おらのアパートの暖房器具は石油ストーブ。
静かだし、ストーブの上で何か焼けるもんね。
ファンヒーターはファンヒーターで便利だけれど、音がするし。
とは言え、石油ストーブも換気を十分しないと一酸化炭素中毒の恐れがあるから、その点は気をつけないといけんね。
この部屋で独りポックリということにもなりかねん。
で、仕事に帰りに立ち寄ったスーパーで目に付いたのがサツマイモ。
まるまる太ったのがごろごろしていて、しかも安い。
ストーブの上で焼くならこれしかないと思って、一袋88円のなんとか金時という芋を買ってきた。
ま、細長いからこれなら早く焼けるでしょ。
待つこと約15分。
芋が“プシュー”とか音立てながら焼けてくる。部屋に甘い匂いが立ち込める。
アルミホイル敷いて焼けば良かったんだろうけど、そんな気の利いたものはこの部屋にはないのだ。
それからさらに15分、皮も黒くて硬くなってきた。もう大丈夫。
皮をむいてみれば、中身は見事な黄色というか金色に近いな。
やけどしそうに熱いものをさっそくほおばってみたが、やっぱり甘い。
蒸かしたものとは甘さが違うんだねぇ。蒸かしたものはそれはそれでほんのりした甘さがあって美味いけどね。
これ自宅に持ち帰ってコに食べさせた。
焼いもなんて滅多に買わないからねぇ。
しばらくはこれをアパートの主食にしようか。