命のカウントダウン(健康余命3605日)

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バス運転手 退院は、めでたいけれど

2020-02-09 09:27:25 | 新型コロナウィルス
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新型ウイルス 奈良のバス運転手の男性が退院

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読売新聞オンライン 2020/2/8 21:50

奈良県によりますと、男性は発熱やせきの症状が治まったうえ、検査で2回続けて陰性と確認されて国が示す退院の基準を満たしたことから8日までに退院したということです。また、京都市は市内の販売店で中国人観光客らと接する仕事をしていて、ウイルス感染が確認された20代の中国人男性が8日までに退院したことを明らかにしました。男性は先月31日から入院して治療を受けていました。男性について奈良県は発熱やせきなどの症状が治まったうえ、検査で2回続けてウイルスが検出されなかったことから、国が示す退院の基準を満たしたとして、8日までに退院したことを明らかにしました。

また、男性と濃厚に接触した22人のうち、感染したことがすでに明らかになっている大阪と千葉のバスのガイド2人を除く、県内外の20人についてもこれまでに症状が出た人はおらず、8日、最後に男性と接触した人の潜伏期間が終わったということです。

このため、奈良県は「男性から感染は広がっていないとみられる」としています。

奈良の運転手さん:京都の店員さん、無事退院おめでとうございます。

そして、両者の「濃厚接触者」の皆さま、「謹慎期間開け」おめでとうございます

今後、退院したご本人は勿論、「濃厚接触者」とされた皆様の日常生活が再開されます。

周辺の皆さまの温かいご理解と支援が何より大事だと思っています。

退院された元患者さんは、退院前に2度、PCR検査でウィルス陰性を確認されています。

「でも、近寄るのはちょっと怖い」と、考えているあなたよりも、新型コロナウィルスに関して安全性が高いことは間違いないでしょう。

WHOの基準12.5日より1.5日長い14日間の「謹慎開け」した方々も「厚生労働省のお墨付き」で安全性を保障されています。

みんな、普通の生活に戻りたいのです。寄り添って、理解してあげてください。黙って、微笑みながら数週間前と同じように接する事。それが最高のねぎらいになると思います。

退院されてきた患者さん、「濃厚接触者」として謹慎を余儀なくされていた皆さんに対しての風評被害を心配しています。お願いですから、心無い軽率な行動は慎んでください!!

 

一方ここで、頭をもたげてくるのが、クルーズ船の乗員乗客への厚生労働省の対応です。
患者さんを減らす(退院させる)ためには、ウィルス検査(PCR検査)を12時間間隔で2回施行するのですねえ。

 

詳しい退院基準は、以下の通りです。

、新型コロナウイルスに感染して症状が出て入院した患者について、37度5分以上の熱がなく、呼吸器症状が改善傾向であれば症状がなくなったとみなすことにしています。

さらに症状がなくなってから48時間後にウイルス検査を行い、その結果、陰性でウイルスが確認されなければ、さらに12時間を経てから再度検査を行います。

そこでも陰性であれば退院を認めることにしました。

また新型コロナウイルスに感染しても症状が出ていない人については、10日間入院したうえで、症状が出ている人と同様に2回検査を行い、いずれも陰性であれば退院を認めることになりました。

こちらは、感染拡大を食い止めることが出来て本当に良かったです。日本人で最初の患者さんを早期に発見し、的確に関係部署に連絡された開業医に大いなるエールを送りたいと思います。かの診療所は、2週間の休診という痛手を負うことになりましたが、周辺の医療関係者からはその適切な対処を称賛されております。中には、過敏反応と思われる行動をとっている医療機関も見られるようですが・・・・対応に余程自信がないのでしょうね!!

 

厚生労働省の厳しい退院基準は、いずれもっと簡略化されるとは思いますが、それにしても・・・・

クルーズ船の乗員乗客には、かたくなに全員検査を拒否し、症状が出てくるのを待って、出た人を検査しています。症状が出た方だけをピックアップして検査するので、陽性率は2割を超えたままです。

昨日新たに検査した6検体から3名の陽性患者が確認された。米国人2名、中国人1名 2名の米国人は同室で過ごしていた。これまでに検査を終えたのは 279名 未検査:3711-279=3432人

最初の約束では、14日間、2月19日までの幽閉だったはずですが・・・・新たな感染者が続出している事態にどう対応するのでしょうか・・・・重ね重ね本当に心配です。

 

 

 

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どうして全乗員乗客の検査をしないのだろう?

2020-02-09 00:56:28 | 新型コロナウィルス

どうしてダイアモンド・プリンセスの全乗員乗客のウィルス検査をしないのだろうか?

誰もが疑問に思っている。

厚生労働省は、今後どうするつもりなのだろうか

2週間14日の期日は、2月19日

10日後、「症状のない」乗員乗客の全員を自由の身として放ち出す???

