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バスストップから基地ストップの会  

2015年6月以前の記事は http://www.geocities.jp/stopfromstop/ へ。

2023年8月定例申し入れ行動

2023-08-22 | 日記
 8月19日(土曜)猛暑の中、座間キャンプの日米司令官宛の申し入れ行動。交流会も含め合計12人が集まって、敗戦から78年目の8月を迎えました。また、今年は関東大震災から100年目。日本政府・警察の対応でより一層の被害拡大を招いたことが明らかなこの加害と被害の歴史をしっかり学び、二度と繰り返さぬことを誓う。




申し入れ書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官 デイブ・ウオーマック少将 様
陸上総隊日米共同部長             豊田 龍二 様
座間駐屯地司令兼第4施設群長         本多 健二 様

私たちは、座間市、相模原市とその周辺に住む市民です。私たちは、基地強化と戦争に反対して,2005年11月末より毎週水曜日にキャンプ座間正門前での座り込み、2006年4月から毎月第3土曜日にはデモを行い、申し入れを続けてきました。コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年4月からはデモを中止し、5月から申し入れ書のみ届ける行動を続けています。
ロシアのウクライナ侵攻は2022年2月に始まり,今もウクライナでの戦闘は続いています。ウクライナの市民,街の被害は続き,ロシアの市民にも被害は出ています。世界各地で異常気象ではないかと思われるような大雨による被害も出ています。
8月は78年前に広島,長崎に原爆が投下され,多くの被害があり,また,日本が敗戦した月でもあり,平和についていつも以上に考えさせられます。平和をどうやって作っていくのか,守っていくのかを考えるときに,歴史を見つめ,学ぶことも大切だと思います。
日本では100年前に関東大震災という大規模な地震がありました。そのとき,「朝鮮人が井戸に毒を入れる,暴動を起こす」などというデマが流されデマを信じた人々は,朝鮮人に対して迫害と虐殺を行い,中国人をも殺傷したということです。このことから,私達は何を学ぶべきでしょうか?普段は,考えつかないような残虐行為を,人は恐怖心などから行うということではないでしょうか。このようなことは戦争の中でも行われると思います。
ですから,私たちは,一人一人の命こそが大切だということをしっかり認識することが大切だと思います。世界中の人々が、互いの個性、違い、歴史を認め合い、尊重しあい、共に安心して暮らすことのできる平和が実現することを強く望みます。
戦争や武力、武器は、生命や環境を守ることはできないと考えます。新基地を建設したり、軍備を拡充したりするのではなく、共に生きるにはどうしたらよいかを考え、実現していくべきだと思います。平和を作り出すにはどうしたらよいか一緒に考えましょう。私たちは、この街を、少しでも平和な街に近づけて、次の世代に渡したいと願っています。いつか、基地のない街になることを願います。私たちは、これからも、あきらめることなく、基地強化に反対していきます。米軍再編に反対していきます。キャンプ座間を市民に返してください。基地のない平和な町を、私たちは望んでいます。
2023年8月19日  バスストップから基地ストップの会と申し入れ行動参加者一同


2023年7月定例申し入れ行動

2023-07-17 | 日記
 7月15日(土)バスストップから基地ストップの会で、座間キャンプへ定例の申し入れをしました。少し曇り空とはいえ連日の暑さの中、汗だくになりながら、相武台前駅から基地へと往復。交流会も含め11人が参加。
 2006年から17年間毎月申し入れしてきたが、基地は私達の望むのとは真逆な方向に進み、明らかな自衛隊の強化と日米同盟の軍事強化が進んでいます。でも私達は、絶対にあきらめるわけにはいきません。これからもこの国で生きる若い世代のためにも。

  


