一緒にNGO訪問などをしてきたネパール人のKさんからきのうTelがあって、
首都から400Km東の村から校長と先生が出てきているから、会ってくれないかと言うのです。
それで2時間たっぷりと話し合いました。
ここネパールへの日本のNGO支援では教育分野が目につきます。
それも学校建設というプロジェクトが多い。
この校長の学校も、東京の高校がバザーなどで資金を集めて数校の建設をしてきたうちのひとつだそうです。
新たに公立学校ができたときに、政府は、初年度のみ10万ルピーの備品等々の費用と、教師ひとりに4万ルピーなどの年間予算を付けるそうです。
この7月からの新年度では、ネパールの教育予算の方式が変化し、より地域側の努力が求められるようになりました。
上の予算で教員を雇用するには、月4000ルピー(約8000円)出せないわけで、交通費や扶養家族を考慮するとその地域外から雇うことはほぼ不可能で、地元で探すしかないようです。
これは簡単ではない・・・
バスで12時間かけて首都に来たという30そこそこの若い校長は、
図書室を作りたいと、そうした支援をしているNGOを探して訪問して要請し終わり、
日本のドナーとの間に立ってくれているK氏に、そのドナー用の近況の報告と、資金の受け取りなどをしていくということでした。
ぼくには、JICAへの要請についての質問が中心でした。
校長は、NGOがしてくれない学校備品や教員給与補填などの支援がほしいようですが、ぼくは「JICAへは教員ボランティアの派遣要請が現実的ではないか」と、ぼくは答えました。
そして過大な期待を生まないために「実際にJICA教員ボランティアが入っている学校をまず見に行ってはどうか」と勧めました。
・教員ボランティア側の言語能力の問題、
・カウンターパートとなるネパール人教員は必ずしも日本のボランティアから支援を受けたり、教育方法を学ぼうと思っているわけではない現実、
・記憶中心のネパールの教育方法と、一諸に遊んだり、こどもに考えさせたい日本の教育方法の方向との間に齟齬があること、
などの、ぼくが見聞きしてきた問題点も話し合いました。
そのうえで校長は「若い教員たちばかりだから」教員ボランティアがほしいという結論でした。
あすには村へ帰るそうなので、まず村落開発委員会VDCとの話し合いをし、
それからJICAへの問い合わせ、実際のボランティアの入っている学校を訪れる、などに着手するということでした。
時間がかかります・・・
短期間で、効果も目に見えやすい校舎建設も意味がありますが、
その後に引き続いて起きてくる諸課題についても視野に入れた支援が工夫される必要があります。
首都から400Km東の村から校長と先生が出てきているから、会ってくれないかと言うのです。
それで2時間たっぷりと話し合いました。
ここネパールへの日本のNGO支援では教育分野が目につきます。
それも学校建設というプロジェクトが多い。
この校長の学校も、東京の高校がバザーなどで資金を集めて数校の建設をしてきたうちのひとつだそうです。
新たに公立学校ができたときに、政府は、初年度のみ10万ルピーの備品等々の費用と、教師ひとりに4万ルピーなどの年間予算を付けるそうです。
この7月からの新年度では、ネパールの教育予算の方式が変化し、より地域側の努力が求められるようになりました。
上の予算で教員を雇用するには、月4000ルピー(約8000円)出せないわけで、交通費や扶養家族を考慮するとその地域外から雇うことはほぼ不可能で、地元で探すしかないようです。
これは簡単ではない・・・
バスで12時間かけて首都に来たという30そこそこの若い校長は、
図書室を作りたいと、そうした支援をしているNGOを探して訪問して要請し終わり、
日本のドナーとの間に立ってくれているK氏に、そのドナー用の近況の報告と、資金の受け取りなどをしていくということでした。
ぼくには、JICAへの要請についての質問が中心でした。
校長は、NGOがしてくれない学校備品や教員給与補填などの支援がほしいようですが、ぼくは「JICAへは教員ボランティアの派遣要請が現実的ではないか」と、ぼくは答えました。
そして過大な期待を生まないために「実際にJICA教員ボランティアが入っている学校をまず見に行ってはどうか」と勧めました。
・教員ボランティア側の言語能力の問題、
・カウンターパートとなるネパール人教員は必ずしも日本のボランティアから支援を受けたり、教育方法を学ぼうと思っているわけではない現実、
・記憶中心のネパールの教育方法と、一諸に遊んだり、こどもに考えさせたい日本の教育方法の方向との間に齟齬があること、
などの、ぼくが見聞きしてきた問題点も話し合いました。
そのうえで校長は「若い教員たちばかりだから」教員ボランティアがほしいという結論でした。
あすには村へ帰るそうなので、まず村落開発委員会VDCとの話し合いをし、
それからJICAへの問い合わせ、実際のボランティアの入っている学校を訪れる、などに着手するということでした。
時間がかかります・・・
短期間で、効果も目に見えやすい校舎建設も意味がありますが、
その後に引き続いて起きてくる諸課題についても視野に入れた支援が工夫される必要があります。