生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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2013-02-04 | 天気・気象

この前マイミクさんと話していたのだが、
気象関係者の間で、こんな言い方がある。

「晴れ癖がつく」
「雪の降り癖がつく」

今年の関東も「雪の降り癖」がつきつつあるようだ。

1月14日に雪が降って以来、しばしば雪予報が出ているし、
28日には千葉で大雪、
2月6日にも、関東で大雪が予想されている。

6日は温度場がだいぶ低いので、
1月14日を上回る雪になる可能性もあるのではないか……。

さて
この前のブログで、「伝説の日」の話を書いたが、
気象マニアならすぐに思い浮かぶ「伝説の年」というのもある。
1984年だ。
大雪が連続し、関東の人々を震え上がらせた年である。

1984年には、東京で29回も雪が降り、
総積雪量はダントツの92センチを記録、
うち4回は『大雪警報』が発令されている。

東京の『大雪警報』は、2001年1月に出て以来、
ここ12年間出ていない。
そんなのが、ワンシーズンに4回も出たのだから、
いかに凄まじい冬だったのか想像できる。。。


↑東京における『総積雪量』のグラフを見ても、
1984年が飛びぬけているのがわかる。

1984年以上に「雪の降り癖がついた」年は、空前にして絶後であろう。

コメント (2)
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