茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

葉っぱの毒性

2009年06月18日 | Weblog
八つ手の葉っぱの毒性について
改めて調べてみました
 「毒成分は
  サポニンの一種ベータ・ファトシンとアルファ・ファトシン
  葉と根に存在します
  誤って食べると
  嘔吐、腹痛、下痢、胃腸粘膜のただれなどの障害を起こす」
16日の画像のように
お茶碗を伏せている限りにおいては
「問題が起こるとは考えにくい」
というのが厚生労働省の監視安全課のご回答です
八つ手の毒性は喫食して生じるものだそうです

紫陽花の葉についても聞いてみました
去年「紫陽花の葉で食中毒」がニュースになりましたね
厚生労働省の今日現在の見解は
 「喫食したときに嘔吐、下痢といった
  食中毒症状がでることがあるので注意」
というものでした
この季節になると
紫陽花のお菓子を紫陽花の葉に盛っていたので
この点も確認したところ
 「喫食したとしても必ず嘔吐するわけでもないようで、
  お菓子を盛ることで問題が起こるとは考えにくい」とのこと

でも
八つ手には毒があると認識している人が
八つ手に、口をつけるお茶碗が伏せてあるのを見たら
それは気持ちのいいものではないですね
紫陽花の葉に直にお菓子が載っていたら食べたくないかもです
お客様が「イヤだな」と感じてしまわれたら
茶会は失敗です
そう考えると
毒がある植物は茶会では使わない方が無難でしょう

さあどうするかな
八つ手は私の中では使用続行という感じです
説明する準備をいつも心に持ちつつ
紫陽花の葉っぱはやめとこうかな
楊枝で葉脈を傷つけるかもしれませんものね
ゆうさん、おかげさまでよい勉強になりました

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございました。 (ゆう)
2009-06-18 23:39:57
ありがとうございました。
こちらこそ、勉強になりました。紫陽花のことは知りませんでした。
それ以前に、すぐに調べるという行動の早さに感動しました。これが、自分で学ぶということですね。こちらもまた勉強になりました。ありがとうございます。
返信する

コメントを投稿