牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

ターカリー (市谷薬王寺町)

2005年06月24日 | 食べ歩き (牛込界隈)
今日は地元牛込柳町でランチ。行ったのは、外苑東通りを自衛隊の方に向かって左手にある喫茶店「ターカリー」です。

よくあるローカルの寂れた喫茶店といった風情。メニューはカレーが5種くらいにスパゲッティ類が10種類弱、それに定番の飲み物がある何の変哲もない店。
スポーツ新聞やマンガを読みながら、黙々と食事をとるのが似合う感じで、ご夫婦で切り盛りされているこじんまりとした店です。

店に入るなり、気難しそうな奥さんに、
「今日のオススメはハンバーグカレーとナポリタン」
「メニューにあるものは何でもできるけど、この二つは早いよ」
「何にする?」
と畳みかけるように言われ、
「じゃ、オススメのハンバーグカレーに」
と私。

入ったのは13:30頃、私の他に客が3名でした。早くできるよ、という割には10分近くかかって出てきたのが写真のようにあふれんばかりの大盛り。
運ぶ際に奥さんが「これじゃこぼしちゃうよ、まったく!」とキレ気味に話していた訳がわかりました。客としては店主の心意気とうれしい限りですが。

ふと気づくと私の前に席についていた他の客のところには食事が運ばれていない。
長居しているのかなぁとカレーを半分くらい食べていると、そこに運ばれたのはカツカレー。
カツが揚げたてなのかもしれませんが、これだけ時間がかかるのは、奥さんの指示どおり「オススメ以外頼むなよ」という無言のプレッシャーなのでしょうか。
日替わり用にたくさん仕込んだハンバーグを捌きたかっただけなのかもしれませんが。

肝心の味ですが、野菜をたっぷり煮込みスパイスを効かせた家庭のカレーの延長のような洋食のカレー。とりたてて特徴がないものの、飽きない感じの普通に美味しい味です。

値段はサラダとサービスの紅茶がついて900円。
普通のカレーのペース配分ではルーが余り気味のような景気のよい盛り加減に満足のランチでした。