生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で18年続いている老舗ブログです。

"意識"は失敗のもと?

2005-12-28 | 心理・占い

石油ストーブの給油中に
「石油こぼさんようにね」と言うのはご法度だとわかった。
いかに、危なっかしく作業しているように見えても、
慣れていれば、こぼすことなどまずない。

が……「こぼさないように」と言われた矢先に……
という事例が今まで何回もあったである。

似たように、
絶対忘れないようにしよう、と思っていると
かえって忘れ物をしたり、
旅行の日に限って、
熱を出したりするという話はけっこうある。

それに通じる話で、ムカデの童話を思い出した。
踊りの上手なムカデが
――そんなたくさんの足で、
どうやったら上手く踊れるんですか?
と聞かれて、
――はて。どうやって踊ってるんだろう
と考え出す。
そして、いざ踊ってみようとすると踊れない。
結局、ムカデは二度と踊りができなくなってしまった、
という悲劇である。

意識はやっぱりおそろしい。
殊に、"無意識"の管轄と言われるスポーツや芸術は、
無心でやらないとうまくいかない由縁かもしれない。

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星月夜のオリオン座

2005-12-28 | 雑記

東京とはいえ、
未明には、空がパリンといきそうなほど冷えこむ。

動きの止まったようなビル街で、空を見て驚いた。

……今までこんなに星が見えた記憶はない。

昔、「視力2.0以上はないと、東京からはなかなか見えない」
と聞いた、オリオン座大星雲(↑上の絵"これ")まで
くっきりと見えるではないか!
簡易プラネタリウム並である。

関東は、日本でも特殊な地形で
全国的に大雪になっても
唯一、すかっ晴れになることが多い。

連日のからからに、強風が重なって
異様なまでに空気が澄んでいたのだろう。

ところで、
"オリオン座体操"ってご存知でしょうか。
ベテルギウス!」と言ったら右手をパタパタ、
リゲル!」と言ったら、左足を回す運動をする。

星の名前を覚えるために生み出されたものと思われるが(笑)……
きっと、かなりローカルだろう。

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クリスマスソングのトリビア

2005-12-19 | 音楽・文学・美術・芸能

寒波のコアが、ようやく抜ける気配。
そして、いつのまにかクリスマスの1週間前――
ドラえもんから、
"時門(時間の流れをせき止める機械)"を借りたい(笑)

さて、クリスマスソングでの
かなりトリビアチックな話を思い出した。

あの、「きよしこのよる(聖夜)」の2番だが、

♪き~よし こ~の夜 み~つげ 受けし~

さて、この次は?

A.まきびとたちは みこのみまえに
B.羊飼いらは   みこのみまえに

実は、AかBどちらで覚えているかで
世代がぼんやりわかるという(笑)

少し前はAが主流だったが、
今、教科書に載っているのはほぼBである。

いつから変わったか明確にはわからない。
小学生のころはAで歌っていたが、
中学校教科書では、すでにBが載っていた気がする。

たぶん、"まきびと"という言葉が
唱歌には難しすぎるからであろう。

他にも、きよしこのよるには
"御代(みよ)"とか"ぬかずく"といった、
やや古い言葉があるが、
こちらはこのまま残ってほしいと思う。

子どもの頃に歌う歌は、
歌詞の意味がよくわからない方が、不思議と記憶に残ったりするから。

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いったい何人?

2005-12-16 | 雑記

自分が、
今度は西日本で目撃されたらしい(笑)

西日本にいる友達から、
「きのう、●●駅のそば歩いてたでしょ?」
と言われたが、
その時間は千葉にいて
テレポーテーションを使った記憶もない。

つまり、またもや人違い――
以前から人違いされることがかなり多い。

"そっくりな人は世界に3人いる"
とよくいわれるが、
外見においては、絶対3人どころではないと思う。

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WARM HEAVY WINTER!

2005-12-16 | 日記風

どんな修飾語を使えばいいのか、悩みそうである。
日曜日にもやってくる、特級寒波――
昨日書いた程度では、済まなそうだ。

鹿児島でさえ、日曜日の予報は「暴風雪」。
TVで数年に1回あるかないか、といってたが、
実際は、十年に1回クラスかもしれない。

さて。
乾燥すると、喉が荒れてくることはもちろん、
部屋中にプラスイオンが溢れて、
心地が悪くなってくる。

そのうち、加湿器買おうかな~
と考えていたが、ふと、暫定的にあれを思い出した。

写真のように、ストーブにヤカンを載せる。
一気に空気が潤ってきた(気がする)。

喉中心の風邪は、これをやるだけで
かなり楽になるようである。
(スキー場へ行くと、風邪が治るのと同じかな?)

