母が大脳皮質基底核変性症の疑いがあると言われ、
まもなく一年。
漢方薬は辛抱強く続け、
来月には鍼灸院にも行ってくる予定だ。
神経難病の中でも、かなり「いやらしい」病気のようだが。
とにもかくにも、「症状が頑固」なことに閉口する。
手足がとことん不器用になって、
杖も歩行器もうまく使えない、
車椅子の操作も不可(物が持てない掴めない)、
それに、あらゆる薬がなかなか効かない……。
私はもともと「努力は報われる」なんて
迷信以下の戯言だとバカにしていたきらいがあるが、
母の病気でその想いがさらに強まった。
母は、発症前は自転車を乗り回し、バリバリ動き回り、よく働き、
足腰や体が弱る要素はまったくない。
むしろ、鍛えられてマッチョになるはず。
栄養バランスにも気を配っていた。
それがわずか一年でこれなのだから……。
「元気な頃の生活習慣で要介護になるのを避けられる」
なんて嘘っぱちもいいところだ。
努力なんてクソ喰らえ、努力F●CK!
少なくとも日本では「努力=偉い」という謎の信仰があるが、
その風潮に暴言のひとつも吐きたくなる今日この頃である。