茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

紅茶

2013年07月06日 | Weblog
7月の畑は雨もふらず、
といって晴れるわけでもなく
どんよりとして、
でも、川面から上がる風が心地好い限り♪
お茶摘みにはもってこいです。

約2時間、新芽を摘んで
丸一日室内でザルに広げて置きました。
画像は、翌日、約1時間、布にくるんで揉んだところです。
マーブル模様がきれい!
いい感じです

これからまた揉んで、それをまた一日置いておいて
翌日乾燥させると
約20gの紅茶になりました。
このサイズだと、女性の手でも満足のいく揉捻ができました。
掌の中で、お茶の葉の柔らかさや暖かさを感じ取ることができるのです。
全体に力が伝わっていく感じもわかるし
撚りも効きます。
あ~、これが「掌握する」ってことか
茶畑でガッテンする日本語がまた増えました。

マーガレット女王もヴィクトリア女王も
夢見る茶畑の紅茶無くしてティーパーティーは語れないって
あ、清川村のまーがれっと&う゛ぃくとりあね。

3日かけなくても一日で凝縮して紅茶をつくることもできますが、
(強制発酵で半日でも)
キャンプや温泉を楽しみながら、丁寧に紅茶をつくる夏休みもいいものです。
多田元吉氏の「製茶ノ事ヲ論ス」を読んだり
「祁門紅茶の生産及び運銷」なんて紐解いてみたり
紅茶の歴史に
たくさんの人の熱い熱い取り組みが見られ
うれしくなります。

自分を魅了したその香りと色を
記憶の中に辿って
揉んだり待ったりしてきた人々の人生を
いろいろに想像したりする夏です。


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