7月15日(土)はバスストップから基地ストップの会の7月定例デモ。
夏時間(7,8,9月)でいつもより2時間遅れの4時に小田急線相武台前駅集合、4時半出発。ちなみに水曜日のゲート前座り込みも、基地内の木々の枝が丸裸に切られてしまい、ギラギラの太陽には耐えられず、開始時間を3時からにずらせている。(9月末まで)
17人参加で暑さをものともせず出発。
横浜から自転車で参加のピースサイクルの人も。(ピースサイクルは現在県内を回っており20日(木)には座間、大和市役所、厚木基地等回って高座渋谷教会に宿泊)
また水曜日のゲート前座り込みに通りかかったアメリカ人大学院生(東京在住)が何とデモにも参加してくれてみんな感激!基地の問題をテーマに研究するために、現在横須賀、厚木、横田の基地も回っているとのこと。日本語ペラペラ。私たちも元気百倍。
とはいえ、申し入れも終わって暑さにバテバテで歩いてゆくと、なんと突然アイスキャンデーを差し入れに現れたのは、時々、座り込みにおやつを持ってきてくれる「おやつの君」。今日はみんながへとへとのころ合いを見計らって、アイスキャンデーの「アイスマン」に変身!多忙なアイスマンはごみを回収し、疾風のように消えた。というわけで参加者合計18人!
申し入れ書
在日米軍司令官・米陸軍第一軍団前方司令部司令官 ジェームズ・パスカレット少将 様
陸上自衛隊中央即応司令官 小林 茂 様
座間駐屯地司令 豊田 真 様
◎ 東日本大震災と福島第一原発事故を経験したこの国では、近年北海道から九州まで地震が相次ぎまた先週から、九州の北部に集中的な豪雨があり、豪雨の爪痕はすさまじいものがあり、多くの命が失われ、生活が奪われました。今回も自衛隊の皆さんの災害出動が大きな力になっています。今や、気候変動により私たちの住む日本のみならず、地球全体が、大災害に見舞われたくさんの人の命が危機にさらされています。力による軍事的な挑発や威嚇をしあっているどころではありません。また原発や、核兵器の廃絶に向かわなければ、この地球は破滅に向かう未来しかありません。
◎大ウソつきの裸の王さまである我が国のアベ首相は、外国に行っては、福島第一原発はコントロールされているといって、原発を売り込み、日本国憲法を解釈改憲で破っている張本人であるのに、我が国は法治国家であるとウソをつく。国民に対しては、放射能汚染のひどい被災地に安全とウソをつき帰還を進め、止まっている原発を、地震頻発の中、再稼働させるという狂気のさた。またすべての選挙で基地反対の民意を示す沖縄県に、辺野古、高江の基地建設を暴力を持って強行に進め、山城さんはじめ、反対する市民を不当逮捕、長期拘留する人権侵害。また南西諸島に自衛隊配備を進め、自然を破壊し住民の生活を壊すミサイル配備計画。報道されていないので本土ではほとんど知られていない。
◎森友、加計学園であきらかになった、アベ内閣の腐敗政治。内閣府に集めた権力で各省庁を支配し、「忖度」という言葉がはやるほどに、わが権力をほしいままにし、憲法に手を付けようという専制政治が、今国民の目にさらされた。選挙で3分の2を取っただけで、憲法違反、人権無視、議会制民主主義を踏みにじり、ついに3度も廃案になった稀代の悪法、共謀罪を、国会のルールを無視して強行採決。国連人権理事会の報告者ケナタッチ氏からは、プライバシー権と表現の自由への過度の制限につながることが指摘され、アベ首相へ直接書面を送られているのに、これにまだ返事も送らない。
◎このアベ政権下で、座間市は1971年に座間市の市是である「基地の整理・縮小・返還」を求めてきた国との覚書の見直し案を議決し、遠藤市長は国との話し合いを持ち、基地との積極的共存へと座間市の在り方を大きく変えようとすることに強く反対します。
◎日本の国中の人々が怒っています。「奢れるものは久しからず」アベ政権の支持率は急落し、みんなが、70年間、不戦の憲法を守り、これに守られてきたことの意味を、自ら深くとらえなおし、行動しています。憲法はおしつけではありません。日米地位協定こそ押し付けです。
◎米軍は、ファシストと化したアベ首相を利用することをやめて、本国に帰ってください。
◎自衛隊は、武力行使しないで守られた戦後72年を総括して、日本と世界の災害救援隊として命を守る仕事をしてください。武力で平和はまもれません。やめられない戦争を続ける米国の手先にされるのは、やめてください。
◎私達は、戦争国家も、警察国家も絶対に拒否します。戦争で悲惨な死を遂げた人々の、戦争NOの遺伝子が脈々と今を生きる私たち一人一人につながって、生かされているからです。
2017年7月15日 バスストップから基地ストップの会とデモ参加者一同