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ひよこ造船工房

納期遅れ常習犯の船大工。 猫画、オーディオ、たまに造船記♪ since 2008.11

SONY ブルーレイプレーヤー BDP-S6700 画質音質鑑賞編

2016年08月26日 | ビジュアル

 

 

 

■ 試聴に使用する機器

 

 ・ BDプレーヤー SONY BDP-S6700

 ・ ディスプレイ(TV) SONY KDL-46HX920 (生産終了)

 ・ AVアンプ Pioneer SC-LX83 (生産終了)

 ・ 主なスピーカー SONY SS-NA2ES

 

* HDMIケーブルはまずAVアンプの入力に挿し、その出力から別のHDMIケーブルを使って映像のみTVに送る、いわゆる数珠つなぎ接続。

 

 

 

■ 映像関係の設定値

 

 ・ シネマ変換モード 【自動】

 ・ HDMI映像出力フォーマット 【YCbCr4:4:4】

 ・ HDMI Deep Color 【16Bit】

 ・ SBM 【入】

 ・ 再生中のオプション 画質設定 【自動】

 

* 比較対象はPioneerブルーレイプレーヤーBDP-LX55。 一般的な再生環境に合わせるため、当評価ではSONY製ではスタンダードな"きしめんHDMIケーブル"を使用しました。

 

 

 

■ BD画質

 

 ぶっちゃけてしまうと^^; BD映像画質はLX55と全く見分けがつきませんでしたw

 

 両者の映像の規格を比べると、『S6700』はLX55より色情報ビット深度が深く、逆に低輝度部分はリミットによって端折られている状態。 ですが、TVの方の補正機能もあるためか、光・色の表現は差は知覚できず両者遜色の無い再生品質と感じます。 これは喜ぶべきことなのか迷いますね…^^;

 

 また、この評価はコンテンツ再生中にリモコンの[オプション]を押すことで出てくる画質設定を[オリジナル]にした時のもの。 [自動]にすると、無補正である[オリジナル]と比べて黒色が深くなりジャギーが軽減します。 通常は[自動]がオススメ。

 

 

 

■ BD音質

 

 意外だったのがBD音声の音質。 とても小さい筐体から出力しているとは思えないほどの健闘を見せて(聴かせて)います。

 

 LX55と比較すると、あくまで聴感としてですが、中域音を潤沢且つ繊細に表現している音です。 セリフが明瞭で環境音も際立つことにより"臨場感"も顕著です。 高域音はキンキンまでいかないものの、線が細く刺さる感じがするのが好みの分かれるところ。 中低域音は派手に床を這うようなことは無くすっきり、重低音は後を引かないさっぱりしたタイトな鼓動を響かせる感覚。

 

 逆に足りない部分を挙げると、音自体には豊潤さが無く、中低域音に熱気感も感じられないトコロ^^; 映画のBGM、効果音を聞くにあたっては映像・ストーリーの邪魔をしませんが、音楽BDなどでは熱気・一体感が乏しいです。 音楽BD再生ではLX55に軍配。

 

 …ときに、当機はデジタル出力オンリーですから、「デジタル伝送なのに音や画が変わるの…?」と懐疑的に見ていらっしゃる方もいるかと思います。 理屈は不明ですがAV機器ではこういうことが日常茶飯事に起こります。 同じ機器を使っていてもケーブルを変えただけでも一聴きして分かるような変化が起こりえるんですね…。 私もそんなことで再生品質が変わるのはイヤなんですが、現象として起こってしまうため、そこは好みに合うようケーブル選定や設置法などでコントロールしていくしかありません^^;

 

 

 

■ DSDダイレクト、CD音質

 

 もっとも愕然としたのはこれですね…w 私的にはLX55を凌駕していると感じました。 豊潤さはやや劣るもののSONY製SACDプレーヤーSCD-XA5400ESのデジタル接続に迫る音質^^;

 

 LX55での音楽CD・SACD再生時の不満は、線が細くざわついた(?)音質であったこと。 このせいでSACDであってもマスタリングが上手い?CDくらいの感覚しかなく、CDをはるかに超える情報量が活きていませんでした。 これはPQLSを掛けてもサラウンドを弄っても改善しませんでした。

 

* PQLSとは、デジタル再生時に起こりやすい時間揺らぎ(ジッター/ジッタ)を低減する/無くす機能のこと。 そのPioneerでの呼称です。

 

 S6700での音楽再生は、BD音声とは違って豊潤さがあり、ディスクによってはSONY本格オーディオプレーヤーSCD-XA5000ESと同等の豊潤さ・聴感がありました^^;

 

 ここら辺は、各人の好みだったり、聞きどころが違ったり、(比較両者の良くも悪くも)個体差という可能性もあるのであまり突っ込みません。 だた、価格差から考えると間違いなく高コスパ機体と言えます(=゚ω゚)

 

 

 

■ USBメモリ FLAC192/24再生

 

 こちらも別途書くほどでもない"良好"さ。 同じくUSBメモリ再生が可能なLX55再生と比べて、繊細さが増し、音の定位が良く、やや低域音の押し出しが強いかな、といった感じ。 …悪く言うとドンシャリ傾向ですが、ハイレゾ音質特有の密度の詰まった感覚がきちんと感じられました。

 

 項目タイトルには「USBメモリ」と付記しましたが、この聴感はLAN経由のNAS格納音源も含みます。 当機は無線LAN通信機能を持ちますが、データの欠損・遅延が無いよう、なるべく有線LANで接続することをオススメします(`・ω・´)

 

 

 


 

 

 

 

SONY ブルーレイプレーヤー BDP-S6700はどうでしょう

SONY ブルーレイプレーヤー BDP-S6700 開梱設置編

SONY ブルーレイプレーヤー BDP-S6700 設定編

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