生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で19年続いている老舗ブログです。

つっかえ棒

2012-02-26 | 日記風

「4年以内に都心直下型大地震の可能性70%以上爆弾
…………。

これは後に、
「30年以内に都心直下型大地震の可能性70%以上」
に訂正されたようだが、物騒なことに変わりないふらふら

実家でも、タンスにつっかえ棒をセットした。

このつっかえ棒、
ものすごく役に立つことは、311のときに実感済みだ。

昨年2月頃、職場の産業医から
本棚の上につっかえ棒をセットするよう、命じられた。
そのときは、正直みんなで、
面倒くさいと思いつつ、指示に従ったのであった。


だが、ほぼ一月後の311の日。

ディスクトップパソコンが飛んできたり、
("落ちる"のではなく、本当に飛んでくるのです)
冷蔵庫やロッカーが倒れたり、
ガラスが割れたりした中、
つっえ棒をした本棚は、無事だったのだ。

その本棚は、かなり安定度が悪く、
つっかえ棒がなければ、間違いなく倒れていたはず。
あんなクソ重いものが倒れてきたら、
自分は無事でいられたかわからない。

日本に住んでいる限り、地震の脅威から逃れられない。

「地震が起こらなくて当然」という驕りは捨てて、
「起こるのが当たり前」と考えていくべきなのだろう。


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過酷なdice

2012-02-08 | 天気・気象

一週間前から楽しみにしてた暖かさ桜桜桜

春一番が吹いて、2012年の最高気温を更新して、
というストーリーは、見事に裏切られたふらふら



でも、羽田空港あたりまで、
17℃の暖気は迫っていたのだ。
東京は「ぎりぎりアウト」だったと言える。


今回、前線が陸上にあった。

前線の北側か南側か、で
気温が13℃も違ってしまう、悪魔の天気図だったのだ衝撃

4℃か17℃か。
2つに1つのdice爆弾

気温予報が外れるときは、ド派手に外れてしまう。


気象庁発表の東京の予想最高気温を見ると、
6日夜の段階では「16℃」
暖気が順調に北上してきたので、
7日朝には「17℃」に上方修正グッド(上向き矢印)
だが、7日11時には「13℃」へと下方修正されたバッド(下向き矢印)

せめて7日11時の予報で、思い切って
9℃か10℃予報まで下げてしまえばよかったのに……

やばいと思った瞬間、これまでの方針に少しでも未練を持つと、
大惨事を招いてしまう事例といえるだろう。

※とはいえ、17℃から9℃まで一気に下方修正するのは
メチャクチャ勇気いるけれどウッシッシ


なお、今回同様陸上に前線があり、
予報地点が北側になるか南側になるか微妙なときは、
あえて、中間の気温を出す、
というテクニックも存在する。

2つに1つのdice。

絶対に当たらないことを覚悟するのだから、
むなしい予報だ。。。


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