バスストップから基地ストップの会  

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2020年3月定例デモと申し入れ書

2020-03-23 | 日記

3月21日(土)は、座間キャンプへの定例デモでした。お彼岸のぽかぽか陽気に、気の早い桜も住宅街の春の花も一斉に開いて、ここのところの新型コロナウィルス情報(信頼できる情報かどうかは疑わしいが)で沈みがちな気分を弾ませてくれる。デモ参加者も、次々に増え17人。
デモコースの公園には親子連れが多かったが、後半のキャンプ座間から相武台前駅に向かう道路は体育館も休館で通行人がいない。たまに人がいても、マスクの奥の目は沈んでいる。集会や講演会が自粛や中止に追い込まれる中、デモは貴重な意思表示だ。長引くコロナウィルス禍でさまざまな問題への行動が抑え込まれないように、冷静沈着に行動したい。

今回の申し入れ書を書いたKさんより

司令官への申し入れというより、自分の思いの吐露になってしまった。というのも週刊文春最新号の、相澤冬樹さん取材の、森友自殺財務相職員赤木俊夫さんの遺書全文公開と、俊夫さんの3回忌に、国と佐川を提訴した、妻昌子さんへの取材記事に、頭の中が独占されていた。こうして命懸けの(安倍の一言で、公文書改ざんに手を汚した財務省の末端の現場職員が、血を吐くような苦しみの末、自殺にまで追い詰められた)赤木さんの心の叫びを、この告発がなされなかったら自分は、このまま過去の出来事にしてしまっていたではないかと、夜も眠れなくなるほど衝撃だった。それに対する安倍や麻生の態度がまた許せないものだ。
そんな思いで、まとまりのない申し入れ書ですが、道行く一人の人、ゲート前の一人の人の心にでも響いてほしいという気持ちです。

             

 

             申 入 書

 

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団前方司令部司令官 ビエット・ルオン少将 様
陸上自衛隊座間駐屯地司令             尼子 将之 様
陸上総隊司令部日米共同部長            野村 悟 様


2005年、米陸軍第一軍団司令部の座間キャンプへの移駐に反対する私たち市民が、ゲート前に座り込み、毎月1回の抗議デモを始めて15年目になろうとしています。私たちの願いとは逆に基地機能の強化が進んでいます。
今、我が国の政権を握っているのは、偽造、ねつ造、安倍晋三と言われ、2期目で歴代最長期間、総理大臣に居座って、民主主義国家の形をかなぐり捨てて人事権を掌握して権力を握り、森友加計問題、桜を見る会と、空気を吐くように嘘をつき、国民市民を欺き、戦争する国へと、独裁政治を進めています。今はアメリカ政府に追随する安倍政権の目指すのは、戦前の天皇を中心に国家神道の復活や、過去の侵略戦争を反省しないばかりか肯定し、家父長制度を強調し男女平等を否定するものです。
この安倍政権は、集団的自衛権の解釈を捻じ曲げて自衛隊を海外派遣し、戦争への道を突き進んでいます。
数々の嘘を繰り返す安倍内閣だが、国有地8億円の値引きの森友問題では、「私や妻が関与しているということになれば総理大臣も議員もやめる」と言った嘘に合わせて、安倍昭恵の関与を消し去る大掛かりな公文書改ざんがはじまったのです。
以下の文は森友問題の公文書改ざんをさせられた誠実な公務員の赤木さんの手記で、自殺した2年後の今月18日に妻が、国と佐川元理財局長を提訴して公表したものの最後に書かれています。
「家族(最も大切な家内)を泣かせ、彼女の人生を破壊させたのは、、本省理財局です。
私の大好きな義母さん、謝っても、気が狂うほどの怖さと、辛さ、こんな人生って何?
兄、甥っ子、そして実父、みんなに迷惑をおかけしました。
さようなら 」
この魂の告発文を残して自殺した赤木さんに対して、「大変胸の痛む思い」と、嘘をつきながら、再調査はしないとしらを切る安倍。こんな嘘つき総理は日本の恥です。私たちは、何よりも命を大事にする、嘘をつかない政治を熱望します。今世界中で新型コロナウイルスの感染が広がり、日本においても安倍政権の対応が問題となっています。
福島の原発事故が今なお収束せず市民の苦しみが続く中、放射能はアンダーコントロールと世界にウソをついてオリンピックを招致をして、新型コロナウィルスも検査体制を進めぬまま、いきなり、全国の小、中、高校を休校とし、国民市民を生活不安と命の不安に突き落としました。そしてこの機に乗じて非常事態宣言を安倍内閣総理大臣が握るという法改定を進めました。
世界中で温暖化、気候変動による大災害、大地震、津波が頻発し、このような感染症が広がる中で、私たちは、何と取り組まなければならないかは、誰だってわかることではありませんか。ここまで生き物を殺し自然を破壊しつくしてしまった原因はあくなき利己主義とあくなき利潤の追求の結果です。戦争のための巨額の武器は巨大企業をさらに肥大化します。
もう巨大企業のあくなき利潤追求はやめなさいという地球からのメッセージとして、この感染症を受け止め、格差をなくし、一人一人の命と生活がしっかり守られるような政治に変えて行きましょう。
人殺しの基地も訓練もいりません。米軍は自分の母国におかえりください。自衛隊は、この災害救援のプロとして、人命と地球上の生き物の命を救うための訓練をしてください。
今、命を救うためにどれだけあなた方の力が求められているでしょうか。考えて見てください。この国の安倍政権は、本当に誠実な公務員の赤木さんを死に追いやって平気で嘘を毎日ついているではありませんか。
一生一度の人生を、司令官も、アメリカ兵の皆さんも、自衛隊の皆さんも、本当にこれでよいのか考えて行動してください。心からお願いします。
  2020年3月21日     バスストップから基地ストップの会とデモ参加者一同

 

     

 

 

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