バスストップから基地ストップの会  

2015年6月以前の記事は http://www.geocities.jp/stopfromstop/ へ。

2019年3月定例デモと申し入れ書

2019-03-17 | 日記
 16日は座間キャンプへの3月定例デモ。同時刻に開催された沖縄の県民大会と官邸前の集会とも熱い心の連帯感でつながり、12人の参加者で元気よく歩きました。ゲート前での申し入れ書の読み上げも気迫に溢れたもので、思わず胸が熱くなった。受けとる自衛官にも響いてほしい。
今回も沿道の人にこのデモのちらしと「辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏キャンペーン」のリーフレット(2月の定例デモの記事に写真掲載)とを共に配った。
 お寺から出てきた年輩の(私たちよりちょっと上の男性たちが、7~8人)「俺たちも戦中派」と、みんなでチラシを受け取り励ましてくれたのは、嬉しかった。

      


           申 し 入 れ 書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団前方司令部司令官      ビエット・ルオン少将様
陸上総隊司令部日米共同部長                    野村 悟 様
座間駐屯地司令                          尼子 将之様

2月24日に行われた辺野古新基地建設を問う沖縄県民投票は、建設反対が投票総数60万票の7割を超える43万票を上回り圧勝した。出口調査では自民・公明支持者ですら反対票が賛成を大幅に上回り、「どちらでもない」に投票した人は10%台に過ぎなかった。普天間基地のある宜野湾市ですら三分の二が反対した。若者を含む全世代で「辺野古NO!」の声が「建設賛成」「どちらでもない」を圧倒し18,19歳でもっとも高かったことにも驚かされた。
しかしこれほど明らかに示された「民意」を日本政府は無視し、開票翌朝から工事を強行した。90mにも及ぶ軟弱地盤についても無視して70mより深い部分の工事は不要と強弁、まさにドロのなかに膨大な私たちの税金を投げ込んでいく。毎年沈下を続けるような不安定な基地を、ほんとうに米軍が使い続けるのだろうか?ゼネコンを儲けさせ自分たちのメンツを守るためだけに貴重な自然を壊しているとしか思えないこの建設工事には、どんな意義があるのだろうか。
その週の3月1日、石垣市平得で陸上自衛隊駐屯地の建設工事が始まった。2日前に行われた住民説明会でも地下水汚染や生態系への影響などの住民からの不安・疑問に十分答えられないまま、環境アセスメントを実施しなくてすむように今年度中に工事を強行したのである。住民の不安に真摯に向き合わない姿勢は辺野古に共通する。何が「ていねいな説明」なのか?市民の反発と不安を煽っているとしか思えない。

1945年3月10日深夜、約300機のB29爆撃機が東京上空に飛来し2時間で33万発の焼夷弾を投下、一夜で10万人もの人が焼け死んだ。それでも当時の東京都長官と警視総監は「都民は空襲を恐れることなく、ますます一致団結して奮って皇都庇護の大任を全うせよ」と告諭し、小磯首相はラジオで空襲に耐え聖戦目的の達成に邁進するよう呼びかけた。被害は僅少なりと伝えられ、大阪、名古屋と次々と被害は拡大していった。
当時の日本の指導者たちは真実を国民に伝えなかった。末端の兵士たちにも伝えなかった。疑問を持った民や兵士は取り除かれ、多くの人々は黙ってお上からの命令に従って殺されていった。

また同じことを繰り返していいのですか?黙って首をすくめていていいのですか?
沖縄県民は辺野古の新基地はいらないと自分の意思を示しました。私たちも、私たちの意志を改めて示します。「戦争につながるキャンプ座間はいらない」と。

2019年3月16日  
                             バスストップから基地ストップの会とデモ参加者一同

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