同じ温度でも、からからの部屋としっとりとした部屋では、
居心地のよさには天地の差がある。

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いきなりえぐい冬

2005-12-16 | 日記風

いったいどうしたのだろう。
12月だというのに、このえぐい寒波は~!
普通に"なべ底寒波"の形になってしまっている。

その中でも、今日は束の間の小康状態。
少し落ちつけた。
が、これが小さなオアシスに過ぎないことは明らかだ。

北に目を向けると
もっともっと――えぐいにESTがつきそうなヤツが
日本を伺っている

週末にも北日本に近づいて……(≧□≦;)
(北海道北部のみか、東北まで巻き込まれるか、はまだ知らないが)

そして、また、激しく風邪を引いていた!
家でネットするのも数日ぶりである。
今年に入って、
風邪を引く頻度が例年の数倍になった気がする。
とりあえず、この話を書いたら
コーヒー飲んで寝やふ。。。

風邪を引いたりしたときは、
ちょっと気をつけなければならないと思っている。

太宰治のパクりっぽい言い方をすると
――五臓六腑が疲れているときは、
道端にダイヤモンド塊が落ちていても、
犬の糞に見えてしまうし、
最愛の声を聞いて、吐き気を覚えることさえある――

(……めちゃくちゃ太宰に怒られそう(笑))

風邪の最大のデメリットは、
好き嫌いの尺度が歪曲したり、直感がゼロに近くなって
大事なものを平然と見落としたりすることだろう。

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東京、あわや大雪??

2005-12-06 | 天気・気象

気象庁は、
東京に、今シーズン初の雪予報を出した
(17時現在、降っていない……)

東京に雪だるまマークがついているのは
ぱっと見、新鮮な絵である。

今日、関東地方を
ポーラーロー(極気団低気圧)
という、風変わりな低気圧が通過するということだった。

ポーラーローは台風そっくりのメカニズムをしているが、
ずっとずっと小型であり、
一級の寒気に伴ってやってくる。
(今日だと、日本海に描かれてた、前線がない低気圧のことです)

過去にポーラーローが通過した時には、
関東でも雷を伴った猛烈な雪が降り、
1、2時間で20センチ近く積もったことがある

2001年3月8日――千葉県我孫子市(13センチ)
2000年2月8日――水戸市(17センチ)
1978年1月3日――東京都心(21センチ)
←生まれてなかったので、話に聞いただけw

これらが、ポーラーローでの大雪とされている。

東京に住んでいる人の感覚だと、
2~3センチで大雪だと思い、
20センチも積もったら天変地異だと思いかねない。
(東京では、5センチで大雪注意報20センチで大雪警報の基準となっている)
これから考えても、ポーラーローが起こす雪の激しさは
想像を絶するかもしれない。

今日はあわや、これに近い雪が降っても
不思議ではない状況だったのである。

(おまけ)
過去25年に、東京で20センチ以上/日
の雪が降ったことは2回しかない。

1994年2月12日――23センチ
1984年1月19日――22センチ
(尚、1998年1月15日の成人の日は16センチでした)

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夜勤の僥倖

2005-12-04 | 天気・気象

うれしき土日のはずだったが、
急遽、沿岸漁業に出るかのような生活になった。

土日は2時起き(夜中の)で出勤――

言われた瞬間もろに、え"~的な顔をしたことはご勘弁(笑)
というか、声に出して言ったかもしれないが……


昨日の朝、
その夜中の作業を終えて帰り際に、
さりげなく、レーダー雨量画面に一瞥をくれた。
見てはならぬ物をみたような気がした。

なんと、ここにスコールラインが肉薄しているではないか。
よりによって、これから外へ出るというときに狙ったように……

スコールラインは雷雲の一種。
夏に出る強いものは、しばしば
凄まじい落雷、時にひょう・突風を起こす。
今度のは、スコールラインとしてはごくごく弱いが
ざあっと一雨降らせるくらいのことはするだろう。

外へ出て驚いた。
写真のような、凄い形相の空が広がっていた。
空にインクをこぼしたように、
あるいは、巨大な鰌か何かが、雲の間を這っているような――

その他の写真→http://www5e.biglobe.ne.jp/~tooriame/weather051203.htm

そしてこの空は、5分も待たずに消えた。

結果的に雨にも降られなかったし、
こんな凄い物を見られたから、まあよかった――かもしれない。
(ところによっては、あられを伴う驟雨が降ったという)

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