以前(2月7日)に書いたが、

 厚生労働省によりますと、大型客船「ダイヤモンド・プリンセス」では3日から乗客乗員約3700人のうち体調不良の人など273人について、新型コロナウイルスの検査が行われていました。6日までに102人分の結果が出て、20人の感染が判明していましたが、残り171人分についても結果が発表され、そのうち41人の感染が確認されました。乗船していた感染者61人のうち28人が日本人です。

 

香港で下船した80歳男性との濃厚接触者や症状のあった方など273人分の検体を最初に採取しました。その中から61検体が陽性だったということです。ここまでくると、香港で下船した男性一人が船内にまき散らしてこんなに拡散したとはだれも考えていないでしょう。現在判明した陽性患者61人に対する濃厚接触者はいったい何人おられることか。

当初(現在、入院して下船した方がおられるため正確な乗船者数は不明です)乗客2666名、乗員1045名、軽3711名 検査の終わった方が273名(検査で陰性が判明した212名は、ゆえなく幽閉されている)

未検査の乗員乗客は3438名。検査を終えた273検体中61検体陽性の確率は:22.34%

同じ割合で残りの乗員乗客から陽性者が出ると 3438×0.2234=768(人)

 

 

この時点で感染者は61名だったが、現在3名増えて64名 これは、これまでとは別に数10人ほどの検体採取した方の中からの6検体中3名が陽性だったということのようだ。

検査を終えたのは279検体 うちの64検体が陽性 22.94% 3432×0.2294=787.3(人)

それよりなにより、私が興味を惹かれるのは、279-64=215 215人 ウィルス陰性が確認されているのですが、今後の院内生活で陽性化したらどうしてくれるのよ??と、思いませんか???
検査で陰性の215人は、(希望があれば)とりあえず下船させるべきだと思うのですがねぇ。下船させて借り上げたホテルで症状がでないか様子を見ながら比較的自由に過ごしていただく方が良いと私は思います。
船内にいたら、集中管理の空調システムでウィルスがまき散らかされ、バイキング方式の食事(が復活したら)トングを介した接触感染でウィルスがまき散らかれるのではないかと思ってしまいます。

ランドリーも怪しいしねぇ。 船は新型コロナウィルスの温床になり得ることが分かったので、一刻も早く全員の下船を目指すべきだと私は思います。

厚生労働省は8日、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について、これまでに感染が明らかになった患者らに濃厚接触するなどした乗客乗員、数十人を対象にウイルス検査をしていることを明らかにした。

 また関係者によると、8日現在乗客乗員の100人ほどが発熱など体調不良を訴えている。数十人規模の検査予定とは別に、新たに検査対象となる見込みだ。

 厚労省によると、8日正午現在、クルーズ船の乗客乗員3711人のうち71人は感染が確認されるなどしたために船外に出ており、3640人が船内に残っている。


ここで、最初の議題に戻ろう。どうして、厚生労働省は全乗員乗客のウィルス検査をしないのか。

今現在、新型コロナウィルスの検査はPCR検査しかない。検査一件あたり約1万円の費用がかかり、時間も要する検査であることはTVなどでご承知の方も多いであろう。しかし、厚生労働省は検査能力を高めており、1日1万件の検査も可能だと厚労省関係者が述べていたらしい。

数千万円の費用など、国レベルでははした金であろう。選挙資金に一候補者に渡す金から比べたら・・・(国からではなかったか!)まあとにかく、金の問題でも能力の問題でもないとすると・・・・

厚生労働省は日本の「新型コロナウィルス患者数」が増えることを毛嫌いしている様だ。ダイアモンドプリンセス号内で発生した患者数は、日本国内で発覚した数とは切り離す とか 「新型肺炎にかかった恐れのある人」が確認されたクルーズ船 ウェステルダム の入港を拒否したりと、見苦しいまでに患者数増加に抵抗を示している。

今後、2月中に日本へお入港を予定している外国船籍のクルーズ船が2隻あるとのこと。政府は乗客らに感染の疑いがある場合はウェステルダムと同じ扱いをする予定らしいが・・・もし、私が船長なら、「そんな乗客はいません。」と、言うに違いない。そうすれば、拒否できないからねえ。
昔、救急病院の当直をしている時に、「ほんの軽度のめまい」ですなどと言うので救急車を受け入れたら、意識がない脳卒中発作だった とか 軽い腹痛を訴えているはずの患者さんが、到着してみたら明らかな腹膜炎!などという事が良くありました。

皆、受け入れてもらうためには同じようなことを考えるのではないかなと思ってしまうのです。背に腹は代えられないともいうじゃありませんか。私には、ウェステルダム は、受け入れ先が決まらず、患者さん宅の軒先で1時間以上受け入れ先を探して停車したまま動けない救急車に思えてなりません。

 

さて、もう一度ダイアモンドプリンセス の2月19日問題に戻りましょう。10日後の19日、どうするの?

新たに体調不良を訴える方が100人規模で存在し、昨日(8日)だけで新たに3人の患者発生が認められたという事は、19日に体調不良を訴えていない人全員をウィルス検査なしに退艦させることなど出来るはずもないですよね。でも、19日の約束を守れないとなると、乗客たちのフラストレーションは爆発するに違いありません。日本の国際的な評判は地に落ちることは火を見るより明らかです。



早く対処しないと、国際問題になるし、何より日本のイメージを大いに損ねてしまいます。

逆に、正しく人道的に十分配慮して対応すれば、日本のイメージアップになるでしょう。

手早く、誰もが納得できる対応を切にお願いいたします。