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写楽湯遊

キャンピングカーで名所旧跡を訪ね、温泉に浸り、たまに山歩き、写真撮影、釣りなどを楽しんでいる夫婦です。

竹の油抜き

2022年03月06日 | 木工・竹細工

昨日は竹細工サークルのメンバー総出で、竹の油抜き作業を行った。

その2日前に下準備した。

コンクリートブロックを重ねた上に、ステンレスで作られた大きな容器を斜めに乗せ、水を溜める。

少し離れたところに作業台を並べ、ビニールシートを被せ、風で飛ばされないよう重石を乗せ紐で固定した。

下準備はこれで完了。

作業当日、そのステンレス容器の下に枯れた竹を燃やして水を沸かす。

容器の中の湯が沸いてくると、固形石鹸2個と苛性ソーダ-を少量投入。

やがて勢いよく沸騰する。

その中に竹を15本ほど投入し、茹でるというより煮る感じである。

手前には3ヶ月ほど前に伐り取り、古民家の納屋に立て掛け乾燥させた竹が山積みされている。

その向こうでは、煮上がった竹の表面に着いた油を拭う人が待っている。

15分~20分ほど煮ると取り出す。

乾燥する前に竹の節は全て穴を開けているので、縦てて中の熱湯を抜く。

取り出し作業中の竹は熱く、時々バケツの冷水で手を冷ましながら行う。

煮上がったばかりの竹の表面には竹から滲みだした油が白く付着している。

作業台と地面に広げられたビニールシートには大量の籾殻が有り、竹が熱い内に表面をそれで擦る。

油を擦り落とされた竹は大・小組合せ、竹の良し悪しの差が無いよう適当に分類され並べられる。

更に番号札が付けられ、抽選で自分の番号札の竹を持ち帰る仕組みになっている。

容器のお湯を排出し、火元を完全に消し、籾殻や作業台を納屋に仕舞い、掃除して解散。

持ち帰った竹は2週間から1ヶ月ほど日光に曝すと、クリームっぽい色合いの竹になる。

それを割いて薄くすれば、竹細工材料のヒゴになる。

初めての体験で約170本の油抜きを行ったが、楽しかった!!

 

 

 

 

 

 


小道具に小細工

2022年02月25日 | 木工・竹細工

竹細工に使う竹ヒゴを手作りしているが、色々と苦労している。

先ずは必要なヒゴの幅に合わせて丸い竹を鉈で割り、切り出しナイフなどを使って皮と実に割いて行く。

次に器具を使って実を削いで薄くしていくが、手で引き抜くのは滑って難しい。

手のひら側にゴムが付いた手袋を使う事もあるが、ちょっとした小道具を使っている。

それは先の曲がったペンチで、ヒゴの先端を挟み引き抜いている。

ところがペンチに付いているギザギザの跡がヒゴに付いてしまう。

傷が付かない様にちょっとした小細工を行った。

ペンチの内側に薄いゴムシートを張り付ける事にした。

接着剤は金属とゴムを接着できる「ゴリラ」を準備。

ゴムシートをペンチの先に合わせて小さくカット、粗めのサンドペーパーで接着面に傷を付ける。

これに「ゴリラ」を塗りペンチ内側の両面に張り付けてから、柄を輪ゴムで何重にも縛り圧着。

一晩放置しカッターナイフで余分なゴムシートを切り落とす。

これでペンチのギザギザ傷がヒゴに付く事は無いだろう。

竹ヒゴをペンチで挟むと貼り付けたゴムシートが僅かではあるが凹みヒゴをしっかり掴み引き抜く事が出来た。

そして、傷は一切付いていなかった。

小道具に小細工した話でしたが、効果は大きかった。

でも、使っているうちに貼り付けたゴムシートが剥がれないか?

直ぐに摩耗しないか等・・・耐久性は?

検証はこれからだ!

 

 

 

 

 


モグラ塚で春を感じ・病院通いで歳を感じています

2022年02月22日 | 木工・竹細工

散歩道脇の草原にモグラ塚が出始めた!

冬眠しないモグラは寒い真冬にはもう少し深い地中で過ごしているようですが、少し暖かくなり始めると地表近くで活動するのでしょう。

毎年この時期になるとモグラ塚を見かけますが今年は一斉に活動始めたのでしょうか?

