バスストップから基地ストップの会  

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2023年6月定例申し入れ行動

2023-06-23 | 日記
 6月17日、米陸軍キャンプ座間と陸自座間駐屯地に申入れ行動の日。
 今回は14日に起きた小銃発砲事件の重大さを考えて、追加の申入書を書いて、合わせて提出しました。受け取りに出て来た自衛官に、「座間駐屯地には小銃射撃場はありませんが、横須賀の長坂小銃射撃場で訓練してますか」と訊ねると、「長坂などの小銃射撃場で訓練しています。隊員全員が実弾訓練をやるのが建前です」との返事。「今後、ああいう悲惨な事故が起きないように」と訴えました。
 申入れの前には、土曜日だというのに岩国基地から第115海兵戦闘攻撃飛行隊のFA-18が4機、飛来し厚木基地に着陸しました。
 申入れの後には、米海軍のP-8A哨戒機が、3機飛来しました。下記のような訓練もやっており、オーストラリア海軍の機も入っていたのかも知れません。最近の日米豪共同訓練は情報共有、情報交換を重視しています。
■令和5年6月16日 海上幕僚監部
(お知らせ)
日米豪共同訓練について
海上自衛隊は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携を強化すべく、次のとおり米海軍及び豪空軍と共同訓練を実施しました。
1 目 的  海上自衛隊の戦術技量並びに米海軍及び豪空軍との相互運用性の向上
2 期 間 令和5年6月3日(土)~6月15日(木)
3 訓練海空域  日本周辺(太平洋上)
4 参加部隊
(1)海上自衛隊:P-3C、潜水艦
(2)米 海 軍:P-8A
(3)豪 空 軍:P-8A
5 訓練項目  各種戦術訓練(対潜戦訓練、LINKEX)等

  



申入書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官 
               ジョエル・B・ヴァウル少将 様
陸上総隊日米共同部長   豊田 龍二 様
座間駐屯地司令・第4施設群長 本多 健二 様

戦争屋は世界からご退場を
 G 7サミットに電撃参加したウクライナゼレンスキー大統領。ロシアとの戦争を西側諸国に訴えて戦費の催促に来たように映りました。広島という核で多くの命が喪われた場所で戦争継続の無心をするなど恥ずかしいです。戦争が長引けば戦争相手だけではなく自国民も多く死にます。日本は太平洋戦争の最後の年である1945年に引き際を誤って無駄に国民を殺しました。3月10日の東京大空襲、4月からの沖縄戦、8月6日の広島原爆投下8月9日の長崎原爆投下と10万人を超えるジェノサイドがこの年に起こっています。「日本の国体」を護持するという非常に見苦しい往生際の悪さがどれだけ尊い命を奪って来たか。そしてその戦争責任すらきちんと裁かれて来なかった事が一番の問題です。東京裁判ではA級からC級まで1000人近い死刑が執行されたが旧日本軍の統帥権を持つ昭和天皇は裁判すら掛けられなかった。軍部の暴走だけで片付けられるとは思えません。そして現在も戦争屋であるG7達は過去の戦争に対して何の反省も感じていません。核保有国中心のメンバーで原爆資料館東館をさらっと40分見て何を感じるのでしょうか?ひとたび核のボタンを押せば阿鼻叫喚の地獄が巻き起こります。カナダのトルドー首相だけはサミット最終日に私的に訪問しましたが片手間で原爆の被害を見るものではありません。戦争で儲けようとか思っている人達には無惨に殺された人の痛みなど分からないでしょう。戦争屋は世界から居なくなって下さい。

