茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

山本山

2011年02月15日 | Weblog
日本橋にある山本山さんの本店を訪ねました。
江戸情緒を楽しめる商店ということですが、
本当に
暖簾をくぐると
ふわっと時の壁を越えたような
心地良さがありました。
お店の設えもそれを狙っているのですが、
肝心なのは
空気ですね。
粋でした。

「うちは元禄の頃から
 ここで商いをしていまして、
 その道路の向こうには
 町奉行所があって・・・」
なんてお話に
大岡越前や遠山の金さんが
この向かいの辻を歩いていたのか
なんて不思議な気分になりました。

奥の喫茶のスペースで
ここでしか聞けない
お茶のお話を伺いました。
老舗の山本山さんですが、
今や世界のYamamotoyama。
ブラジルには200haの茶園があり、
元気なYabukitaがティーバッグとなって
世界中へ届けられているそうです。

今日は、
100g700円で販売している
ブラジル新茶をいただきました。
カットしてあるやぶきたの葉に
熱湯を注いで30秒。
ういういしい草の香りがしました。
2煎目がよく出るんですよ
と言われるとおり、
味わい深い旨味が増してきました。

コーヒーの国で育った緑茶は
世界中で
お砂糖とミルクと共に愛されているようです。
山本嘉兵衛さんの開拓者精神は健在です。

 日用品、ご進物、計り茶、
 ご要望はなんなりとお申し付け下さい。
 また、ご案内カウンターでは
 お江戸や日本橋に関する事も
 ご案内いたしております。
 お気軽にお立ち寄りください。

是非一度、
江戸のお茶を感じに暖簾をくぐってみて下さい。





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