ここまで沢山のモグラ塚を見るのは久しぶりです。

 

北陸、東北、北海道では大雪で大変な事になっていますが、こちらでは春はすぐそこまで来ているのを実感しています。

北国も早く春の息吹が感じられるよう、祈っています。

ところで、昨日3回目のワクチン接種も終わり、副作用も無く過ごしています。

ただ、平穏無事と言いたいところですが、先日の鼻水騒動からのPCR検査に始まり、3日前から翌日に掛けて軽いめまいと吐き気が起こり、今日は耳鼻科で検診してきました。

「良性発作性頭位めまい症」との診断ですが、要するに三半規管の耳石の転がり異常で時間が経てば大抵は直るそうだ!

でも、今週は歯の治療に、4ヶ月毎の定期健診などを予定しており、今週だけで合わせて5つの病院を巡ります。

春を感じるだけで良いのですが、最近は歳も感じています。(笑)

 

 


今年2度目の竹細工サークル

2022年02月19日 | 木工・竹細工

今年2度目の竹細工サークルに行ってきた。

今日は幅3mm、厚さ0.3mmの竹ヒゴで、この様な編み方を教わった。

これは小さな絵画や写真などを飾る丸い額縁で、その真ん中に嵌める部分です。

額縁の裏側はこの様になっている。

これが表側です。

各々が違う作品を作っているのは何時もの通りです。

この人は竹ヒゴ作りです。

初心者の私には大変参考になる。

ヒートガンで四角に曲げたヒゴで縁作りを行っています。

これは大作のようです。

私が挑戦できるのは何年先か!?

クリップで一時的に固定して、最後の仕上げです。

このクリップは必需品で私も購入したが、使う予定は見えない!!

裏側はこの様になっている。

クロスしている力竹は仮の物で、最終的にはクロスさせないで底が平らになるよう三角に仕上げる。

これも中々手の込んだ作品で、出来上がりを見るのが楽しみです。

早く作品作りに挑戦したいが、今は基本を覚えるので精いっぱいである。

皆さんの作品を眺めながら、暫くは簡単な作品で練習有るのみです。

 

 

 


「竹ヒゴ作り・その1」

2022年02月08日 | 木工・竹細工

「竹ヒゴ作り・その1」は1月6日に投稿したつもりでしたが、公開ではなく非公開のままで投稿されていない事に今日気付いた。(😢)

2月3日に投稿した「竹ヒゴ作り・その2」と前後しますが、以下に「竹ヒゴ作り・その1」を改めて投稿します。

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昨年の12月からスタートした竹細工であるが、その前に材料の竹ヒゴ作りのイロハを教わったが、そのままになっていた。

竹細工の良し悪しの8割は竹ヒゴ作りで決まると教わったが、その通りだと実感する事になった。

竹伐りで貰った青竹で練習する事にした。

竹は簡単に割る事は出来るが、均等に割るのは簡単ではなかった。

その工程を以下に記述するが、竹細工を始めたばかりのビギナーの体験談なので間違いが多々あると思いますがご了解を願います。

準備したのは青竹とヒゴの幅を決めるノギスと竹割鉈、ゴムハンマー。

ノギスには特殊鋼をはめ込んだケガキを取り付けている。

竹に5.5mm幅で目印の傷を付けるが、目立つ様にマジックインクで黒く縁取りをする。

この様にノギスで5.5mm幅に傷を付けて行く。

終わると竹割鉈で半分に、更に半分にする。

2の倍数で割って行くと最後が綺麗に仕上がる。

この段階で内側の節を鉈で削り落とす。

そして4個ずつ半分に割る。

それをまた半分に割る。

そして更に半分に割って、竹割はここ迄となる。

簡単な作業の様に見えるが、これが中々左右均等に割れない。

片方が細くなれば反対側が太くなる。

これを調整しながら割るコツがある。

太い方を曲げながら割ると次第に細くなると教わったが、思い通りにはいかない。

次は皮側と身側に分けて薄くし幅を決めて行くことになる。

以降のステップは次の機会に載せます。

 

 


.風景写真

四季の風景写真