バスストップから基地ストップの会  

2015年6月以前の記事は http://www.geocities.jp/stopfromstop/ へ。

2021年5月定例申し入れ行動

2021-05-17 | 日記
5月15日(土)は、バスストップから基地ストップの会の座間キャンプへ向けての定例申し入れ行動の日。参加者は9名。
沖縄の日本復帰から49年を迎えたこの日、沖縄の現実を思う。復帰前の過重な基地負担は軽減するどころか県民の民意を踏みにじって新たな辺野古新基地建設が強硬に進められ、あろうことか、南部激戦地の戦没者の遺骨の混じった土砂までもが完成の見込みもない基地工事の埋め立てに使おうとされている。また、本土のマスコミの報道はまだ少ないが、琉球弧での自衛隊軍事基地化が進められている。申し入れ書にもある馬毛島への米軍艦載機訓練反対行動のためで、ストップの仲間たちも種子島に行っている。
コロナの拡大がここまで民の命と安全を奪ってさえオリパラをやめられず全く危機管理のできない菅政権と、コロナ報道ばかりのマスコミとがやっていることといったら、人権無視と管理・監視社会を作り出す悪法を次々に繰り出し、戦争国家へ突き進むことなのだ。
  
   
  

             申し入れ書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団前方司令部司令官         ビエット・ルオン少将様
陸上総隊日米共同部長                       垂水 達雄様
座間駐屯地司令                          小野 一也様

 2005年米陸軍第一軍団司令部のキャンプ座間への移駐に反対する私たち市民が、ゲート前に座り込み、毎月一回の抗議デモを始めて16年がたちました。私たちの長年の申し入れとは裏腹に、基地強化が進んでいます。

 今回政府は、種子島の隣の島、馬毛島を、基地を造るために、地価45億円のところ160億円で買収し、厚木基地の代用としようとしています。今は無人島である馬毛島は、元島民や漁師から“宝の島”と呼ばれています。マゲシカなど、動植物にとって、この基地建設は絶滅への自然破壊そのものです。今まで政府は、米軍の言いなりに基地強化を進めてきました。与那国島、石垣島、宮古島、辺野古、伊江島、高江、奄美大島、そしてとうとう馬毛島に至りました。誰が見ても、琉球弧の要塞化です。政府の目論見どおりではありませんか! やっと気づいた人も多いかと思います。まんまと騙される所でした。馬毛島は渡しません。基地ではない土地を買収し、米軍に提供する! なんと恥ずかしい行いでしょう。自然を破壊し、大切な命を奪う基地強化に断固として、反対します。戦争のための基地を造らないでください!

 私たちは、毎週のキャンプ座間正門前での座り込みの時、自衛隊の家族のお子さんでしょう、学校帰りの小学生と「お帰りー!」「こんにちは!」のあいさつが日常化しています。ある時、子どもたちから「自衛隊はきらいですか?」との問いがありました。「きらいじゃないよ。戦争がきらいなだけだよ。」との答えに子どもたちもホッとし、安心したような笑顔を見せてくれました。その後、3年生のお子さんから友情のお便りをいただきました。私たちは仲良しになりました。この事をとおして、顔と顔をあわせて話し合う事の大切さを身に染みて感じたのです。
お願いです。武力で制圧する事はやめてください!

 現在世界を悩ませているコロナウイルスは、自然破壊の産物と言えるでしょう。今この地球上で育んでいる大事な命をいつくしもうではありませんか。ばく大な軍事費こそ、コロナ対策に使うべきでしょう!目を覚ますのは今だと思います。

   2021年5月15日
                       バスストップから基地ストップの会と申し入れ行動参加者一同

    

コメント
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