共和制とは程遠い、いわば旧体制の人だからです。

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ネパール混乱収拾へ…下院復活、新首相選出で合意
7政党の勝利集会で広場を埋め尽くした市民たち(25日、ネパール・カトマンズ市内で)=川口敏彦撮影  
 【カトマンズ=林英彰】ネパールの民主化を求め抗議デモを続けてきた主要7政党は25日、ギャネンドラ国王が24日発表した下院議会の復活を受け入れ、ネパール会議派総裁のコイララ元首相(81)を新首相に指名することで合意、新政権の樹立作業に着手した。
 コイララ氏は28日に開会する下院で首相に任命される見通し。
 3週間近くにわたって混乱が続いた同国情勢は事態収拾に向けて動き出した。
 7政党は25日首都カトマンズで計画していた大規模抗議行動を「勝利集会」に切り替えて実施、街頭は民主化を喜ぶ数万人の市民で埋まった。
 しかし、7政党と共同歩調をとった反政府武装組織「ネパール共産党毛沢東主義派」は25日声明を出し、国王提案を「国民に対するごまかしだ」として拒否、制憲議会選挙まで抗議行動を続けるよう呼びかけるとともに、首都の封鎖を続けると宣言した。
 国王は演説で、暴力的な対立などを解決するため、「7政党の(民主化の)ロードマップ(行程表)に従い、下院議会を復活する」と明言。その上で、7政党に対し、「国の統一と繁栄の道」を進む責任を果たすよう求めた。
(読売新聞) - 4月25日
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