バスストップから基地ストップの会  

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2019年11月定例デモと申し入れ書

2019-11-17 | 日記

11月16日(土)デモ日和の秋の陽ざしの中、12名が参加。

今回も「このデモ何のデモ?」の疑問に答えて、沿道にチラシまき40枚。好天のせいか人の数も多く、公園で遊ぶ子どもたちをはじめ受け取りがよかった。メガドンキの前で高校生らしい女の子3人に手渡す。安倍首相の「桜を見る会」を取り上げたチラシに、「なにそれ?」と一人が聞く。もう一人の子が「知らないの?」と会話が進むが、正確にニュースをとらえているわけではない。そこでこちらも会話に加わる。「テレビでは本当のことはわからないけど、でも新聞の見出しだけでも見てね!」
あの子たちの頭の片隅にでも、このことがチラシを通して残ってほしいな!たんぽぽの種のように。

デモのシュプレヒコールも自然に「アベはやめろ!」「税金返せ!」となり、声に力がこもる。

ゲート前に着くと守衛の数がいつもより多いような?
今回は、この秋の台風の洪水や土砂崩れに災害救援で出動した自衛隊員へ感謝の言葉を伝えてから申し入れを行った。


            

          「このデモ 何のデモ?」をつたえるチラシ



 

在日米陸軍司令官  ビエット・ルオン様

陸上自衛隊座間駐屯地司令 尼子 将之様

陸上総隊司令部日米共同部長 野村 悟様

 

                  申 入 書

 

 安倍政権は、「アベノミクス」・「地方創生」・「女性が活躍できる社会」・「1億総活躍社会」・「国土強靭化」等様々なスローガンを掲げてきた。しかし、戦後最長の政権と言われながら安倍政権になって生活が良くなったと言う声は聞こえてこない。何故なのか。「女性が活躍できる社会」について見てみれば安倍の番記者が女性に性的暴行を加えたが検察は不起訴処分としてその理由を明らかにしていない。それ以降女性への性的暴行の多くが不起訴処分とされ検察はその理由を一切明らかにしていない。これでは女性が安心して活躍できるどころか不安で逆に女性への差別を拡大していると言わざるを得ない。「国土強靭化」については、隣国との緊張感を煽り米国からの高額な戦闘機を購入したりイージスアショアを配備したり沖縄県民の反対の声を踏みにじり新基地建設を強行している。しかし、台風19号で国土交通省が管理する1級河川の千曲川、阿武隈川、多摩川などが氾濫したのに安倍は「協力してやっていく」と言っていた。自分が最高責任者だという自覚が全くない。近年の台風の甚大な被害は、自然災害としてすまされない。地球温暖化に何ら取り組んでこなかった安倍政権による人災と言わざるを得ない。

 

 2011年3月11日の東日本大震災と東京電力福島第一原発事故(メルトダウン)は、自然と共に生きる事を暗示している。原発事故で故郷を追われ国家公務員住宅に避難した自主避難者に「期限が切れたから2倍の住宅費を払え払えないなら裁判に訴える」として被災者を追い出そうとしている。全くもって信じられない。原発事故は、原発を国策として推進して来た国と電力会社にすべての責任がある。被災者に何らの責任もない。東京地裁は、原発事故当時の東電の会長・社長・原発担当者に「自然災害の予測は困難」として無罪とした。又農地が放射能で汚染され放射能の除去を求めた裁判では「被災者が放射能を除去して東電に賠償請求すればいい」と無茶苦茶な判決をだしている。被災者に多額な除去費用を出せるはずなどないのに全く信じられない。安倍政権の意向に添った判決でもはや三権分立は絵に描いた餅と言わざるを得ない。

 

 安倍政権による人民への弾圧が激しさを増している。沖縄の違法な辺野古基地建設に反対し、辺野古埋め立てに身体を張って抗議する人々に警察は暴力を振るって襲い掛かり怪我人が続出している。抗議する人々を裁判所の令状もなく拘束したり無断で写真を撮っている。肖像権の侵害だ。天皇在位に反対するデモ隊に襲い掛かり3名を「公務執行妨害」で不当逮捕した。デモは、東京都公安委員会に申請して行われたものであり正当なものである。警視庁はデモ隊が安全に目的地に到着するまで警護する義務がある。逮捕は警視庁による業務妨害である。断固抗議する。

 

 世界を席巻する新自由主義は、経済格差を拡大している。国際非政府組織のオックスファムは世界で最も豊かな富豪26人が貧困層38億人分と同等の資産を保有していると報告している。チリで行われる事になっていたCOP25の世界会議は、格差拡大に怒る人民によって粉砕された。香港では、自由を求めて武装警察と連日闘っている。

 

 私たちは、世界のすべての人々と連帯し政権を私物化し、棄民政治を行っている安倍政権を打倒し、日米安保・軍事同盟を破棄し基地を撤去するまで闘い抜くことを明らかにする。

 

2019年11月16日

バスストップから基地ストップの会とデモ参加者一同 



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