茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

『茶の涙』

2011年02月13日 | Weblog
今日もオンドルに寝転んで漫画を読んでいました。

 日本茶の突然の輸入禁止を受け、
 フランス政府との交渉にやって来た
 農水省の若手女性職員ハルカ。
 かつて日本の有名な茶商で
 筆頭茶師を務めた内藤涙と出会い、
 傲慢なフランス漁農相に立ち向かう。

というオープニングです。
日本の茶業界を追われた過去を持つ涙(ルイ)君が、
ちょ~とかっこよくって、
次号が楽しみです。

著者:水面かえる
発行所:(株)マックガーデン
発行:2010.7月


漫画を読んでいると、
「お姉さん、飴たべっか」
と声がかかりました。
「ちゃあわかすよ~」って。

なぬ?お茶?
と煎餅布団にバッと起き上がり、
お茶沸かすってことは、
番茶をやかんで沸かすのね~、
どんなお茶かしらん♪
とバスタオルの間から覗いてみると、
(仕切りのように
 湯上がりのバスタオルがロープにかかっています)
コップに粉茶を分けていましたあ。

でも、
お茶にしようという時、
「お茶わかすよ」という言葉を使うこと、
そしてお家ではやっぱりお番茶をわかすのだ
というお話が聞けました。
どんなおやかんなのかな?
寒い東北の冬、
おやかんから立ち上る湯気とお茶の香りは
ほっと一息の合図なのでしょう。

お菓子やお茶で声をかけあって、
そこに居合わせた旅人が和むひととき。
常連のお母さん(88才)が
自慢の喉を披露したり、
踊って見せてくれたり、
物語を始めたり。
お風呂に行く時は、
誰にともなく「お風呂行ってきまあす」と言い、
「いってらっしゃーい」と声がかかる。
戻ってきた時は、
「ただいまあ」と言えば、
みんなが「お帰り~」と言う。
スタッフの方も本当に気持ちが良くて、
何度でも帰りたい温泉です。

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