所用で山形県の米沢に行ってきた。
相当の積雪であろうとは思っていたが、予想以上であった。
道路の脇は雪の壁。壁が崩れ落ちて、交互通行になっているようなところもあったりして。
縦長の信号は雪対策のため。福島県でも会津地方はこんな信号だ。
う~む、雪の厚さが違う。
側溝のところどころに雪を捨てるためのふたがあるのは知っていたが、あれがないとどうにもならないのだろう。
雪が多すぎて捨てるところがない。
除雪作業はかなりの重労働だ。
上杉神社。さすがに訪れる人は少ない。
物産館も我ら含めて客は数えるくらい。店員さんも手持ち無沙汰のようだった。
お堀。水面が見えるともっと綺麗なのだろうと思う。
しんしんと雪が降る。静寂の中に我一人というのは不思議な気分であった。
周りは白と黒。モノトーンの世界というのもなかなかよいものである。
鷹山公も雪の中。白いマントを被っておられるようだ。
雪は多いが、風が吹いていないせいか、さほど寒さを感じない。
“キュッ キュッ”と雪を踏みしめながら歩く。深い雪でないと、この音は出ない。
久しぶりの感触だ。
茶屋で甘酒を飲んで冷えた体を温める。日本古来のソフトな甘さ。
その昔もこうだったのであろうな。ここでコーヒーは似合わない。
ついでに山形名物“玉こんにゃく”。
味がしみて美味いね。