生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で18年続いている老舗ブログです。

組織と戦争

2016-08-06 | 社会・法律・労働

■被爆71年、きょう広島原爆の日 被爆者平均80歳超
(朝日新聞デジタル - 08月06日 00:09)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4130355


偶然かもしれないが、
広島原爆の日とオリンピック開会式と江戸川区花火大会が重なった。
なんとも複雑な気分だ……。

毎年、このシーズンは戦争について考えさせられる。

戦後生まれだからだからだろうか……
「家族のために戦う」なら、理解できないでもない。
でも、
「国のために戦う」っていう意味がどうしても理解できないのだ。

日本が好きとか嫌いとかいう問題ではない。
たとえアメリカにいようが中国にいようがドイツにいようが、
「国のために戦う」って意味は、私には永遠にわからないだろう。

戦後生まれというよりは、私が究極の「組織嫌い」だからかもしれない。

会社員時代、「会社のために戦う」の意味がどうしても理解できず、
やっていくことができなかったのだから……。


かといって、いくら組織が大嫌いでも「組織なんかこの世にいらねえ!」
と言い切るのが乱暴だとは思う。

トマス・ホッブズの言う通り、組織の統制がなければ、
「万人の万人に対する闘争」が勃発してしまうだろう。
ソマリアや中央アフリカ共和国がいい例だ。

ではどうすればよいか。
人間が「組織がなくてもやっていけるよう進化する」ことを願いたい。

組織らしい組織がなくても、平和な集団を築いている生物はたくさんいる。
セミやカピバラ、チャドクガの幼虫などだ。

「組織」という発想が弱まれば、国境も国籍もなくなっていくだろう。
そうなれば、ケンカは起こっても戦争やテロは起こりにくくなるに違いない。

世界中の「組織」が「組織らしくなく」進化して欲しいと切望する。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 虫好き・ディズニーランドオフ! | トップ | 獅子座のトリセツ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

社会・法律・労働」カテゴリの最新記事