      申し入れ書

キャンプ座間司令官 デイブ・ウォーマック少将  様
陸上総隊司令部日米共同部長  豊田龍二 様
座間駐屯地司令兼第4施設群長 本田健二 様

 陸上自衛隊は3月末、大分県の日出生台演習場で、砲弾を使って固い琉球石灰岩の地層を爆破して、陣地構築訓練を行いました。表土の下の固い石灰岩を爆破して塹壕を作る訓練でした。訓練を視察した第5施設団長が、「地面を戦力化しなければならない。検討して結果を出さなければならない」とマスコミのインタビューに答えたことに衝撃を受けました。第5施設団は、福岡県の小郡駐屯地に司令部を置く部隊で、座間駐屯地と同じ職種です。「琉球新報」は「戦時中は日本陸軍の工兵科が同様の任務を担った」と指摘し「歴史は繰り返すという思いがある」と警鐘を鳴らしています(6月28日付)
 例えば、地対艦と地対空ミサイルが配備された宮古島。隆起サンゴ礁で出来ている島で、大きな川がありません。降った雨はすぐに地面に吸収されていきます。そのため、農業用水を確保するのに大変な労力がかかりました。戦後、地下にコンクリートパイプを打ち込んでダム状のものを作り、地下水が海に流れるのを抑制する工事が行われました。宮古島で農業のための用水確保が安定したのは1970年代に入ってからだと聞いています。宮古島の人々は、本当に地下水を大切にして来ました。まさに、「命の水」です。陸上自衛隊はこれから先、宮古島や石垣島でこうした訓練を行うことを考えているのでしょうか。火薬に含まれている化学物質が地下水に浸透した時は、誰が責任を取るのでしょうか。この訓練は軍事的必要性からのみ検討され、島の環境、住民の生活基盤を守ることを軽視しているとしか思えません。第4施設群のみなさんも、東富士演習場などで陣地構築訓練をやることがあるのでしょうか。その時、「戦争は最大の環境破壊」という言葉を頭に浮かべて下さい。
 一方で、宮古島と長い橋でつながっている下地島周辺の海域で4月6日に起きた多用途ヘリUH-60Jの墜落事故。10名の隊員が亡くなりました。フライトレコーダーの回収から2ケ月以上たったにもかかわらず、事故原因の発表はありません。それなのに飛行訓練は再開されてしまいました。事故原因の究明が何よりも優先されるべきだとは思われませんか。
 6月14日に岐阜市の日野射撃訓練場で起きた発砲事件、ちょうど1ケ月が経ちましたが、18歳の青年の動機の解明、陸自の教育のあり方の見直し、再発防止策の策定などは、何も進んでいないように思います。陸上自衛隊のみなさん、自らの組織が直面している課題に、しっかりと向き合って下さい。私たちはこれ以上若い隊員が死んでいくことに耐えられません。そして、自衛隊が住民の犠牲を顧みないような訓練を行うことを認めるわけにはいきません。
 陸上幕僚監部は7月3日、7月20日から8月4日までオーストラリアで、タリスマン・セーバーと名付けられた大規模軍事演習を行うと発表しました。その目的を「豪州の良好な訓練基盤を活用し、各国と連携した水陸両用作戦、中SAM・12SS Mの実射を含む対空戦闘及び対艦戦闘に係る作戦遂行能力・戦術技量・相互運用性の向上を図る」としています。さらに、「水陸両用作戦においては、米独軍と共同し、海上機動~着上陸~着上陸後の陸上戦闘からなる一連の水陸両用作戦を演練」、「対空戦闘においては、米国以外で初となる03式地対空誘導弾の実射及び米航空機 と対抗方式での対空戦闘を演練」、「 対艦戦闘においては、豪軍との共同及び国外において初飛行となるSE2による情報収集並びに米国以外で初となる12式地対艦ミサイルの実射を含む共同対艦戦闘を演練」
 “中SAM”は石垣、宮古、奄美に配備されている地対空ミサイル、“12SSM”は12式地対艦ミサイルで射程距離を1000km以上に延伸する作業が進められています。この実射訓練を行うと明言しているのです。“SE2”は陸自が運用している無人偵察機スキャンイーグルのことです。この演習、オーストラリアで行われますが、現実的には沖縄、琉球弧での衝突と戦闘を想定したものと断じざるをえません。22年、23年とこうした軍事演習は、一歩また一歩と実戦に近づいています。私たちは、こうした軍事演習が、日本の安全につながるとは思えません。演習が大規模になればなるほど、中国やロシアも対抗的な軍事演習を実施し、艦艇や航空機の日本周辺、とりわけ琉球弧付近での航行、飛行は激増させています。陸上総隊司令部日米共同部は、こうした訓練の策定、部隊の運用の決定などに関わっているのでしょうか。もし、そうであれば、訓練の中止を求めて下さい。
     2023年7月15日 バスストップから基地ストップの会と申入れ行動参加者一同