 民草(たみくさ)を大事にしない政府
 コロナ禍で民間の景気が伸び悩む中でマイナスの政策だけには着々と進める岸田内閣。マイナンバーカードの導入も失策の一つだが国民の加入率が低いのに切れて健康保険証を2024年秋に廃止してマイナ保険証に一体化しようと暴挙に出た。現行ですらまともにマイナンバーカードを発行出来ていないのに健康保険証を止めるなんて国民皆保険制度の事実上の撤廃だ。いつも思うが税金をきちんと運用すら出来ないならば税金を集めるのを止めてしまえ。それでいて防衛費だけは上がりますって誰が納得するのでしょう。サミットは無難?に乗り切った岸田首相ですがご子息が首相官邸でドンチャン騒ぎをして辞職。セコイ事に6月1日付けだったためボーナスは全額支給。国民を舐めていますね。国民に税金は還元しないのに身内へのバラまきと軍事費だけは減らさない。日本も軍事独裁政権まっしぐらです。医療費と教育費は国力の最たる指数なのに削る一方。ここ30年で日本が転落していく訳です。国の中枢に居る人間が利権をむさぼり巨悪がはびこる中で生活に困窮した老人がおにぎりを万引きしたニュースが全国に流れるという不条理には疑問を感じます。最近の日本には人間を大事にする事がないがしろにされる事象が多く些細なトラブルから事件に発展しています。政府からして不正の責任を一切取らないという居直り姿勢が日常化しているのが元凶でしょう。私達は微々たる力ですが世直ししがいのある社会だなとひしひしと感じます。いつまでも民草(たみくさ)が黙って不正政府に追従するなどと思わない事です。
2023年6月17日  
   バスストップから基地ストップの会と申し入れ参加者一同


 次の申し入れ書は緊急だったため提出時には「有志」からとなっていますが、会のみんなの意見を代表しているものです。私たち全員の思いを訴えました。
              
申入書

6月14日、岐阜市の日野基本射撃訓練場で実弾を使った射撃訓練中の自衛官候補生の18歳の男性が、教官役の隊員に小銃を発砲、2人が死亡し1人が負傷した事件は大変ショックで、言葉を失いました。高校を卒業したばかりの男性が、たったの3ヶ月で実弾訓練し、上官を射殺、止めようとした自衛官にも発砲。叱られたことが原因という。
やはりこういうことが起きるのかと、ショックを受けていますが、隊員のみなさんの気持ちは、いかばかりかと思います。どうしてもこの気持ちを伝えたくて、有志という形で、申し入れいたします。
私たちは2006年から、この場所で、基地はいらないと申し入れをしてきましたが、この地上から戦争がなくならないばかりか、先の戦争の反省から平和憲法を作ったはずのこの国が、特に安倍、岸田政権により戦争に向かってまっしぐら、戦争財源を曖昧なままに、民の命と生活を犠牲にして、戦争国家にひた走っており、その結果、今回のような武器を使った殺人が現場で起こったと思われます。
「人間は考える葦である」とは、17世紀のフランスの思想家パスカルの言葉ですが冷静に考えれば、人間は人を殺すようには生まれてきていません。人を愛し、人に優しくすることで、喜びを感じ幸せな気持ちになれるのではないでしょうか。
世の中には苦しいことがたくさんありますが、嬉しいこともたくさんあると思います。人を殺す訓練では無く、人を救い、人を幸せにする訓練をして下さい。地球上の災害被災は限りがありません。災害救助で、国内外の被災者を助けて下さい。戦争に大義はありません。戦う国同士の理由がそれぞれあるかもしれませんが、勝利はありません。敵を撃つ訓練。敵とは何でしょう。自分の殺す敵の兵隊一人一人に家族があり愛する人がいるのです。
軍隊や自衛隊という組織は、暴力性をはらんだもので、いじめ、パワハラ、セクハラなどの人間性が否定される大きな問題が、戦争、軍隊がある限り、起こってきました。それは他人を殺めることや自らを死に至らしめること、生き死の問題を引き起こしています。
6月14日、同じ日に、陸上自衛隊での性被害を実名で訴えた五ノ井さんの訴訟で横浜地裁の公判では、国側が性加害を認めたが、4人の元隊員は否定して争うという。この報道に暗澹たる思いです。五ノ井さんは、どれだけの勇気を持ってこの暴力を表に出したことでしょう。このような問題は人間の命を殺す訓練をする組織の持つものと思われます。
「命どぅ宝」この言葉を伝えたいと思います。「武器で平和は作れません」
「基地は標的になる」「原発は地震で暴走し、戦争で攻撃の標的になる」考えてみて下さい。
  2023年6月17日
           バスストップから基地ストップの会有志


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