茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

つららの茶杓♪

2011年02月14日 | Weblog
スターウォーズに出てくる
ライトセイバー(光の剣)のような
つららが
あっちにもこっちも下がっています。
どーしたって、
折って、
ちょっと振りかざしてみたいですよね~。

と思っても、
これがなかなか難しいです。
こんな凶器が
家の回り一帯にあるというのに
東北でつららで怪我する人がいないのは
すごいなあ。

やっと、
ぽちっととれたつららを握って
お茶杓もどきをつくりました。
腰とか撓めとか
ぜーんぜん無理でした。
つららは
見かけによらず
とっても華奢で、
パリッと折れるというか
カションと砕け折れる感じで
たくさんカションカションと
水になってしまいました。

つららのお茶杓ができたからといって
これでお茶が掬えるわけではありません。
お茶は茶杓にまとわりつきーの
そのお茶はお茶碗にはとれずに
お茶杓ごとお湯に溶けーのかな
と思う間もなく
また、カションと砕けてしまいました。
ああ、儚い一期一会。

次に、
雪をお茶碗にとって
お抹茶を振ってみました。
雪って、
かき氷のように見えて
ぜんぜん水水していないのです。
雪の時の嵩はあっても
溶けると何もないくらい!
などと、馬鹿なことをしつつ
いよいよ陸奥ともお別れの時。

オンドルでビールをくれたおじさんに
お返しに美味しいものをお渡ししたら
また、林檎をいただいてしまいました。
「また、ご縁があったら、
 いつかどこかでお会いしましょう」
しっかり目を見て、
きっちりとした言葉で挨拶をされた時、
躙り口で客を見送る亭主に通じるものを感じました。

日雇いの64才のおじさん、
日常に一期一会の思いが
身に付いている方なのですね。

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