    石垣島 


2023年6月定例申し入れ行動

2023-06-23 | 日記
 6月17日、米陸軍キャンプ座間と陸自座間駐屯地に申入れ行動の日。
 今回は14日に起きた小銃発砲事件の重大さを考えて、追加の申入書を書いて、合わせて提出しました。受け取りに出て来た自衛官に、「座間駐屯地には小銃射撃場はありませんが、横須賀の長坂小銃射撃場で訓練してますか」と訊ねると、「長坂などの小銃射撃場で訓練しています。隊員全員が実弾訓練をやるのが建前です」との返事。「今後、ああいう悲惨な事故が起きないように」と訴えました。
 申入れの前には、土曜日だというのに岩国基地から第115海兵戦闘攻撃飛行隊のFA-18が4機、飛来し厚木基地に着陸しました。
 申入れの後には、米海軍のP-8A哨戒機が、3機飛来しました。下記のような訓練もやっており、オーストラリア海軍の機も入っていたのかも知れません。最近の日米豪共同訓練は情報共有、情報交換を重視しています。
■令和5年6月16日 海上幕僚監部
(お知らせ)
日米豪共同訓練について
海上自衛隊は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携を強化すべく、次のとおり米海軍及び豪空軍と共同訓練を実施しました。
1 目 的  海上自衛隊の戦術技量並びに米海軍及び豪空軍との相互運用性の向上
2 期 間 令和5年6月3日(土)~6月15日(木)
3 訓練海空域  日本周辺(太平洋上)
4 参加部隊
(1)海上自衛隊:P-3C、潜水艦
(2)米 海 軍:P-8A
(3)豪 空 軍:P-8A
5 訓練項目  各種戦術訓練(対潜戦訓練、LINKEX)等

  



申入書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官 
               ジョエル・B・ヴァウル少将 様
陸上総隊日米共同部長   豊田 龍二 様
座間駐屯地司令・第4施設群長 本多 健二 様

戦争屋は世界からご退場を
 G 7サミットに電撃参加したウクライナゼレンスキー大統領。ロシアとの戦争を西側諸国に訴えて戦費の催促に来たように映りました。広島という核で多くの命が喪われた場所で戦争継続の無心をするなど恥ずかしいです。戦争が長引けば戦争相手だけではなく自国民も多く死にます。日本は太平洋戦争の最後の年である1945年に引き際を誤って無駄に国民を殺しました。3月10日の東京大空襲、4月からの沖縄戦、8月6日の広島原爆投下8月9日の長崎原爆投下と10万人を超えるジェノサイドがこの年に起こっています。「日本の国体」を護持するという非常に見苦しい往生際の悪さがどれだけ尊い命を奪って来たか。そしてその戦争責任すらきちんと裁かれて来なかった事が一番の問題です。東京裁判ではA級からC級まで1000人近い死刑が執行されたが旧日本軍の統帥権を持つ昭和天皇は裁判すら掛けられなかった。軍部の暴走だけで片付けられるとは思えません。そして現在も戦争屋であるG7達は過去の戦争に対して何の反省も感じていません。核保有国中心のメンバーで原爆資料館東館をさらっと40分見て何を感じるのでしょうか?ひとたび核のボタンを押せば阿鼻叫喚の地獄が巻き起こります。カナダのトルドー首相だけはサミット最終日に私的に訪問しましたが片手間で原爆の被害を見るものではありません。戦争で儲けようとか思っている人達には無惨に殺された人の痛みなど分からないでしょう。戦争屋は世界から居なくなって下さい。

