命のカウントダウン(健康余命3605日)

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心不全・心房細動の勉強会に行ってきた

2019-11-30 22:13:23 | 心房細動・心不全
いつも大変お世話になっている天理よろづ病院 循環器内科
そこの不整脈を専門に扱われている 西内 英先生のお話を聞きに行ってきました。

心不全、心房細動は、高齢になるにつれ有病率が上がる病気です。
言い換えれば、年を取ると、心不全、心房細動になり易いのです。

高齢化社会となって、心不全、心房細動はどんどん増えています。
今後、爆発的に増えてしまうぞ!!という恐ろしいお話でした。

心臓は正常であれば一定のリズムで血液を送り出しています。1分間に60回から90回程度、ギュッと縮んだりフワッと広がったりしているわけです。縮むときに全身と肺に血液を送り出し、広がる時に全身と肺から血液を迎え入れる。 血液のポンプとして日夜、休むことなく働いてくれているわけです。左心室は1回の収縮で40~100ccの血液を大動脈に送り出します(これを1回心拍出量と、呼びます)。 1回心拍出量を70ccそして心拍数を70回/分と仮定すれば、1分間の心拍出量は4.9L(リットル)となり、1日では7,056Lになります。 これは大体、タンクローリー車1が運ぶ量に相当します。 血液は全身を循環して酸素や栄養分を送り、不要物や二酸化炭素を運んで戻り、腎臓や肝臓や、肺や腸から不要になったものを放出します。

生物は常に自分自身を作り替えながら、ある一定の形態と性状を保っています。それが動的平衡です。生物の動的平衡の根源の指令室はDNA、RNAなのは間違いありません。でも、それと比べるととても低い次元の単純なポンプでしかない心臓ではありますが、それが止まると生命体は維持できなきないのです。
それはあたかも停電時のスーパーコンピューターのようなものだと思われます。
いくら素晴らしい設計の超高額のスパコンでも、電気が切れれば唯のガラクタです。
心臓は、コンピューターにおける電気と同じく、体全身にエネルギーを送り届けているのです。

その心臓の性能が落ちることが心不全であり、品質保証期限が切れてあちこち壊れだしていて、全身に重大な悪影響を与えかねない状態が心房細動と言えるでしょう。

今後、日本全国に、ぼろぼろに性能が落ちた心臓や、品質保証期限が切れた心臓が2025年を期に、ウワッというほど増えてしまうぞというお話、怖いですねぇ。

どうすりゃ良いのか なのですが・・・・

心房細動と診断されたら、早いうちに専門医を紹介してもらいましょう。
時折心房細動が出現する、発作性心房細動なら、2,3回起こった後で、
ずっと心房細動が続くタイプの持続性心房細動の方ならなるべく早め、遅くとも2年以内に、不整脈の発生源を孤立させるアブレーション治療を受けましょう。

今では、アブレーション療法が以前より比較的安全に、短期間で施行していただけます。
長嶋茂雄さんに学べ!!脳血栓症になる前に予防せよ!!

医者は選びましょう。あほな医者に殺されなさんなや!!

どの医者を選ぶか、それはあなたの情報収集能力、感性、そして運にかかっていると思います。

自分の感性を信じ、信じる道をまっすぐに歩んでください。自分が選んだ道に後悔はありません(多分)

哀しいおしらせ

2019-11-30 21:40:38 | 在宅医療
肺癌末期なのだけれど、全く病識なくて、トッポイ事ばかり言って、周囲の人々に暖かい微笑みを与えてくれていた フーミン爺ちゃん

架空の存在のような、実在の存在のような方なのですが・・・・

入院中は、1日100mlの胸水増加があって、10日毎に1000mlの胸水を抜いていて・・・

退院しても週単位でしか余命は考えられていなかったのですが・・・・

何と1ケ月近くも在宅で安定して過ごされました。

ステロイドとオピオイドと自宅在住の魔術ですよね!!!

6日前に急激な呼吸不全の増悪がありまして・・・

SPO2:80%以下。

発熱はありませんでしたが、肺雑音もかすかにあって、肺癌増悪+胸水増量+肺炎疑いで緊急入院していただきました。

救急隊員にストレッチャーに乗せられても、気丈に「胸の水抜いたら、すぐに帰ってきます!」と、笑顔で手を振って救急車に乗っていかれました。


入院して4日目の深夜に逝かれたと娘さんから電話をいただきました。

フーミン爺ちゃん、さようなら

待っていてください。みんな必ずそっちへ行くからね!!

シィー ユー!!!