命のカウントダウン(健康余命3605日)

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フーミン爺ちゃんの今日

2019-11-01 23:06:10 | 在宅医療
フーミン爺ちゃんの娘さんから、朝に電話がありました。
爺ちゃん、食欲なくて、しんどそうで、元気がありません。入院したほうが良いでしょうか?
それで、昼になってから、自宅にお伺いしました。
まず、ご本人に入院したいか、自宅にいたいかお聞きすると、入院したくないとのこと。では、その出来るだけその方向で考えましょうと伝えました。

先日より元気はなく、少し脱水傾向がみられます。そして少し眠そうです。
病院から貰ってきていた、ベルソムラとロゼレムを中止するように重ねて言うと、「ルネスタを処方してもらった日から、服用していません。」とすぐに帰ってきました。
そうだったんだ。それでも、起きられなかったのか。
今夜からルネスタ半分にしましょうか。どうしても眠れなかったら、残りの半分飲んだらいいからと言うと、納得していただけました。

息苦しさを訪ねると、息苦しくはないですとの答え。
SPO2:92~3% 右胸水が溜まってきていると思われるため、
ポケットエコーで見てみると


左肺は異常なかったですが、右肺下部1/3ほどに液体が貯留していました。
題のレントゲン写真は、ネット上で得たもので、全く違う人なのですが、右胸水なので似ているとも言えます。
胸水は、肺と肺を取り巻く壁側胸膜の間に液体が貯留した状態です。
肺癌や肺結核、心不全腎不全などいろいろな病気が原因で胸水が溜まります。
少量なら問題ない事もありますが、量が増えると、肺が膨らまなくなったり心臓の動きが邪魔されたりします。それで、胸水が溜まっている部分にチューブを差し込んで胸水を抜きます。胸水穿刺と言います。それは、自宅でも十分に可能な手技なのですが、フーミン爺ちゃんの場合は、超高齢であること、癌性胸水でチューブが太くないと詰まりやすい事、認知症があってご本人の理解を得にくい事 などより、自宅での胸水穿刺はせず、必要になったら、入院していた病院でしていただこうと決めました。今日、病院側の了承も得たので、退院前のペースでは、10日で1000ml貯留していたので、連休明けに行ってもらうことになりそうです。
しかし、しんどさの原因は現在のところ、胸水貯留にはなさそうです。ルネスタがADLを悪化させたのか、末期がんが一段と進行したのか。明日から、ステロイドの増量等で対処したいと考えています。

夕暮れの鴨

2019-11-01 22:54:32 | 野鳥撮影
訪問診療と夕診の合間、4時前後に隣のため池の鴨を撮りに行ったのですが・・・
心地よさそうに毛づくろいをするばかりで

写真的には何とも面白くないものになりました。
まあ、時間がある時にカメラを向けていれば、そのうちにいろいろな表情を見せてくれることでしょう。今後、水鳥の種類もどんどん増えていくと思います。
今日見かけたのは、カルガモの親子なのだと思っていますが・・・
違っていたら教えてくださいね!お願いします。