 民草(たみくさ)を大事にしない政府
 コロナ禍で民間の景気が伸び悩む中でマイナスの政策だけには着々と進める岸田内閣。マイナンバーカードの導入も失策の一つだが国民の加入率が低いのに切れて健康保険証を2024年秋に廃止してマイナ保険証に一体化しようと暴挙に出た。現行ですらまともにマイナンバーカードを発行出来ていないのに健康保険証を止めるなんて国民皆保険制度の事実上の撤廃だ。いつも思うが税金をきちんと運用すら出来ないならば税金を集めるのを止めてしまえ。それでいて防衛費だけは上がりますって誰が納得するのでしょう。サミットは無難?に乗り切った岸田首相ですがご子息が首相官邸でドンチャン騒ぎをして辞職。セコイ事に6月1日付けだったためボーナスは全額支給。国民を舐めていますね。国民に税金は還元しないのに身内へのバラまきと軍事費だけは減らさない。日本も軍事独裁政権まっしぐらです。医療費と教育費は国力の最たる指数なのに削る一方。ここ30年で日本が転落していく訳です。国の中枢に居る人間が利権をむさぼり巨悪がはびこる中で生活に困窮した老人がおにぎりを万引きしたニュースが全国に流れるという不条理には疑問を感じます。最近の日本には人間を大事にする事がないがしろにされる事象が多く些細なトラブルから事件に発展しています。政府からして不正の責任を一切取らないという居直り姿勢が日常化しているのが元凶でしょう。私達は微々たる力ですが世直ししがいのある社会だなとひしひしと感じます。いつまでも民草(たみくさ)が黙って不正政府に追従するなどと思わない事です。
2023年6月17日  
   バスストップから基地ストップの会と申し入れ参加者一同


 次の申し入れ書は緊急だったため提出時には「有志」からとなっていますが、会のみんなの意見を代表しているものです。私たち全員の思いを訴えました。
              
申入書

6月14日、岐阜市の日野基本射撃訓練場で実弾を使った射撃訓練中の自衛官候補生の18歳の男性が、教官役の隊員に小銃を発砲、2人が死亡し1人が負傷した事件は大変ショックで、言葉を失いました。高校を卒業したばかりの男性が、たったの3ヶ月で実弾訓練し、上官を射殺、止めようとした自衛官にも発砲。叱られたことが原因という。
やはりこういうことが起きるのかと、ショックを受けていますが、隊員のみなさんの気持ちは、いかばかりかと思います。どうしてもこの気持ちを伝えたくて、有志という形で、申し入れいたします。
私たちは2006年から、この場所で、基地はいらないと申し入れをしてきましたが、この地上から戦争がなくならないばかりか、先の戦争の反省から平和憲法を作ったはずのこの国が、特に安倍、岸田政権により戦争に向かってまっしぐら、戦争財源を曖昧なままに、民の命と生活を犠牲にして、戦争国家にひた走っており、その結果、今回のような武器を使った殺人が現場で起こったと思われます。
「人間は考える葦である」とは、17世紀のフランスの思想家パスカルの言葉ですが冷静に考えれば、人間は人を殺すようには生まれてきていません。人を愛し、人に優しくすることで、喜びを感じ幸せな気持ちになれるのではないでしょうか。
世の中には苦しいことがたくさんありますが、嬉しいこともたくさんあると思います。人を殺す訓練では無く、人を救い、人を幸せにする訓練をして下さい。地球上の災害被災は限りがありません。災害救助で、国内外の被災者を助けて下さい。戦争に大義はありません。戦う国同士の理由がそれぞれあるかもしれませんが、勝利はありません。敵を撃つ訓練。敵とは何でしょう。自分の殺す敵の兵隊一人一人に家族があり愛する人がいるのです。
軍隊や自衛隊という組織は、暴力性をはらんだもので、いじめ、パワハラ、セクハラなどの人間性が否定される大きな問題が、戦争、軍隊がある限り、起こってきました。それは他人を殺めることや自らを死に至らしめること、生き死の問題を引き起こしています。
6月14日、同じ日に、陸上自衛隊での性被害を実名で訴えた五ノ井さんの訴訟で横浜地裁の公判では、国側が性加害を認めたが、4人の元隊員は否定して争うという。この報道に暗澹たる思いです。五ノ井さんは、どれだけの勇気を持ってこの暴力を表に出したことでしょう。このような問題は人間の命を殺す訓練をする組織の持つものと思われます。
「命どぅ宝」この言葉を伝えたいと思います。「武器で平和は作れません」
「基地は標的になる」「原発は地震で暴走し、戦争で攻撃の標的になる」考えてみて下さい。
  2023年6月17日
           バスストップから基地ストップの会有志



