茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

くんち

2009年10月24日 | Weblog
重陽の節句(9月9日)のころは
菊を楽しむにはまだ暑くて
やはりこれは旧暦があっていると思うのですが
肝心の九から離れてしまいます
今年は10月26日が旧暦の重陽の節句
もうすぐです

九州ではおくんちの季節を迎えていますが
「くんち」は「宮日」とか「供日」
という字があてられることがあるものの
旧暦の重陽の節句にあたる9月9日に行ったことに
由来するという説が有力です
9日(くにち)は九州北部地方の方言で「くんち」
とウィキに書いてありましたが
我が家でも
ここのかと言ったりくんちと言ったりです

今日は博多のおくんち
櫛田神社では1200年も前から
秋の収穫を祝うお祭りが続いています
日本三大くんちは他に
長崎くんちと唐津くんちがあります
地域のイベントや土日との関連で
旧暦の重陽の日にあってはいませんが
やはり北九州には
こうした伝統が根付いているのですね

ところで
九と言えば
この季節に素敵な香りを立たせている
九の付く花があります
九里香
シルクジャスミン(月橘)のことで
夜に白い花が放つ甘い香りが格別とか

また
金木犀を九里香
沈丁花を七里香といって
それぞれの際立つ香りを現すこともあるそうです
とにかく
九というのは
極まっている、という感じ

一里というのは人が1時間に歩く距離で
おおよそ4キロ
九里は36キロ
すごい
金木犀のようにがんがん良い香りもいいですが
利休さんを現した菊の香りにも
静かに心を傾けてみたいですね
隠逸の花の香り
それは清香です




最新の画像もっと見る

コメントを投稿