快適に利用するにはPCでの設定が必要です。 以下ご一読を。
・ 本記事ではWindows7で説明します。
・ USBハブを経由させたり、設定したときに挿していたUSB端子以外に挿すと、設定内容が反映されません。 大音量事故を防ぐためにも、アンプはPCに直に挿し、コネクタの場所も決めておきましょう。
前記事では一時PCと接続しましたが一旦接続は外し、音が出るアプリを終了させ、常駐のアラームなどもなるべく切ってから設定を始めます。
■ 接続・認識
USBケーブルを挿してしばらくすると、タスクバー右端領域にデバイスドライバのインストールと使用準備完了告知が出ます。 それを確認したら、
・ タスクトレイ右端にスピーカー型のアイコンを右クリック(※)
↓
・ [再生デバイス]をクリック
すると、上のスクリーンショットのように、現在認識・使用できる音声出力先が表示されるので、当アンプを示す[スピーカー USB Audio DAC]をクリック、更に枠外の下の[規定値に設定]もクリック。 [スピーカー USB Audio DAC]が"規定のデバイス"になったことを確認します。 これで通常使用する再生機器としての用意ができました。 ただし、この際にはまだ音出しは厳禁。
■ マスターボリューム調整
次は大元の音量調整。 このDACパワーアンプは基本の音量が物凄く大きく、接続スピーカーにもよりますが、大音量となって聴ける音量ではありません。 その調整。
・ タスクトレイ右端のスピーカー型アイコンをクリック
↓
・ 音量調節バーを[5]程度に
この状態にすると大音量にはならず、まずはひと安心。 この後、ソフトごと必要に応じて微調整を開始します。 これは東和電子OlasonicのFAQにもより詳しい方法が記載されています。
■ 各アプリの音量調整
マスターボリュームを上記のように設定すればひと安心なのですが、OSからアプリごとに音量が変えられる場合があります。
・ タスクバーのスピーカー型アイコンを右クリック
↓
・ 上段の[音量ミキサーを開く]をクリック
これに表示されているものは調節が可能です。 その際、マスターボリューム以上にすると、マスターも一緒に上がってしまうので、音声再生中は注意して調整してください。 マウスで調節せず、キーボードのカーソルの使用を推奨。
ここら辺がシビアで使いにくい部分ですね…
■ サンプリングレートと量子化ビット数
この時点で、OSのオーディオコントローラーは、おそらくデフォルトで44.1kHz/16bitという数値(CDと同レベル)になっています。 先に出たデバイス選択画面で[プロパティ]を開き、[詳細]タブを指定します。
このアンプの最大入力値は48kHz/16bitなので、ここも奢ります。 カッコ内にも「DVDの音質」とあるので明快です。 いろいろ設定し直して音質の差を試してみてください。 なお、ここの設定を替えると再起動が必要になるアプリもありますのでご留意を。
■ 適合する信号形式について
入力できる信号は、PCM 48kHz/16bitが上限。 OSによってはアンプの仕様を自動検知&自動設定して、プロパティの選択肢には適合する数値のみ表示されます。
この信号形式はPCが最終的にUSBから出力するときのもの。 再生させるファイルの形式や数値がなんであれ、音楽再生ソフトがPCのオーディオデバイスに受け渡しをする際、デバイスに適合した数値のPCMに自動変換されます。 つまり、FLAC 192/24を再生させる場合でも、PCになんらかのデコーダがインストールされていたり、FLAC再生ソフトがあれば、ユーザーが音楽ファイルをPCM 48kHz/16bitに変換し直す必要はありません。
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※ タスクバーにアイコンが無い場合
・ タスクバー左端、スタートボタン(ウィンドウズアイコン)をクリック
↓
・ [コントロールパネル]をクリック
↓
・ [ハードウェアとサウンド]をクリック
↓
・ 赤枠で指定したところから各種音量を調整します。 [システムの音量調整]は上で説明した[音量ミキサーを開く]に、[オーディオデバイスの管理]は[再生デバイス]に相当します。
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