2023年5月定例申し入れ行動

2023-05-24 | 日記
 5月20日、バスストップの会からキャンプ座間への申し入れ行動。
 2006年4月から、コロナ感染予防のため一度だけ中断したが、それ以外は毎月続けている。毎週の座り込みとともに仲間に会えて意見を交わすこともできる大切な場だ。今月の参加者は11名。
 広島ではG7サミットが開かれ、G7首脳がそろって原爆資料館を訪れ被爆者とも対話した。しかし中身は非公開で核兵器禁止条約への言葉もなかった。首脳たちの心には被爆者たちの思いが届かなかったのだろうか?どんな説明がなされ、首脳たちは何を見たのだろうか? 

 


申し入れ書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官 ジョエル・B・ヴァウル少将 様
陸上総隊日米共同部長              豊田 龍二 様
座間駐屯地司令・第4施設群長         本多健二様

サミットなんてやっている場合ですか?
 アメリカが史上初めてデフォルト(債務不履行)寸前になりバイデン大統領の来日が危ぶまれたG7広島サミット。広島に来るアメリカ大統領はオバマに次ぐ二人目ですがバイデン大統領から原爆投下に対する謝罪は有りませんでした。非人道的兵器を使用した戦争犯罪も勝てば官軍とばかりに有耶無耶にしました。広島出身をアピールする東京生まれの岸田首相は抗議の一つもしていません。それどころか今年度の予算では防衛費関係だけ5兆円弱の増額を決めており戦争を肯定する側に舵を切ろうとしています。3年余りのコロナ禍で国民の生活は困窮に瀕しているのに戦前への回帰でも図ろうとしているのでしょうか。サミットのテーマでは「法の支配に基づく国際秩序」や「グローバル・サウスへの関与の強化」を掲げていますが、どうもしっくりきません。国際秩序と言いながら核クラブが牛耳る国連安保理体制は全く見直される事も無く続く前提になっています。主張が現状から乖離しすぎていて何も改善する気が感じ取れません。
アメリカも日本も戦争を中心にする考え方から脱却しない限り国際社会に平和をという理念からどんどん離れていきます。
広島の岸田と言いながら広島市教育委員会の平和教育教材から「はだしのゲン」を外す事には一言も言及していない。都合の良い時だけ広島を使って戦争犯罪への追及については何も言わない姿勢には幻滅します。軍隊で平和は作れません。そこに生きる人達を大事にしない政治には未来はありません。

酷い国日本
 日本は経済的な先進国であるというかつての幻想が嘘のような現状です。特に外国人に対する扱いは酷すぎます。1993年から始まった技能実習制度では母国に仕送りをしようと日本に夢を見て来日した外国人達をまるで低賃金でコキ使える奴隷のようにして搾取をしまくりました。コロナ禍で技能実習生が来られなくなったら農家の出荷に影響が出る程です。そして難民申請でも入国管理局が非人道的な振る舞いをする事で何人も命を落としました。日本人にとって外国人の扱いはあまり関係が無いと思っている人もいますが人権という概念が無い政府を野放しにすると明日は我が身になります。低所得者への冷たい社会の延長には福祉を切り捨て、軍事費を拡張するという政府はどういう仕打ちを用意しているのでしょう。社会的な弱者を社会のお荷物のように扱う社会は果たして幸福なのでしょうか?
その打開策として他国に対する侵略すれば良いという短絡的な考えには同調できません。
私達は人に優しい社会を作りたいのです。全ての人が生きていけるそれだけで幸せな社会の実現を望みます。
軍事行動では平和は作れません。日本が再び誤った道に行く事に反対します。
 2023年5月20日    バスストップから基地ストップの会と申し入れ参加者一同



2023年4月定例申し入れ行動

2023-04-21 | 日記
 4月15日(第3土曜日)座間キャンプへ、申入れ行動の日でした。冷たい雨が一日中降り続く中、相武台前駅から歩いて、基地正門につく頃にはからだが冷え切っていましたが、それから15分間も、受け取りの自衛隊員が現れず、待たされました。市民の声を聞くことなどは、勤務のうちに入ってないのでしょうか。寒さと雨で、風邪がひどくなりそうでした。
 参加者は、その後の交流会も含め10人でした。
 今月の交流会は特別なものとなりました。最近座り込みにも復帰してきた仲間の復帰(快気)祝いと、最近、お連れ合いをなくされた仲間の、夫さんへの追悼と本人へのねぎらいの会でした。
 仲間と共に、それぞれが年を重ねていくことは、大変なことも多いけれど、失うものばかりではなくて得られることも多いと思えてきました。やはりこうして生きてることは尊いことと、あらためて思える日でした。






 申し入れ書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官 ジョエル・B・ヴァウル准将 様
陸上総隊日米共同部長 豊田 龍二 様
座間駐屯地司令・第4施設群長 本多健二様

 私たちは、戦前の誤った軍国主義政治により先の太平洋戦争で、アジアの人々2000万人の命を奪い、日本人310万人が命を失いました。沖縄の地上戦では、4人に一人が亡くなっています。その甚大な人々の命の犠牲の上に生まれた平和憲法を持ちながら、安倍政権は、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定しました。なりふり構わぬ岸田政権は、昨年末には、国会で審議もせずの安保3文書を閣議決定し、この5年間で防衛費を43兆円とするという無謀な策を国民に説明せぬまま、形骸化した民主主義国家の姿をさらにかなぐり捨てて、軍事国家へ突き進んでいます。
 現在沖縄の地では、辺野古新基地建設が、反対の民意を踏みにじって進められ、南西諸島の島々にミサイル基地が作られ、弾薬庫に白昼堂々と弾薬が運び込まれる恐怖と怒りの中に住民たちは必死の抗議行動をして闘っています。テレビでは宮古島海上での、大型自衛隊ヘリの墜落と10人の自衛隊員の死亡が報道されましたが、詳細は報じられません。
 私たちは戦争を体験した先人達から、武器で平和は作れないことを学びました。
 基地は必ず標的になることと、原発は大地震で爆発し、また戦争の攻撃目標になること、原発をなんとしてもやめないこの国の政治権力者たちの核兵器保有国になりたい欲望。これらがまさに現実のものとなっています。権力欲むき出しの岸田政権はアメリカ合衆国に追従し、その危険さと愚かさでは、プーチンと変わりません。
 5月のG7サミットに来日し広島を訪れる「唯一の原爆投下国アメリカ合衆国」の代表なら、原爆投下によって市民を殺戮し、町ごと廃墟としたことを謝罪し、市民の命を奪い長きにわたって苦しめていることを反省して下さい。
 アジアを植民地化し、残虐な殺戮と戦争犯罪を繰り返したこの国に生まれた私たちは、真摯に加害の歴史を学び直し、平和憲法を守り抜かなければなりません。
 私たちは「人を殺して死ねよとて 二十四までを育てしや」明治の歌人、与謝野晶子の反戦歌を心から叫び、人殺しの戦争に反対します。いったん始めた戦争は、容易に終わらせることはできないことは、眼前にテレビで映し出されるウクライナの悲惨な光景が語っているではありませんか。ウクライナのようにマスメディアで報道されないことをいいことに、イラク、アフガニスタンで、アメリカ軍が市民を爆撃し殺戮した歴史は消えさることはありません。
 平和憲法下で、自衛隊員のみなさんは、辛うじて殺し殺されず、大規模な自然災害の被災地、福島の原発事故の被災地にも行き、多くの被災者を助け、人々に感謝される存在でいたのは過去のことになってしまいます。
 自衛隊のみなさん、どちらが現実的な選択だと思いますか。戦争でもうける武器商人の餌食になって、国防費世界第3位などを目指すこの国の愚かな政治権力者達の手先になって人を殺し、住民の命を省みない世界が、自衛隊員のみなさんの理想とする未来ですか。軍隊が住民の命を守らないことは誰もが知っています。
 横浜ノースドックに新たに米軍280名の小型揚陸艇部隊を新設することに反対します。
 アメリカ軍と自衛隊に申し入れます。私たちにとって基地は危険なだけです。すぐに市民に返して、出て行って下さい。この地球上に平和な市民の生活が取り戻せるように心から願います。
 
 2023年4月15日
          バスストップから基地ストップの会と申し入れ参加者一同